後方羊蹄山(真狩コース)
- GPS
- 08:18
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 1,655m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 8:18
天候 | 曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
標高差が約1500メートルあり、日帰りで山頂まで往復するのはある程度慣れていないと大変。早出を推奨。途中笹が登山道を覆っていて歩きづらい箇所多し。山頂に至る岩場は落石・滑落注意。 |
写真
感想
後方羊蹄山=羊蹄山は、これまで北海道には何度も来ていたが眺めるだけで登る機会がなかった。今回ようやく登頂できたが、登山口から山頂までの標高差1500メートルはやはりきつかった。しかも天気が今ひとつで、雨はなかったものの終始ガスだったのはかなり心残りというかかなり残念。詳細は以下に。
真狩登山口の駐車場には8:08に到着。かなり遅い時間で既に暑い。道中で見た羊蹄山は山頂付近に雲がかかっていて、そう簡単には取れそうもなかった。準備をして8:16に出発。こんな遅い時間に歩き始める人などいないと思ったが、そんなことはなくて、同時間に歩き始める人多数だった。最初にトイレに寄ってから本格的に行動開始。羊蹄山は眺める分にはきれいだが、実際に歩くとなるとかなり大変なのは行く前から理解していた。何せ標高差が1500メートル。登山口も4カ所あるが、その中でも一番記録が多く上がっている真狩コースを今回は選んだ。歩き始めは樹林帯。樹林の外は晴れていて暑いが、木陰があると案外涼しい。本州の山でこの標高だったら暑くてたまらず、その場で敗退確実だと思う。歩き始めると1合目、2合目、、、と律儀に表示があらわれる。樹林帯歩きで展望もなく、それくらいしか自分の位置を確かめる手段がないように思えた。
最初の1時間はかなり良いペース。先頭を歩くZさんも体調が良さそう。しかし1時間を過ぎたあたりから自分のペースが落ち始める。朝一のペースとしては速過ぎたのかもしれない。Zさんは調子良さそうだったが、その後自分は不調に。それでも登り返しはなく標高は確実に上がるのは幸い。止まらず歩けば、少しでも山頂に近づくことができる。標高1000メートルを超えると、下界の熱気は失せ、だいぶ涼しく感じるようになってきた。それと共に周囲がガスに包まれるようになってきた。朝見た時は山頂付近のみだった雲が、標高の低いところまで降りてきたようだった。これで涼しく登れるが、その代わり何も見えない。眺望が全くない。これでははるばる来た甲斐がないが、帰るわけにも行かず黙々と進む。6合目を超えた辺りからは登山道が笹に覆われるようになり、ペースが落ちる。メジャールートのはずだが、笹が生い茂る早さのほうが早いようだ。かき分けて進むほどではないが、ちょっと面倒くさい。それでも進むしかないので進む。8合目を過ぎるとシャツ一枚では涼しい通り超えてきたように思え、Zさん共々止まってジャケットを羽織ることに。風も吹いていて、シャツだけでは寒いくらい。このあたりで自分のペースはだいぶ戻ってきた。9合目で避難小屋との分岐を過ぎるとお鉢まではもうすぐ。そして少し歩いて到着するも、濃いガスのため何も見えなかった。非常に残念。ここからは晴れていれば快適な稜線歩きのはずだったが、今日は真っ白な中での歩きにしかならなかった。しかもこの先には少し岩場があって、緊張しながら通過した。
12:35に山頂に到着。駐車場出発から4時間20分ほどだった。山頂は狭く岩場で、写真を何枚か撮ったら退いて少し下に下がって休憩する。今日はこの後お鉢を回る予定だったが、この天候では何も見えない。ただここまで来て単純往復で帰るのも勿体なく感じた。一方でZさんは結構疲労が濃いようで、単純往復で帰りたがっていた。どうするか少し迷うが、自分だけ周回させてもらうことに。Zさんとは9合目で落ち合う約束にして13時少し前に行動再開。既にお鉢の約半分を歩いていたので、残りはどんな所かと思ったが、岩場もなく歩き易く、単純往復よりもむしろ周回したほうが容易に感じられた。これならZさんも連れてくれば良かったと思ったが既に後の祭り。単独でガスの中進む。無事に周回して降り口から下降。9合目に到着するもZさんがいない。まだ来ていないようだった。その後約30分待ってようやくZさんと合流。途中あちこちで道草を食っていたようだ。無事で安心。下山開始。降り始めると暑さを感じるようになったので、2人共ジャケットは脱いでザックにしまう。来た道を戻るだけなので面白みには欠けるがこれしかない。しかもガスの中の歩きなので見通しもない。標高差1500メートルも歩いてこれでは、と思ったが仕方ない。下りも笹地帯に難儀しつつ下る。途中から雲の下に出たようで、周囲が明るくそして何よりも暑くなってきた。このままではたまらないと思ったが、樹林帯歩きが多いので大汗絞って歩くこともなかった。また途中からは洞爺湖なども見え、これらの景色が山頂から見られたらどれほど良かったか、と思わずにはいられなかった。
山頂を出発してから約3.5時間で駐車場に16:33に到着。ここから見る羊蹄山はすっぽり雲に覆われていて、これはダメだ、と思わずにはいられなかった。ようやく念願かなって山頂まで無事往復することができたが、とてもきついので、今は再訪は考えられない。でももし再訪するなら天気が良いときに来てみたいが、もっと涼しい時期を狙うしかないと思う。8月は自分は無理。
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