秩父二子山 【忘備録】
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- GPS
- --:--
- 距離
- 2.7km
- 登り
- 364m
- 下り
- 361m
コースタイム
ソク岩手前(10:50 休憩 11:15出発)〜股峠(11:45)〜股峠登山口(11:50)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ちょっとした岩登りなので、無理はしないこと。 地形図 http://portal.cyberjapan.jp/site/mapuse/index.html?lat=36.069282&lon=138.865838&z=17&did=DJBMM |
写真
感想
二子山は東岳と西岳からなる双耳峰ですが、西岳は痩せ尾根の小ピークが連なっています。
標高1165mと小粒ながら石灰岩の岩峰は見た目は迫力があり、西岳はクライミングのゲレンデになっています。
登山口にはカウンターが設置されており、これを押して入山。
滑落者が多いようで人数確認をしているようです。
東岳と西岳の間の鞍部である股峠から、東岳へはピストン、西岳は周回して戻ってくるコースになります。
先ずは東岳に取り付きます。
広葉樹の疎林を少しだけ登ると、直ぐに岩稜の登りになり三点支持で登ってゆきます。
二子山は小粒ですが高度感はかなりのもので、北アルプスの岩稜のように一気に300m、400mの落差はないものの逆にリアリティがあります。
ただかなりあっけなく山頂に到着しました。
来た道を再び股峠まで下降してゆきます。
股峠に戻ったら直ぐ西岳へ出発です。
こちらも疎林を少し登ると岩壁が現れます。
その名も上級者コースという少し赤面してしまう名前です。
登り口には『転落事故多発、危険を感じたら引き返す勇気を』という立て看板があります。
はて俺って上級者??違うよなあ・・・と葛藤を引き起こさせるには充分な立て看板が股峠から上級者コースの取り付きまでの間に複数あります。
コースは登山者の不平不満に嫌気がさした地権者が癇癪を起して鎖を全部取り払い、その名残のアンカーだけ残っています。
石灰岩なので雨水でところどころ穴が開いていたり先端が尖がっていたりするので、ホールドとスタンスには不足が無く、高度感はやたらあるものの不安はありません。
むしろ浮石を掴むようなところが無く、登りやすい岩質です。
結構楽しんで登ったのですが、あれ?!もう終わり?といった感じで唐突に上級者コースは終わってしまうのでした。
そして直ぐに山頂到着。
ここから先は岩稜の痩せ尾根が続きます。
その途中でとんでもないものを見つけました。
若干オーバーハングした岩のひさしの下に人の頭よりでかいキイロスズメ蜂の巣です。
黒装束なのでさっさと通り過ぎます。
最後に鎖場を下降し、再び股峠へ戻るトラバース道に入ります。
ここはローソク岩など、絶好のクライミングゲレンデが広がります。
埼玉県でそこそこアルペン気分を味わえたことには結構満足したのですが、肉体的充足感は少々物足りなくて、この倍くらいあっても良かったかなあという感じでした。
しかし、なかなかユニークで面白い山ではありました。
まだ早い時間ではありますが、翌日の山行に備えるべくお酒を買って早急に天場へと移動したのでした。
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