一等三角点の山はブナの森だった(大博多山)
- GPS
- 03:51
- 距離
- 4.2km
- 登り
- 669m
- 下り
- 651m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は良く整備されている |
写真
感想
大博多山(だいはたやま)は一等三角点の山だがあまり聞いたことがない。ただ展望はそれなりにいいだろうと思い、出かけてみることにした。福島でもこのあたりは来たことがない。そしてアプローチの林道は狭い。対向車が来たら、まずすれ違い不可。道幅は確保されているが轍と轍の間は雑草が生い茂っておりあまり人が入っていないことを伺わせる。事前情報で登山口に駐車スペースがあることを知らなかったら途中の広いところで車を停めていたかもしれない。やっとのことで着いた登山口はなるほど、数台は停めるスペースがあり登山届用箱も設置されている。結構ちゃんとしている。そして案の定というべきなのか、ほかに車は停まっていない。天気は曇りだが雨の心配はなさそう。駐車した車の周りにはツリフネソウがたくさん咲いている。この季節の花だ。
さあ行くか。道は思ったより明瞭だ。最初は谷沿いに行くが、すぐに谷から外れて急登となる。ところどころトラロープが張られており利用させてもらう。急な道とは書いてあったが周りを見るとブナの林である。林道の終点からいくばくも来ていないのに自然林が展開している。前回の大嵐山もそうだった。こういうのが福島の山なのだろうか。
急とは言え標高差は600mぐらいだ。P1062まで来るとその急登も終わり比較的なだらかな登りとなる。ただ今日はガスが多くて展望がない。仕方がないなあ。人の少なさに比べてすこぶるいい道を黙々と歩けばすぐに頂上だった。
そこには一等三角点の大博多山の看板があり割と広いスペースがあった。ただ残念なことにガスで何も見えず。まあいつものことかと展望はあきらめてランチにかかる。時間はたっぷりあるので食後はコーヒーを飲みスマホをいじる。ここは山奥のイメージがあったのだがスマホのアンテナが4本もたっている。そんなことをしていたら、にわかに西方のガスが薄くなり展望が開けた。あまり特徴的な山はないが平たい地形が広がっている。地図で見ると駒止湿原あたりだ。まだ行っていない湿原なので一度行きたく思っているが、そこの地図をよく見ると湿原の表示がされている場所以外もずいぶんと平たくなっている。これってもしかしてフラフラ彷徨うには、うってつけの場所かも。帰ったらもう少し調べてみよう。そう思わせる場所だった。西側はこうして見えたのだが東側はガスが切れない。さらに言えばガスが切れても樹木が茂っていてよく見えない。一等三角点を指定された頃にはきっと360度見えたのだろうが、今はだめなんだろうなと思う。
さあ帰ろう。今来た道を引き返すだけだ。P1062からは急坂が始まるがロープもあり問題もなく下ることができる。登りにも見たはずだが、ブナが多いなあと改めて思う。花は結局駐車地のツリフネソウだけだがこのブナの森は心地よい。
そして急坂を下りきって谷に出たところにはちょうどいい休憩場所がある。冷たい沢水で顔を洗いのどを潤す。ここから見上げる景色も自然林一杯で癒される。コースは短いがいいところだ。そしてびっくりしたのがここから3分も歩けば駐車地だったこと。駐車場から数分で癒しの場所に出られるとは。ここは春先には花も多いと聞く。紅葉か花の時期にのんびりと来てもいいかなあとまた考えている。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する