唐松岳、五竜岳 - 40年ぶり郷愁の縦走ルート -


- GPS
- 11:12
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 2,125m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 5:17
天候 | 1日目: 晴れ後曇り、夜一時雨、2日目: 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
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感想
久々に好天続きの週末になりそうで、先週は雨に苦しんだから、ハードでない山泊まりを楽しみに行こうと思った。行き先を考えていて、そうだあそこに行かなくちゃと、唐松岳から五竜岳のルートを選んだ。
40年前の学生時代、何度か山登りに行った三人組で、八方尾根入山で鹿島槍ヶ岳を目指した。1日目雨降りで計画の五竜山荘まで行かず、唐松岳でテン泊した。2日目も雨で、ともかく進もうとやっと五竜山荘まで進み、3日目五竜岳に登って下山した。やっと晴れた五竜岳の展望が素晴らしかったことと共に、雨中の牛首越えがとても怖かったことが強烈な思い出だった。
富山に移り住んで後立山も遠くなくなり、未踏だった鹿島槍ヶ岳は2011年10月にリベンジ登山し、同時に五竜岳も登った。別途唐松岳は4回登っている。しかし唐松岳と五竜岳の間はヤマレコ未踏であり、ここを通れば、親不知から蓮華岳までがGPSトレースで繋がる。今回40年前と同じルートの八方尾根から唐松岳、五竜岳に登って遠見尾根を下りるルートとした。
八方尾根ゴンドラアダムの始発は7時。6時半頃にゴンドラ乗り場に行ったら、チケット売り場に長蛇の列。7時少し前に乗車運転開始し、コロナ禍対応でゴンドラ1基には1グループしか載せないが、それなりにスムーズに乗れリフトも乗り継いで、八方池山荘前の出発は8時となった。
唐松頂上山荘は今年度小屋泊をなくし、テントのみ予約制。ひしめく登山者の大半は唐松岳日帰りの模様。テント担いだ僕は、軽装の速いグループには抜かれる程度のペースで進む。八方ケルンで立ち休憩、丸山ケルンで休憩して唐松頂上山荘に到達。空身で唐松岳を往復。今日明日稜線では15m/s程度の風が吹く予報で、その通りで山頂は寒く、展望も最良ではなくなったのでさっさと小屋に下りた。
ここからが今日のハイライト。前述したように40年前の牛首通過は岩も鎖も濡れて、手も足もいつ滑るかわからない恐怖一杯であったのが記憶に残る。霧で視界もなかったのではないかと思うが、地形的にどんなところだったかは記憶にない。当時でも乾いていればそんなに恐くなかったはずだが、そういうことを確かめに来た訳だ。
ルート入口に小屋のスタッフが立っていて、ストックを仕舞うようになどと指導をしていた。40年ぶりに来たんですよ、などと作業しながら会話を交わし、いざ突入。風に煽られない様には要注意だったが、今は恐くはないのは予想通り、思ったより大きく下るんだな、核心部は上下に分かれているんだ等と納得して、当然無事通過。大黒岳、白岳と歩いて五竜山荘に到着。
夕刻は風が強く、テントはバタついた。雨も降った。夜半には風は弱まったが霧雨が続いた。0時頃はまだ霧だったが、3時には月明かりに五竜山頂が見えた。これは凄い朝になるぞと、朝食と山頂アタックの支度を進める。当初は明るくなってから出発で十分と思っていたが、少し前倒しして4時40分にヘッ電で出発。
小屋前の稜線に上がると、東の地平線は赤く染まり出している。太陽と競争して山頂に向かい、標高2700m辺りで日の出を迎えた。そして山頂へ。雲海を従えて、見えるべき山が全て見えている。富士山、八ヶ岳まで綺麗に見える。40年前は雲海ではなかったかな。でもあの時の景色が、感動が再来したような素晴らしい朝だった。
30分ほど五竜山頂領域をうろつき、写真を撮り、シャッターを押してあげたり、佇んだりして堪能し、小屋へと下りた。コーヒーを入れたりしながらのんびり撤収し、7時過ぎに遠見尾根へと下山開始。10時過ぎには遠見ゴンドラの駅に着いた。短かい行程だったが、今日はこれで満足。
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