記録ID: 3436707
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ハイキング
剱・立山
黒部ダムから剱岳北方稜線へ
2021年08月11日(水) ~
2021年08月12日(木)
体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 15:44
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 3,456m
- 下り
- 2,521m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:18
2日目
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 9:55
15:09
ゴール地点
天候 | 1日目: 雨上がりの快晴。昼過ぎから稜線にはガスがかかり気味。 2日目: そこまで温度は下がらなかった朝。微妙な空の早朝だったが、やはり雲が多く、早い時間から稜線上は小雨がぱらつき、ガスがかかって眺望はなくなる。ただ、下山時に高度を落とすとガスが切れ、小雨はぱらつくも、割と長く小康状態で、天気はもった方だと思う。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
扇沢→黒部ダム:関電トンネル電気バス(ほとんどの人が室堂へ向かう) 室堂→立山:高原バス+立山ケーブルカー |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒部ダム→池ノ平小屋: 前日の大雨の影響で、内蔵助谷に沿った登山道の崩壊地は踏み跡が消えており、少し下の安定した部分を通過。 内蔵助平からの涸れ沢は最初の区間が増水し沢となっていたが、降雨から時間がたっているため水量は比較的少なく、飛び石通過よりも水の中を歩いた方が楽なのでサンダルで通過。 問題は、剱沢の増水のためハシゴ谷橋が流されていたことで、はじめはどこか渡渉できないか探索したが、流されること必至の水流だったので、もう一方の右岸ルートに向かう。ルート入口にロープがかかっており、通行できないかもとは思ったが、様子だけでも見ようと進み沢に降りると三の沢雪渓に繋がる。渡れそうな状態だったので、アイゼンを装着して崩壊に注意しながら無事対岸へ。左岸の雪渓は中央部が崩落しはじめていたので端の方を通過。 そして、一苦労後のキツイ仙人新道の急登を経て池ノ谷小屋でテン泊。 池ノ平小屋→北方稜線ルート: 安定していた小窓雪渓をアイゼンで登り上げる。 小窓からの踏み跡は薄い部分もあり、岩場はルートが分かりにくい。ルートを選べばそこまで困難or危険はないため、常に位置を確認し、時々付いているピンクテープを頼りに進む。ガレ場の斜面を登り上げる際には落石を起こすと殺人的に落ちていくので注意。 トラバース箇所の1個目の雪渓はよく見ずに高巻いたが、振り返れば巻くほどの長さでもなかった。2個目の雪渓はやはり急傾斜だったが、せっかく持ってきたアイゼン、ウィペットを活用して慎重に通過。 発射台のガレた下りで岩壁から離れたところを下って行き詰まって戻る。行くてが怖そうに見えたバンドだったが、ロープもあり割と安全に三ノ窓へ。 池ノ谷ガリーは踏み跡が複数あり、途中で不明瞭になったり、楽なルート取りではないものもあるので、安定したところを選びつつ進む。 池ノ谷乗越の岩壁は、写真よりも斜度は低く感じた。クラックの右側を登る。 そして、行き詰まらないようにルートを確認しつつ、長次郎の頭へ進む。バンドは写真で見るよりも幅があり、そこまで恐怖感は感じなかった。 長次郎の頭からコルへは、長次郎谷側のフィックスロープを使った。荷が重いと怖い。 後は、ガスのなか声だけが聞こえてくる方に向かって慣れてきた岩稜を楽しみ剱岳登頂。 剱岳から室堂側の一般ルートも初めてだったが、予想よりもテクニカルで、そういう場所の頻度も高くて驚いた。当日は人が少なかったが、多いと渋滞必至だと納得。 |
その他周辺情報 | 雷鳥荘の日帰り入浴利用。食事もできます。 |
予約できる山小屋 |
剣山荘
|
写真
撮影機器:
感想
連日雨予報のお盆前のチャンスを狙い、数々の不安要素を乗り越えて北方稜線に挑戦。
今までで一番の緊張感で、途中出会った雷鳥には本当に心癒されたが、
ガスかかり小雨降り出した発射台あたりが不安MAXだった。
その後は全く眺望はなかったが、ほとんど雨は降らず、冒険的な道のりに夢中。
今度は是非絶景を楽しみたい。
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