楢俣川 洗ノ沢
- GPS
- 16:44
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,542m
コースタイム
天候 | 1日目、晴れのち曇り。2日目、晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
テン場について 1250m:薪も豊富で言うことなし。 1450m:土が出ていて快適そうだが凸凹で狭い 1490m:草むらで要整地。薪は広範囲から集める必要あり 1650m:川原に少しのスペース。焚き火あとあり それ以降:笹薮の中に数人寝れる空間は数箇所あった。 |
その他周辺情報 | ふれあい交流館(600円) https://www.enjoy-minakami.jp/spa.php?itemid=585 湯テルメは16:30まで。 |
写真
感想
夏山テン泊縦走トレ予定だったが、紆余曲折を経て泊まり沢へ変更。
CLをさせてもらえるのでCLトレも兼ねる形となった。
場所選定には迷ったが、昨年天候不順で行けなかった洗ノ沢をチョイス。
登攀は大滝以外に全くなく沢登りとしては退屈なので、スレている情報はあるが釣りと焚き火がメインかなと考えていた。
入渓すると思ったより水量が少なく、そして魚影は一切ない…
少しすると先行の釣り人2パーティに出くわした。
聞くとどちらも1250mまでの日帰りとのこと。
となると我々は1250mをテン場として上流を釣るしかないかとガックリ。
やはりアクセスの良さは当然釣り人を呼ぶか…
大休止を挟みつつ後ろをゆっくりついて行ったが、gostinさんのオーラにプレッシャーを感じたのか先を譲って頂けた笑
申し訳ないがありがたく先頭パーティとなる。
しばらく歩くと魚影が出始めたのでtaka10さん、gostinさん、僕で竿を出す。
しかし一切反応なし…
ブドウ虫を忘れてよー分からん川虫を使ったせいか?
魚影が見えたのも1100m付近のみで、その上流では全然だった。
1250mまでの遡行とする気分だったが、皆と相談し当初計画通り翌日笠ヶ岳へ詰めることとし1450mのテン場を目指す。
大滝はロープを出して問題なく登れそうだったが、時間の関係でサクッと巻いた。
しかしテン場探しに難儀。
最終的に1490m付近の高台を全力で整地しタープとツェルトで2人と3人に分かれてギリ寝られる感じとなった。
焚き木集めも濡れたやつが少量しかなく難儀したがtaka10さんtedtacさんの尽力により無事着火!
夕飯はなんとgostinさんお手製のすき焼き!!
というかザックから食料が出るわ出るわ!
この大量の食料を担いで全くブレることのない歩きをしていた体幹には本当に脱帽。
(本来はもっと分担させて持つべきだったので事前確認不足は反省点)
僕の焼き網忘れを補って余りある贅沢極まりない夕飯だった。
焚き火を囲んでの雑談もやはりとても楽しい。
幸せな気分で就寝、途中でマットからずれて数回目が覚めるも意外に快適に寝れた。
翌日も贅沢な朝食を食べ出発。
途中から両岸の笹や木が沢に張り出すようになりかわすのがとても面倒くさい。
それらと戦いながら進むと1650mに明瞭な二俣。
しかし規模や向きからインゼルと判断して、進みやすい右を選択してしまった…
その後は木をかわしたりちょっとした段差を乗り越えたりと忙しく、インゼルの始まりである流れの分岐がないことに気づかず進んでしまう。
二俣から約100mは2本の流れがほぼ平行に走っているようで、その後支流が東向きとなり100mほど進んだ段階で異変に気づく。
その位置からのトラバースでの復帰は薮に阻まれ困難だったためいったん下降してからトラバースして本流に復帰した。
偵察や確認、下降で1時間近く?をロス…
詰めは今回の核心と思っていた藪漕ぎ。
1800mの大岩(大して大きくはない)を過ぎると谷筋が消え正面は森となる。
左に笹薮が広がり稜線付近の岩(地形図1960m〜1970mに記載がある岩)が見えた。
正面の森はかわして笹薮に入り、森と笹薮の境界線と平行に稜線の岩を目指すことにする。
序盤は濃い笹だったが少し進むとちょうど沢型の地形が続くようになりそれほど苦労せず草原に出られた。
その後ハイマツ帯の突破があったがgostinさんのパワーで切り開き、藪漕ぎ区間は割とスムーズに突破!
草原で浴びた風と歩いてきた谷を見下ろす景色が心地良かった。
稜線の岩を右から回り込む形ですんなりと稜線に出られ、そのまま山頂へ。
下山はめちゃくちゃ長くてゲートに着いたのは17時だった。
藪漕ぎは久々で楽しかったがその他にあまり見どころや楽しみところは少ない沢だった。
釣りがもう少し良ければ行く価値もあるが…
あまりメジャーでない沢だったため最新の記録が少なかったのもあるが、テン場情報不足や下山時間の見積もりなど計画の甘さが多かったのは要反省…
情報の共有も足りていなかったな…
意外ときつい山行になってしまいましたがお付き合い頂きありがとうございました!
・忘れ物チェックの強化…
・複数ルートを検討する時の情報共有とリスクの洗い出し
・装備確認や分配などのケア
忘、食、漕、歩
入渓早々に忘れ物に気づくtaka10さんほんとにありがとうございました。僕のメンタルは森さん頼りでした笑
utagさんは同い年ぐらいなのでよく食べるだろう。taka10さんもまー食べるっしょ。haruさんは以前からシュッとしてるのによく食べる人だなー。tedtakさんは小川山で一緒の時、結構食べてたなー。ってことで腐るほど食材持ってったものの消費できた。やっぱり山屋の胃袋は強い。
ピークハントできる沢が好きなんだろうなと実感。大岩分岐までの藪漕ぎは面倒だったものの、詰めの藪漕ぎは嫌いじゃない。
下山5時間はきつかったー。皆さん終始無言は今思うと笑える。
utagさんCLお疲れ様でした。ありがとうございました!
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