試練の大雨、白馬大池テン泊☆(蓮華温泉〜白馬岳)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 10:38
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 1,914m
- 下り
- 1,904m
コースタイム
5:23 蓮華温泉 5:43
7:10 天狗の庭 7:14
8:14 白馬大池 9:49
10:17 船越ノ頭
11:03 小蓮華山 11:04
11:32 三国境 11:33
12:10 白馬岳 12:28
14:14 白馬大池
8日
白馬大池 5:52
6:34 天狗の庭
7:32 蓮華温泉 7:41
天候 | 7日 曇りのち大雨、風は弱めだったが朝方は時折吹いた 8日 夜が明けると辛うじて風雨が小康状態となり撤収・出発できた |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:蓮華温泉から車で自宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース自体は問題なし、ほとんど手を使う必要なし 白馬大池テント場:1人500円、受付は9時頃から 石での固定禁止、ペグを必ず使用すること ペグは刺さりやすいそうだが、私にはそれでも大変だった |
写真
感想
山行計画に行動予定と装備。
http://www.yamareco.com/modules/yr_plan/detail-54722.html
私の目標の1つに、
9月の新月の日に家族3人で白馬大池でテン泊し満天の星空を見る、
というのがあります。
日傘嫁と我が娘はまだまだ無理ですが、
私1人ならできそうだ、
ということで日傘嫁のお許しを得て、行くことにしました。
朔(新月)は5日なので、三日月が西に沈んだ後は真っ暗になるはずです。
前日の予報は曇りのち雨、夜間に雨が降るとのことでした。
雲が晴れる時間はあるだろうと思いました。
入りは、ロープウェイの影響が無くて短時間な蓮華温泉から。
スキンアウトで11kgの荷物は少し重かったですが、
大して苦労することもなく、白馬大池へ。
まだ時間が早くて山荘が忙しかったので少し待ちましたが、
9時前に程なく朝一番で受付してフロアレスシェルターを
張りました。
ここでのアクシデント。いきなりペグのカーボンコアステイクを
2本も折ってしまいました。馬鹿力で横に捻るから…。
予備のペグは持ってきていません。軽量化でリストから外してしまってました。
折れたペグを何とか地面に突き刺して我が別荘を完成させました。
マットやシュラフを中に置いて、シェルターが倒れるのを少し心配しながら
白馬岳へ出発しました。
この時点で雨は無し。
しかし少し登り始めると雨がポツポツしだします。
船越ノ頭あたりでレインウェア上下を着用。
大河ドラマ「坂の上の雲」のエンディング道は
ガスで全く見えません。
順調に進みますが、雨は降り続けました。
靴の中が濡れてきたので白馬岳頂上で
防水ソックスに履き替えました。
白馬岳は2回目ですが、前回よりも見通し悪く、
隣の旭岳すら見えませんでした。
しかし、こんな時は居るはず…ということで
行き帰りで雷鳥を見ることができました。
特に帰りは雷鳥さんを間近に見ることができました。
ヒョコヒョコ歩いて可愛いです。
雨は止まないのでテント場はどうなっているのだろうと
心配しつつ戻ってきました。
シェルターは無事でしたが白馬大池は完全に雨でした。
荷物を全部シェルターの中に入れて夕方まで寝ました。
雨は降り続けています。
晩ごはんは、固形燃料でお湯を450cc沸かしてアルファ米チキンライスと
みそ汁を作って食べました。上出来。
後は軽ビビィサック、シュラフカバー、シュラフに包まって
雨が止むのを待ちますが、一向に止みません。
時折シェルターを雨が叩く音で目が覚めました。
シェルターの中にあるのに荷物がどんどん濡れていく…?
テントの中で雨が降るというのは本当でした。
シェルターの内側に付いた結露が荷物を濡らしていると分かったのは
夜に入ってから。ソックスがびしょ濡れになってしまいました。
レインウェアと靴以外の荷物は軽ビビィサックの中へ。
ソックスはヤマノートに書いてあった上腕の辺りで
温める方法で乾かしました。
軽ビビィサック:
単体で雨の直撃を耐えることはできない、
屋根、タープやシェルターの下で飛沫程度から守ることができる
200グラム程度のビビィサックを指しています
シェルターの中は、雨や風の直撃は受けませんが、びしょ濡れの状態。
床は濡れた地面で足の置き場が無く、自由な姿勢が取れません。
風が吹くとフライシートが揺れて、飛沫が飛び散ります。
軽ビビィサックの中にいても通気窓から飛沫が顔に掛かって目が覚めました。
狭い軽ビビィサックの中で少し寝ては起きてシェルターの中の様子を確認する、
問題ないことを確認してまた寝る、の繰り返しでした。
軽ビビィサックの中への浸水は無く、体や足元が十分に暖かかったのは
良かったと思います。
夜半1時過ぎに雨が止んだので外を覗きましたが、ガスで星は見えませんでした。
またバラバラ雨がシェルターを叩き始めました。
結局雨は夜明けまで止まず。
トレランシューズや防水ソックスは濡れたままだったので、
撤収の時に凍えないか心配でしたが、何とか大丈夫でした。
腹持ちから、朝は食べずに山を下りることを決断。
カロリーメイトとペットボトルの水で何とかなると思いました。
辛うじて雨と風が弱くなり無事に撤収することができました。
カーボンコアステイク、さらに1本破損。使いこなせていません。
白馬大池に何しに行ったんだっけ…?
星空は見えなかったけど、
白馬大池に行くことができた、
白馬岳を往復することができ赤線を繋げられた、
雷鳥さんを間近に見ることができた、
そして何よりもテント泊、
しかも大雨の状況を体験することができた、
という山行でした。
次に来るのは
東京オリンピックの頃に日傘嫁と我が娘と一緒に
白馬大池山荘泊かな…。
10歳の娘「東京オリンピックが決まった時お父さんは何してたの?」
48歳の私「お父ちゃんは白馬大池で星空が見えなくてがっかりしてた☆(苦笑」
…ここからは山とは関係無い話。
山を下りた後は、大町市の木崎湖でいわゆる「聖地巡礼」をしてきました。
「聖地巡礼」とは。
特にアニメの熱心なファンが物語の舞台となった場所を訪れることです。
対象のアニメを知ったのは2週間くらい前のことなのですが、
私の好みにドストライクでした。
こんなにドハマりしたアニメは久しぶりだわー☆:D~~~
白馬大池の帰りに寄れるじゃん、ということで行ってきました。
行ったところ(聖地)
・ゆーぷる木崎湖(登山後の温泉として使える)
・湖畔の公園
・星湖亭
・稲尾駅
・縁川商店(海ノ口駅近くのYショップ)
・海ノ口駅
レイヤー(コスプレイヤー)がアニメシーン再現の
ロケ撮影をやっていました。こわこわ…。
10歳の娘「東京オリンピックが決まったことをお父さんはどこで知ったの?」
48歳の私「お父ちゃんは聖地巡礼してて海ノ口駅のラジオで聞いた☆:D(キリッ」
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する