大雪高原温泉 〜 緑岳 2020 〜 白雲岳避難小屋 （クモイリンドウに会いたくて）

2021年08月15日(日) [日帰り]

• GPS: 09:54
• 距離: 11.3km
• 登り: 950m
• 下り: 941m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:37
• 休憩: 2:17
• 合計: 9:54

距離 11.3km 登り 950m 下り 950m

6:37 大雪高原温泉
7:18 7:22 見晴台
7:58 7:59 第二花畑
8:40 8:48 緑岳直下1711付近
10:01 10:15 緑岳
10:33 緑岳分岐(板垣新道)
11:08 12:25 白雲岳避難小屋
13:17 緑岳分岐(板垣新道)
13:33 13:38 緑岳
14:37 14:41 緑岳直下1711付近
15:14 15:38 第二花畑
16:00 見晴台
16:31 大雪高原温泉

緑岳の標高は2019.9mで四捨五入すると2020mだが、数年前までは四捨五入で2019mだったので山頂の標識はそのまま2019mになったまま。でもお陰で2019年も2020年も標高年として賑わったが、残炎ながら2020年はコロナ禍と重なってしまったのは残念。
なお三等三角点で点名は南大石狩。
名称が緑岳になる前は松浦武四郎の功績を称え「松浦岳」だった。
江戸時代末期の探検家松浦武四郎は、28歳から41歳まで6回に及ぶ蝦夷地の探査、51歳で迎えた明治維新においては政府開拓使で蝦夷地にかわる北海道の名称他、国名（元の支庁名に相当）、郡名とその境界の撰定に関わった功績でも有名。

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

8/17 12:41

大雪山の固有種クモイリンドウが例年より半月以上早く、7月下旬から咲き始めたとの情報を得て、もしかしたら遅いかもと危惧しながら行ったが、今が旬で事なきを得た。
もう山は時期的に秋なので、他の花は全て盛りを過ぎ果期を迎えているので、今年最後の名残の花々と果実を楽しみながら、道中ゆっくりペースで観察登山を楽しんだ。
往復11km、累積標高差1085m

8/15 6:42

登山開始地点
ところどころ噴気が出ている

8/15 6:48

果期のヨツバヒヒヨドリ（クルマバヒヨドリ）

8/15 7:18

見晴台

8/15 7:18

忠別沼の沢
左は式部岩、右は高根ヶ原
見晴台にて

8/15 7:25

コバノイチヤクソウ

8/15 7:29

クロウスゴ

8/15 7:43

第一花畑と緑岳

8/15 7:44

第一お花畑の雪融け直後のチングルマとエゾコザクラ

8/18 16:50

第二花畑にて緑岳
右側にベンチがある

8/26 15:11

果期のチングルマ群生
第二お花畑にて

8/15 8:12

雪融けが遅かった所は未だエゾコザクラが満開
第二花畑

8/15 7:49

ホソバノキソチドリ

8/15 7:50

ヨツバシオガマ

8/15 8:15

チングルマとアオノツガザクラ
第二花畑上部ではアオノツガザクラの群生が続いていた

8/15 7:57

果期のミネヤナギ

8/15 11:03

コガネイチゴ

8/15 8:36

コバイケイソウとチシマノキンバイソウ

8/15 8:37

エゾボウフウ？ミヤマセンキュウ？かな

8/15 8:39

エゾノマルバシモツケの果実

8/15 8:44

シラネニンジンの花と果実

8/26 15:41

高根ヶ原と残雪（忠別岳やトムラウシ山は雲中）
緑岳中腹にて

8/15 9:37

コメバツガザクラの果実

8/15 9:38

果期のヒメイワタデ

8/15 9:40

チシマツガザクラの果実

8/15 9:45

コケモモの果実

8/15 9:48

ガンコウランの果実

8/15 9:50

キバナシャクナゲの果実

8/15 9:55

ウラシマツツジの果実

8/15 10:46

板垣新道（緑岳分岐）〜白雲岳避難小屋へ
例年以上の残雪
今夏下界は猛暑続きだったのにこんなに残雪があるとは

8/15 10:47

板垣新道の白雲岳避難小屋手前コルの雪渓
中間地点
間もなく白雲岳避難小屋

8/15 10:59

イブキトラノオ

8/15 11:00

タカネトウウチソウ

8/15 11:00

エゾノミヤマアザミ（旧名はミヤマサワアザミ）

8/15 11:03

ミヤマアキノキリンソウ（コガネギク）

8/15 11:17

白雲岳避難小屋入口

8/15 11:57

果期のエゾヤマゼンゴ

8/15 11:59

クモイリンドウと果期のキバナシオガマ

8/15 11:59

クモイリンドウ

8/15 12:04

クモイリンドウ

8/15 12:06

クモイリンドウと果期のムカゴトラノオ

8/15 12:30

エゾヒメクワガタ

8/15 12:40

雪融けが遅かった地点ではミネズオウがやっと咲き出した
この場所は他より2ヶ月以上も遅い

8/15 12:40

雪融けが遅かった地点では同様にキバナシャクナゲも咲き出した

8/15 12:51

ジンヨウスイバ（マルバギシギシ）の果実
いつも咲いている場所は未だ残雪の下だったとは

8/15 13:03

レブンサイコの果実

8/18 23:55

チョウノスケソウの果実

8/18 23:56

リシリリンドウ

8/18 23:58

リシリリンドウとコケモモ

8/19 0:04

チシマクモマグサ

8/26 15:43

エゾツツジの果実.

8/26 13:20

ホソバイワベンケイ果実

8/26 14:53

エゾイワツメクサの果実と残花

8/26 15:07

チシマキンレイカ（タカネオミナエシ）の果実

8/19 0:00

緑岳
下山時は視界不良

撮影機器：

iPhone X Apple

装備

共同装備

熊スプレー 鈴 ガスコンロ一式 他

感想

okahana

クモイリンドウは大雪山の固有種で、本州のトウヤクリンドウより丈が低く花が大きいと言われている。私が北アルプスで撮ってきた写真では、花の外側の濃緑色のすじ模様がトウヤクリンドウより濃い。
花期は8月中旬〜下旬だが、今年は猛暑のせいか7月下旬から咲き出した。
なお白雲岳避難小屋は昨年6月下旬〜9月中旬に新築建て替え工事が行われた。周辺の高山植物の植生を守るとは聞いていたが、クモイリンドウがどうなっているか？　その心配もあって行ってみたが、見事咲き誇っていたので感激した。
改めて関係者に感謝します。
登山開始、晴れ10℃。緑岳&白雲岳避難小屋、曇り10〜11℃。下山、曇り18℃。緑岳はMax5m/s