皇海山（クラシックルート1泊2日）

2021年09月10日(金) ~ 2021年09月11日(土)

• GPS: 26:26
• 距離: 30.1km
• 登り: 2,827m
• 下り: 2,828m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:56
• 休憩: 0:05
• 合計: 2:01

距離 7.1km 登り 1,077m 下り 418m

16:34 銀山平
17:15 17:16 笹美木橋
17:31 17:34 一の鳥居
17:36 庚申七滝
18:26 18:27 猿田彦神社跡
18:35 庚申山荘

2日目

• 山行: 11:07
• 休憩: 2:40
• 合計: 13:47

距離 23.0km 登り 1,750m 下り 2,403m

5:14 庚申山荘
5:37 5:59 大胎内(分岐)
6:32 6:33 庚申山
6:37 6:42 庚申山展望台
6:53 御岳山
7:18 7:25 駒掛山
7:28 7:33 渓雲岳
7:54 8:08 薬師岳
8:17 白山
9:13 9:52 鋸山
10:20 10:25 不動沢のコル
11:16 11:44 皇海山
12:18 不動沢のコル
13:08 鋸山
13:49 13:50 女山
13:57 14:04 六林班峠
16:32 16:33 天下の見晴分岐
16:43 17:06 庚申山荘
17:11 猿田彦神社跡
17:55 17:56 庚申七滝
18:00 18:01 一の鳥居
18:17 笹美木橋
19:01 銀山平

天候

曇りのち晴れ（鋸山山頂で雨）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国民宿舎かじか荘で庚申山荘の使用料（2080円）を支払い、登山者用駐車場をお借りする(無料)。
大間々方面から来ましたが途中のコンビニは道の駅くろほね・やまびこのところが最後です。足尾町内にはコンビニは無く日光方面へ4km程行ったローソンへ行く羽目になりました。

コース状況／危険箇所等

【銀山平〜一の鳥居】林道の途中が落石で塞がれていました。徒歩なら乗り越えられます。
【鋸山〜不動沢のコル】鎖場のところの石が崩れやすいので、複数人の登山のときはヘルメットがあったほうがよい。
【鋸山〜六林班峠】笹をかき分けて進むルートで足元注意。熊鈴もあったほうが。
【六林班峠〜庚申山荘】延々と斜面をトラバースするルートが心をへし折りに来ます。
【携帯電話】なぜか皇海山では使えました（ドコモ）。庚申山荘は圏外。

その他周辺情報

国民宿舎かじか荘の日帰り温泉はコロナで休止。水沼駅の温泉は19時まででタイムオーバー。大間々の超レトロ銭湯　千代の湯に入りました（21時まで）

写真

9/10 14:07

大間々の山本屋でカレーうどん。
閉店間際だったのでかき揚げをサービスして頂きました。
並盛ですが、量が多く腹いっぱいです。

9/10 16:19

食料の入手に手間取りましたが、スタート地点の銀山平にやって来ました。

9/10 16:34

暗くなってしまうので急いで支度して、クライムオン！

9/10 16:36

愛用のシリオのソールを張り替えて初めて使います。

9/10 17:08

かじか荘の方が言っていた林道の崩落地点です。

9/10 17:20

天狗の投石。

9/10 17:32

一の鳥居から登りが始まります。

9/10 18:01

どんどん暗くなって来てルート判別が難しくなって来ました。
夜行性の鹿が動き出してきゃーん！とか言って怖えぇし。

9/10 18:46

途中でヘッデンを付けましたが、庚申山荘の場所が分からず、庚申山方面に行ってしまうが水場のホースが向かっている方向をたどり庚申山荘着。
夜の山は怖いわ。

9/10 19:30

庚申山荘には、先客に栃木からのソロ登山の方いました。
2階建ての立派な山小屋に一人は寂しいので有難かったですw
室内には水道がついています。
コンビニで見つけて初めてアサヒの泡の出る缶ビールを買ってきましたが、揺れていたためか1/4くらい噴き出してしまうorz

9/10 20:49

布団を貸して頂けるのは、寝袋持っていかなくていいので有難いです。

9/10 21:04

スマホにダウンロードしてきたゆるキャンを鑑賞。
こんな山奥でアニメ観れるなんて人類の進化と調和よね。

9/11 5:10

4時に起きて、レトルトみそ汁におにぎりの朝飯を補給し、5時過ぎに出発したのですが、出て早々道に迷い気づくと山荘の裏手に出るというorz

9/11 5:38

気を取り直してまずは庚申山を目指します。
いきなり梯子が現れたりして先が思いやられます。

9/11 5:50

里見八犬伝の舞台にもなったらしく奇岩が随所に見られます。

9/11 6:34

庚申山到着。
見晴らしはありません。

9/11 8:00

薬師岳。展望無いです。

9/11 8:14

白山。展望がありますがガスガス

9/11 8:26

小屋でご一緒した栃木からの方が鎖場を登っています。
俯瞰するとすごい斜面。

9/11 8:28

一旦下降して、

9/11 8:37

私も長い鎖場を登ります。

9/11 9:01

この辺りのピーク地点にあった青いタオルに誘われて斜面の反対側に降りてしまい肝を冷やす。

9/11 9:26

鋸山まできましたが、雨がぽつりと降って来たので雨装備にしました。

9/11 9:33

ここでも痛恨のミスコース。
鋸山山頂標の奥に登山道があるのは分かっていたのですが、皇海山の標識がないので、六林班峠へ少し降りたところに分岐があるのだろうと思い結構な距離降りてしまった。

9/11 9:46

ミスコースを登り返して一息ついていると、日帰りで来ている茨城からの方がやって来た。銀山平を4時から歩き始めたそうです。
彼が降りて行った道が正しいルート。

9/11 9:57

茨城さんは流石に早くあっという間に見えなくなりました。

9/11 10:14

ここに来てやっと皇海山の名前が。
100名山の皇海山が主役のはずなのにこのコースではないがしろにされていて、某首相のようでカワイソス…

9/11 10:22

不動沢のコルまで降りてきました。
利根村への表記がありました。
かつては老神温泉から林道を走り、皇海橋からスタートするルートが使え比較的楽に登れたそうです（度重なる林道の被災に沼田市が林道の修復をあきらめた）。

9/11 10:58

山頂まで残り2ハロン。
いっぱいになりかけた足に鞭をいれます。

9/11 11:14

青銅製の剣のモニュメント。ゴールは近い

9/11 11:35

皇海山到着！

9/11 11:35

先行していた栃木さんと茨城さんもお疲れ。
日帰りの茨城さんの話によると駐車場には車2台とバイク1台しか停まっていなかったということなので、今日の皇海山登山者はこの3名だけのようです。
シンガリは心細いので、補給をすませて先行します。

9/11 12:52

気づくと霧が晴れ、雲がなくなり皇海山がその堂々たる山様を現わしていました。

9/11 12:53

鋸山への登り返しもきついが、恐らくきつい登りは最後のハズ。

9/11 12:57

鋸山に戻って来ました。

9/11 13:03

あれは先日登った日光白根や男体山かしら？

9/11 13:37

六林班峠への道は笹の藪漕ぎです。
笹が深いところは、足元を確認しないと木の根に躓くし、いきなりク〜マ〜さんと鉢合わせしたら一たまりもないな。

9/11 13:42

9/11 13:58

六林班峠で最後の食糧（ひとくち羊羹）を補給

9/11 14:22

六林班峠から庚申山荘は、延々と斜面をトラバースして似たような沢をいくつも越えて行きます。

9/11 16:32

朝は折角だし天下見晴も観て行こうとか思っていましたが、そんな余裕はありません。

9/11 16:40

霧の中に見える岩が庚申山荘の幻覚に見えたりするし。

9/11 16:58

なんとか庚申山荘に到着。
明日の好天予想に今日は泊り客が沢山いました。
皇海山から降りてきたことが分かると、皆さんから色々質問やアドバイスを求められる。

9/11 16:47

山荘に置いておいた荷物を回収して、駐車場までの分の水を汲みなおそうと確認してみると、朝ハイドレーションに2L、ナルゲンに0.7L持った水を、ハイドレの1.5リットル程消費したことが分かりました。PETの飲みかけのお茶も300mLほど飲んだのでちょうど一升飲んだ計算です。
しかしハイドレのほうには、ごみが一杯入ってたな…

9/11 17:26

行きは暗くてよく見れなかった岩を見ながら降りていきます。
夫婦蛙岩。
一の鳥居までは、茨城さんが先行してくれたので心強かったです。
茨城さん、日帰りなのに明日仕事とのこと。超人かよ!?

9/11 17:35

鏡岩。

9/11 17:34

諸星大二郎の漫画で読んだことのあるような話だな。

9/11 17:58

一の鳥居まで降りてきましたが、ここから真っ暗な林道を4kmも歩きました。
途中ドロドロの水たまりに思い切り足を突っ込んだよ。

9/11 21:09

大間々の味のある銭湯で疲れた体をほぐして帰りました。
しかしコロナのおかげで遅いと夕食を摂れるお店はなく、マックのテイクアウトになりました。

撮影機器：

GR II RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

iPhone 8 Apple

SO-02L Sony

装備

備考

庚申山荘には、布団が常備されていますが小屋の布団なのでインナーシーツを持参しました。また電気がなく、夜は真っ暗になるので、電気ランタンが役に立ちました。

感想

kakiz

日帰り最強と謂われる平ケ岳には登っていますが、小屋泊にしたにもかかわらず皇海山クラシックルートのほうがきつかったです。
私の脚では日帰りに挑戦したとしても末脚を無くして、帰りに庚申山山荘のお世話になっていたと思います。
前半の両神山の八丁峠コース並みの鎖場に加え、後半、心を折りに来る長距離の藪漕ぎ、トラバース＋林道歩きと中々にヘビーなコースで完歩したあとの充実感も半端ではありません。
標識や目印のリボンなんかも少ない感じで、ミスコースを誘発しそうなのでGPSソフトかなんかを使ったほうが安全かもしれません。

コメント

ShuMae

kakizさん、こんばんは。
やはりタフなコースなのですね。
私もここを数年前から考えているので、詳細レコとても参考になりました。
しかし雨天でも歩き切るkakizさんは十分健脚さんだと思います。
お疲れ様でした。

kakiz

ShuMaeさん、コメント頂きありがとうございます。
私が登った山でも屈指のタフさでした。
雨は、鋸山で少し降られたくらいで、その後晴れに変わってラッキーでした。まあエスケープルートは無いので雨でも戻ってくるしか無いのが辛いコースですね。
これからは陽が短くなりますから、早立がよいかと思います。

UtsuroSozoro

こんばんは。
昨日ご一緒させていただいた者です。
下山時の熊鈴の音が，安心感をもたらしてくれました。暗くなってゆく時間帯で体力ももぎ取られる中，足音を感じながら下山できて心強く感じました。ありがとうございました。

kakiz

UtsuroSozoroさん、お疲れ様でした。
暗くなっても、後ろから見ていて確実なルートファインディングで参考になりました。
このコースは標識も少ない感じでミスコースが怖い感じでした。私、3、4回はアホみたいな間違いをしていました（笑）