赤木沢 (黒部 薬師岳 薬師沢 太郎平)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,871m
- 下り
- 1,864m
コースタイム
9:10折立登山口 → 12:50太郎平小屋 → 15:05薬師沢小屋
○9/15(日)
5:45薬師沢小屋 → 6:55赤木沢出合 → 8:30大滝下 → 10:03 2420m地点(沢筋から離脱)
→ 10:37稜線登山道 → 12:24太郎平小屋12:53 → 15:08折立登山口
天候 | 黒部の名渓に行きました 今回は小屋に泊まってのんびり行程です 14日:薄曇り 15日:雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし 癒し系 デート沢 |
写真
感想
黒部は遠い。前泊地への到着が深夜になったので、遅い出発となる。
連休初日とあって、たくさんのハイカーに混ざってゆっくりとしたペースで登る。
初めは薄曇りだったが、太郎平小屋に着くころにはガスの中。雄大な薬師岳が全く見えない。
早々に薬師沢に向けて下る。途中、登山道脇に生えているブルーベリーの収穫に精を出す。
薬師沢小屋到着は15時過ぎ。早速黒部川にかかるつり橋たもとのテラスで宴会開始。
この小屋は2リットルのビール缶が売っているが、これをまずは2缶空けて、その後は持参した酒を飲み合う。
出来上がった状態で夕食。名物の豚の角煮と豚汁が旨い。
夜半、雨の音が強かったが、明け方には止んでいた。予定より少し遅れて出発。
途中、雨が降ったり止んだりを繰り返しながら、奥ノ廊下を進む。
何回か渡渉し、魚止めの滝を左岸から巻いたところで、赤木沢の出合いに到着する。
出合いには先行のパーティが休止していた。ここまでで3・4パーティを抜いて、我々が先頭になる。
入渓してすぐに滝が続くが、どれも直登が容易か巻道が明瞭なものばかり。
全く難しいところはなく、順調に進む。天気はというと、晴れ間が差したり強く降ったり、相変わらず忙しい。
やがて大滝に辿り着く。左岸のカンテ状あたりが登るのに都合が良さそうであったが、今日は人数が多いので巻くことにする。
手前の小滝を戻り、左岸から巻く。大滝落ち口に出る巻道は明瞭。
大滝を過ぎてすぐのところに1:1程の支流が流れ込むので、これを右に入る。
この右沢を進んで詰め上げれば、赤木岳の北側の稜線に出るので、太郎平までの戻りが幾分短くなるという算段だ。
この先は小滝が連続するが、どれも容易に登れる。
やがて沢の両岸が背の低い草木のみになり、源頭を予感させる風景になる。
大体2400mを過ぎたところで、周りが草原状になってきたので、沢を離れて右方向へ歩き出す。
点在する池塘、ほんのり色づいた草が広がるたおやかな地形、その上を歩くのは自分達だけ。楽園のような世界が広がっていた。
晴れていればどんなに良かっただろうか。
右手にある赤木平に続く緩やかな尾根を乗っ越して、5分ほどハイ松を漕いだ後は、赤木岳の北にあるコル目指して、涸れた沢を詰める。
稜線直下には大きな雪渓があったので、これを左から回り込むようにして這い上がり、登山道に飛び出した。
装備を解除し、ハイカーに戻る。
北ノ俣岳付近の稜線は横殴りの暴風で、軽装の我々に容赦なく大粒の雨が叩きつけられる。
それも30分ほどで、やがて晴れ間が覗き出し、雄大な薬師岳が我々を迎えてくれた。
太郎平小屋に着いた後はみんなでラーメンを注文して大休止。
後は下山するのみ。台風が接近しているので足早に駆け下りる。
亀谷温泉に入った後は、魚津に移動し、駅前のホテルにチェックイン。
近所の料理屋で地魚料理に舌鼓を打った後、回転寿司屋にハシゴ。
下山後の富山の夜は、おいしくおかしく過ぎていった。
遡行図を作成中です
完成したらアップします
P.S.
登山道脇のブルーベリー、みなさん何で食べないのかな?
食べられることを知らない?
食料は持ってくるものであって、現地で調達するという感覚がない?
山菜・キノコ・魚を採る沢ヤにとっては、ブルーベリーなんておいしいデザートです。
自分も一般道を歩いているだけの頃は、食料を採るという感覚なんかなかったように思います。
おいしいのになあ。でもみんなが採ると、自分の取り分が減っちゃうから、まあいいや。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する