絶望は希望となりそして疲労が残った。鬼キツの光岳
- GPS
- 12:29
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,987m
- 下り
- 2,998m
コースタイム
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 6:48
天候 | 小雨強風のち微風快晴。 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道に入って直ぐに現れる有名な鋭角ターンは噂通りヤバかった。 知っていたにもかかわらず思わず5歩位進んでしまいましたw 後から見れば通せんぼの木が横たわっているのですが、、、あのピンクリボンは頂けません。 危険個所はありませんが、南アルプスの道らしく油断するとルートから外れる可能性があるので注意です。 避難小屋泊は10人ちょいと言った所。 スペースは十分すぎるくらいあった。 コロナ下のキャパをどう捉えるかによるが、20名まではそれなりの空間が保てるでしょう。通常キャパは50人位と思われます。 私も含めテン泊予定者も多かったが、全員避難小屋泊を選択していました。 ヒルがいるとの情報もあったが、特に何も対策してなくても全く大丈夫だった。 |
写真
装備
備考 | 防寒が甘かった。テン泊装備のため積載がキツくダウンを一枚削ったのがいけなかった。結果的には稜線の樹林帯に助けられたが反省です。 |
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感想
とにかく疲れました。。。。。
一泊の行程でこんなに疲れるなんて信じられません!
直近で言うと皇海山クラシックルートの日帰りもしましたが、一桁ちがう疲労がありました。
確かにテン泊装備で酒も2ℓ以上担いだりと言う点は大きかったですが、それにしてもこの疲労度です。
過去イチの早月尾根日帰りよりはマシでしたが、あちらは日帰り。
今回は一泊であるにもかかわらず2日目の下りで膝がやられました。
昜老岳までの急登はかなり厄介です。北アルプスほど道が整備されてなく歩きにくかったのが影響したのかもしれません。
好天予報ではありませんでしたが、1日目は予報をはるか下回る雨&強風。
光小屋に着いた時は、天候的にも疲労的にもとてもじゃないがテントを張る元気などなく、素直に避難小屋へ避難しました。
この時点では小屋で一緒になった同じくテン泊装備でバチバテになった人と、
「こんなとこ二度と来ねーよ。やっぱ絶望のテカリだな!!!」
とヤケ酒を酌み交わしていたのですが翌朝、、、、
前日は散々けなして悪かったw
好天に恵まれた小屋前は絶望が吹き飛ぶ見事な大絶景!!!!!!!
いや〜〜〜〜〜、凄かったです!!!。
私自身ここまでの好ロケーションでここまで晴れたご来光を見たのは人生初。
近年日帰りが面倒になってきて小屋泊が増えてきてますが、これこそが日帰りでは味わえない醍醐味だと思います。アホみたいにシャッターを押してしまいましたw
ですがこのご来光、小屋前よりも絶好のロケーションがあります。
イザルヶ岳山頂です。
ここは半端じゃなかったでしょうねぇ。。
前々日から悪天で小屋に停滞していた若者2人組がいましたが、流石と言うか停滞を取り返すべく唯一イザルヶ岳へ向かいご来光を拝んでいました。
そのご来光時の絶叫はしっかり光小屋まで届いていましたw
停滞があったからこその感動だったのだと思います。
山頂は噂通り展望はありませんが、すぐそばに展望所があるので、絶望のテカリは言い過ぎかなとw
ただし、行きも疲れましたが、帰路の下りも予想以上に疲れました。
これまで日帰りを検討した事もありましたが、本当にやらなくて良かったですw
下りで膝がやられたのは3年前の早月尾根以来です。
よくよく考えてみれば、ゲートから山頂まで標高差は1800m近くあります。
ヤマレコではバンバン日帰りのレポがあるので日帰り出来そうな気になってしまいますが、あの急登は甘くありません。登りは当然として下りで急登の真価が現れるのでしょう。
小屋泊でも充分に健脚レベルの行程だと思いました。
絶望のテカリと呼ばれてしまった光岳。
確かに山頂までの長い距離のほとんどが樹林帯で景観があるとは言い難いですが、その苦労があってこその大絶景。
ここまで山深い所まできてやっと味わえる玄人好みの山なのかもしれません。
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