七倉〜船窪岳〜不動岳〜南沢岳〜烏帽子岳〜高瀬ダム〜七倉
- GPS
- 12:00
- 距離
- 23.6km
- 登り
- 2,833m
- 下り
- 2,836m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
9月に入ってからの週末の天気は冴えなく、予定していた山行もキャンセルとなっていた。3連休に猛威を振るった台風も過ぎ去り、台風一過で全国的に晴れの予報。これは山に行くしかないと遅めの夏休みを取った。昨年七倉から扇沢へ抜けたので今年は七倉を起点に船窪、不動、南沢、烏帽子を巡って一周してみよう。
七倉を3時に出発する。中秋の名月が近いお月様の光の下、静寂に包まれた七倉尾根を登る。ライトで足元を確認しながら登ったため、オーバーペースにならずに済んだ。鼻突き八丁を登りきると、東の空が明るくなってきた。天狗の庭を過ぎたところで陽が昇る。何度見ても日の出は心が洗われる。
3時間弱で船窪小屋に到着する。天狗の庭で少し休憩したのでスルーして船窪岳へと向かう。ここから不動岳まで至る所で崩落している。それほど危険なところはないが、足を滑らした終わりのところもあるので注意したほうがいい。整備の行き届いた道を梯子を交えながら一旦降ってから、船窪岳まで登る。船窪岳で朝飯とした。
次の目標となる不動岳は近くに見えるので、直ぐ着くかなと思ったが、アップダウンが多く辛いが、時折見える槍ヶ岳が心の支えとなる。樹林帯を抜け、船窪小屋を今朝出発した登山者に追いつき、うんざりしてきた頃ようやく不動岳山頂に到着した。景色をもっと楽しみたいが、まだ先が長いので先を急ぐ。
南沢岳行くまでもアップダウンがあったが距離的に近くそれほど気にならない。南沢岳は標柱もなくのっぺりした山頂だが景色はいい。南沢岳からは視界の良い北アルプスらしい稜線歩きとなる。四十八池に烏帽子岳が映り雰囲気がいい、夏は沢山の花が咲き乱れるのだろう。烏帽子岳を横目にどこから登るのか心配になったころ、山頂への分岐が現れる。山頂から見える赤牛岳にはいつ行けるのかと思いつつ昼飯を食べる。
山頂を後にし、ブナタテ尾根を快調に降る。濁沢の河原に着き、旗が立っている方向に行ってみたが、先日の雨で増水し名のとおり濁った濁沢を渡れるところが見当たらない。尾根の登り口まで戻ったりウロウロしてようやく川に倒木が掛かっているところを見つけた。
吊橋を渡り高瀬ダムへと抜けるトンネルはダンプが行き交い、歩道を歩いているとはいえ怖い。予定より早く降りてこれたのでタクシーは使わず歩いて七倉まで行く。通行するダンプやタクシーは、無線で歩行者がいることも知らされているし、先頭車両は後続車にハザードで知らせて歩行者に対し配慮してくれているが、それでも怖い。ちょうど12時間で七倉に戻ってきた。
今日歩いたルートは北アルプスでもマイナーなルートではあるが、短時間で稜線に上がれ、人も少なく静かな山を楽しみたい方にはお勧めだと思います。これからの紅葉の季節も良さそうな感じです。
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