北岳・肩の小屋テント泊（25回目）

2021年08月30日(月) ~ 2021年08月31日(火)

• GPS: 13:05
• 距離: 12.4km
• 登り: 1,830m
• 下り: 1,849m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:48
• 休憩: 2:02
• 合計: 6:50

距離 6.6km 登り 247m 下り 1,750m

6:16 宿泊地
6:45 6:58 白根御池分岐
7:29 7:51 第一ベンチ(1880ｍ)
8:12 8:17 第二ベンチ(2059ｍ)
9:19 9:48 白根御池小屋
11:36 12:12 草すべり分岐
12:16 12:27 小太郎尾根分岐
12:59 13:05 北岳肩ノ小屋
13:06 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 4:51
• 休憩: 1:17
• 合計: 6:08

距離 5.8km 登り 1,586m 下り 107m

5:25 北岳肩ノ小屋
5:32 5:38 両俣分岐
6:01 6:15 北岳
6:27 6:38 吊尾根分岐
6:48 6:53 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
7:09 7:23 八本歯のコル
9:08 9:26 大樺沢二俣
11:03 11:12 白根御池分岐
11:30 広河原山荘
11:33 広河原・吊り橋分岐

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

※　この画像は、ikkunnさんが28日に撮影した、北岳・肩の小屋の稜線テント場です。あまりにも素敵な風景だったので、ご無理を言って画像を借用しました。画像をクリック、拡大したら「元画像」をクリックし、すばらしい景色をご堪能ください。静穏な日本の山岳を、自由にテントを担いで歩けることの幸福さを感じる風景です。（9/3補記）

さて、本題に入ります。
北岳の標高は3,193m。富士山に次ぐ日本第2位の高峰です。今回で25回目（23回はテント泊）になります。

北岳は何度登ってもいい山です。登山口からの標高差は1600mもありいつも鍛えられます。

今回は2年ぶり、テント泊装備で登ります。目的は月末の北海道遠征のための体力チェック・装備品チェック。

装備品チェックはともかく、腰痛でリハビリを受けている身としては、初冬の北海道・日高山脈の登山が体力的に可能か試す必要があります。

コロナ禍の平日とあって、朝一番の芦安駐車場からのタクシーは3台のみ、バスの乗客は「0」人です。ちなみに乗ったタクシーは満員詰めなのに窓は開けてくれません。密室で1時間を過ごします。

1日目のルートは、草スベリ〜小太郎尾根分岐〜北岳肩の小屋までです。このコースで前後した人たちはほとんどが若い人（〜40歳代）ばかりでした。

その人たちより少し長くこの世に生きていますが、追い付かれたり追い越したりで、肩の小屋には同じような時間に到着しました。

これまで何年も苦しんでいた登山中の右脚上部の筋肉の痛みは、リハビリの先生の的確な見立てと指導により、今回はまったく出ませんでした。

そして今年5月以降の一時期、歩くことさえ困難だった腰痛と右脚の痛み・しびれもなく、大汗はかきましたが無事、肩の小屋に到着したのでした。

テントを設営後、小屋のデッキでご褒美の生ビール。まあ、なんとも小さなコップ、泡が盛りだくさん（泣）
でも、苦労した後の生ビールはやはりおいしい！

前日の日曜日は稜線に張らざるを得なかった人のテントがあおられたとのこと。

この日の夜は時おり風が吹いていたようですが、テントがバタつくこともなく安眠三昧でした。

03：30のアラームで起床すると周りのテントの方々はすでに撤収準備を開始しています。

いつもの肉まん＋スープにコーヒーで朝食。北岳山頂から八本歯ノコルを経て下山します。

稜線は強風＋低温でしんどいです。

登山歴50年、関西から遠征だというご夫婦が安定したスピードで追随してきます。すばらしい体力、それ以上に素晴らしい人生の過ごし方だなと思います。

お話しすると、六甲全山縦走はしたことがないとのこと。地元なのにもったいないなぁ。ちなみに私は4年連続チャレンジしました！

北岳山荘が朝日を浴びています（現在休業中）。

お花畑の北岳南東斜面に、この時期見るべき花はあまりありません。（タカネナデシコ）

八本歯ノコルまで、そして大樺沢に出るまでは梯子の連続で歩き辛く、気が抜けません。

間ノ岳の背後に見えるのは荒川三山？7日間もかけて歩いた昔日を思い出します。

北岳分岐方向を振り返ってみました。

八本歯ノコルから二俣までのコースは我慢比べです。沢自体が荒れているので足場の確認を怠ることは危険です。

山は一歩一歩、確実に歩かなければなりません。そう言いながら2度、足を滑らせてコケてしまいました。

長期間のリハビリ中ですが、常にに歩いていないと（運動をしないと）改善はないとよく分かった今回の山歩きでした。

感想

老少年

今回の北岳登山は、9月末の北海道の山登りの目的の山を決める参考になるほか、筋力をアップさせて腰痛の再発防止を図るためのリハビリのモチベーションアップにもなりました。

北海道登山は往復の便がコロナ禍が理由で減便となってしまったことから下山後キャンセル、中止としました。北岳も人が少なく、年齢の高い人はほとんど見かけることはありませんでした。移動の自粛も分かりますが、きちんとした感染対策を講じて活動（運動）し、QOLを低下させないことが、私のようなro-shonen（老少年）には重要なことです。

リハビリの先生から、自分では気付かなかった臀部〜右脚の筋力の低下を指摘いただいてリハビリに努め、本邦第二の高峰にテントを背負って歩くことができ、本当によかったと強く思うのです。

コメント

momonga

こんにちは。北海道の中止は残念ですね。でも北岳、私も大好きです。相変わらずお酒も持って上がっているのでしょうか。いつか偶然お会いして山の上で乾杯できますように…！

老少年

yamanonaoniさん
こんにちは！
コメントをありがとうございました。

毎年恒例の日高の山・北戸蔦別岳（〜幌尻岳）は、今年は前後の移動日の始発・最終便がコロナ禍の影響で欠航となってしまい、三条の湯でのテント泊＋お風呂・ビール・日本酒ということになってしまいました。それはそれで楽しい2日間ではありました。

でも、北海道はまた来年ということで先の楽しみができ、中止もしかたないかなと納得しています。もうテント泊で歩くには不向きな歳になってきましたが、テント泊装備のザックを担いでも何とかなっているので、好きな山に登ってテントを張り、まったりして飲む日本酒を楽しみにがんばっています。

yamanonaoniさんはいい山歩きをされているようですね。
山でお会いできれば楽しいでしょうね。

引き続き日々の生活でも山歩きでも楽しい時間をお過ごしください。