塩見岳 鳥倉口 三伏峠テン泊 ピストン
- GPS
- 32:00
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,150m
コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 13:00
天候 | 晴れ〜一時雷雨〜下山時、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉口〜三伏峠間は木製の架設橋があるが、湿っていると滑りやすい。 地図上に表示された水場の手前の斜面に「しょぼい湧き水」があるが そこに騙されてはいけない。そこから徒歩2分くらいに整備された水場あり。 |
その他周辺情報 | 松川IC近くの清流苑で入浴。 |
写真
感想
山頂付近で雷雨に遭遇。
周囲に「どがんどがん、ばりばりばり〜〜」と雷鳴がとどろき
あちこちに雷光が突き刺さる中、ダンゴムシみたいに縮こまって
やり過ごす。この時の描写を、他のSNSに書いたレポから引用。
______以下↓↓_______
塩見小屋から少し下って、山頂まではコースタイムで80分の行程。
森林限界は過ぎており、岩がゴロゴロしたハイステップ多数のルートである。
「ここ、雨だったら滑りやすくて嫌だね」などど言いながら先へ進む。
周囲はガスが出てきて視界は100辰△襪ないか。先の見通しは効か
ないが、斜度が変わってすこし平坦な場所へ出たので「着いたんじゃない」
と思ったら、果たして、そこが山頂であった。
しかし、その手前から周囲では雷の音がしてきており、しかもだんだん
近づきつつある感じ。「長居は無用だね。画像納めたらとっとと逃げよう」
と確認して素早い行動を心掛けたが、大粒の雨がばらばらばらっと来てしまった。
カメラやスマホなど濡れてはいけないものの養生と、ニンゲンの雨具着用を
済ませた。
雷鳴はいよいよ鳴り響く。
稲光と到達音との時間差では雷雲から900辰らいの距離はあるのかなと
思っていたのだ。
この時までは。
下山へ向けて歩き出してしばし、閃光が煌めいて轟音がした。
いや、閃光は見えた気がしたが、実際は音は聞こえていなくて
空気を切り裂く衝撃と圧力を感じたのかもしれない。
体に伝わる振動と、左足の甲のあたりに電撃か、あるいは跳ね上げられた
石つぶての打撃だったのかを?感じ、強い光を浴びせられた目は開いて
いるが眩んでしまって何も見えないし、耳鳴りがして何が起こったのか
わからない状況で立ち尽くしていた。
数秒後、視界が回復し耳鳴りが収まったら、フルシン氏がうずくまっている
のが見える。
フル氏曰く「い・・今、二人の間に落雷がありました(´;ω;`)」との由。
「二人の間に」か否かは判然としないが、先ほど感じた衝撃と、周囲に
立ち込める火打石を擦った時のような、石が砕けた臭気から判断して
少なくとも10数メートル以内くらいの、本当にすぐそこに落ちたのは間違い
なさそう。「体を低くして!収まるのを待とう」と、声を掛け合って待機する
間にも200辰らい先の岩峰へ轟音とともに雷光が突き刺すのを確認。
二人とも生きた心地がせず、長く感じた時間帯でした。
待つことしばし、雷雲の大暴れも徐々に遠くなり、雨もほぼ上がったので
再び歩き出す。雨に濡れた岩場を降りるのは神経を遣ったが、喰らったら
イチコロの落雷に比べたら、まだ気が楽でしたな。
這う這うの体で塩見小屋へ到達。まだ手が震えているなか雨具を脱いで
いると、下からも数パーティが到着してくるが、口々に「凄い雷雨だったね」
と言っていた。
_____皆さん、雷雲の確認を怠りなくでございます_____
とってもいい山なので、好天の時にまた登って山頂から絶景を拝みましょう!
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