【愛媛】東赤石山【河又ルート】
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 10:35
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,958m
- 下り
- 1,959m
コースタイム
08:23 河又登山口
09:20〜09:32 大森越
10:08 氷穴登山口方面分岐
10:50〜11:00 氷穴登山口
12:06〜12:44 氷穴
12:58 小さな祠
13:37 赤石越
13:43〜13:48 東赤石山山頂
14:15 赤石山荘方面分岐
14:28 権現越
14:45〜14:53 権現鉄塔
15:44 氷穴登山口方面分岐
16:11〜16:18 大森越
17:01 柾木滝
17:17 河又登山口
17:53 駐車地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
河又の林道、かなり手前で通行止め 柾木滝の登山口から登った徒渉ポイントの橋崩壊、徒渉困難。 |
写真
感想
今日は登山、5時10分起床で20分出発。 3週間ぶりの登山は、大好きな東赤石山に登る。 今回のルートは北側の河又ルート。
3年前に一度このルートから登っているのだが、登山口のはるか手前で通行止めになっていて、登山口までだいぶ歩いた記憶がある。 その区間を少しでも短縮するため、折り畳み自転車を準備してある。
昨晩、最近の河又ルートから登った人の記録を探していたら「今治山岳探検隊」という人の記録を発見。 この記録と、自分の3年前の記録を参考にして登る。
高松西ICから高速で新居浜まで。 国道11号を高松方面に少し戻り、「東赤石山登山口」の案内板を頼りに、登山口方面に走っていく。
前回通行止めの看板で、車を止めた箇所までやってきた。 今治山岳探検隊の人は、奥まで車で入って行っているので、オレも行ってみよう。
通行止めの看板の先から砂利道に変わるが、道が険しすぎる。 ヴィッツでは車高が低すぎた。 めちゃめちゃ底を擦りながら走っていく。 これは無理だな、引き返そう…… Uターンできそうな場所を探し、結局通行止めの看板手前に駐車。 まぁ前もここから歩いたから問題ないか。 今日は自転車もあるし!
登山の準備をして自転車の準備もして出発。 だが、自転車の後輪がおかしい。 タイヤに全然空気が入っていないではないか。 半分くらいしか入っていない感じ。 夕べ、自転車積む前に空気を入れたのになぁ…… 車の振動でネジが緩んだか??
とりあえず、せっかく持ってきたので、乗っていくことに。
だが、もう二つ誤算が。 まず砂利道、この自転車じゃタイヤを取られすぎて全然走れない。 そしてもう一つは、道が思っていたより上り坂がきつく、全然こいで進めない……
仕方なく、自転車を押しながら歩いていく…… なんのために自転車持ってきたのだろう……
廃公園の先くらいまで自転車を押していったが、もう限界。 自転車邪魔すぎる。 もうここに置いて行ってしまおう…… 自転車を置いて、歩いて登山口に向かうことに。 まだ半分以上あるだろうか……
途中で、さらに通行止めの看板が出現。 その先には、巨大な岩が置いてあり、車も通れない状態だった。
そのまま砂利道を歩いて、住友の造林小屋跡を通過して、ようやく河又登山口に到着。 今回はまだ歩いたことのない、尾根直登ルートで大森越まで登る。 そのまま道なりに進んで、次の分岐「東赤石山の氷穴登山口方面」に進んでいく。 これは標高を200mほど下げてしまうが、この道は歩いたことがないので歩いてみたい。 そして氷穴登山口から東赤石山を目指す。 山頂から氷穴登山口に降りたことはあるけど、そこから登ったことがないので、これも歩きたい。
そして下山は権現越えから大森越に降りるルート。 この道も同様に登りはあるけど、下りは歩いたことがない。 そのまま柾木滝に降りて、駐車地点まで戻るルート。
だいぶ距離があるルートだな。 河又登山口からのコースタイムは9時間10分。 それに林道歩きが往復2時間加わるので、11時間10分か!? ただ、コースタイムよりは早く歩けるだろうから、暗くなる前には降りられそうかな。
まずは大森越まで頑張ろう。 この道は、尾根直登ルートなので、傾斜がきついのは覚悟。 道自体はしっかりしていて迷うようなものではないのだけど、登っても登っても、次々と鉄塔が出現してくる。 いくつも鉄塔を通過し、ようやく大森越に到着。 思っていたよりきつかったな…… ただ、先週のプールで鍛えられたのか、心臓は全く平気だった。 まだ序盤だし、じっくりと歩いていこう。
次の氷穴登山口方面分岐点までも結構傾斜がきつかった。 ネットが出現して、そういえば、このネットをくぐったのを思い出した。 だが、氷穴登山口方面分岐までにこのネットをくぐることはなかった。
氷穴登山口方面分岐まで到着。 ここから先は初めて歩く道。 せっかく登ってきたのに、200mも下らなくてはならないな。 すぐに「ダイナマイト使用」の看板が。 ここは戦場か?
ここから先は結構ハードな道だった。 人があまり歩いていないらしく、雑草が伸び放題。 しかもここに生えている雑草、茎にも葉にもトゲトゲがたくさんある草で、掴むにつかめない。 足を突っ込むとズボンを無視してトゲが刺さる。 そして雑草伸び放題なので、足元が全然見えない。 けっこう苦労しながら、徒渉ポイント。 この付近には鉱山跡っぽい建物や設備がいくつか残っていた。 が、それらの見学は、またの機会に…… 今日はあまりゆっくりしている時間もない。
徒渉ポイントを通過して、少し行ったら氷穴登山口に到着。 この道は、だいぶ急だった覚えがある。 前回降りてきたときは、氷穴見る時間もなかったので、今日は見たいなぁ。
ここから先の道、やはりかなり急だった。 朽ちた橋や、巨大な岩を回り込んだり、楽しいルートだった。
1時間ほどで、氷穴の杭が見えた。 そろそろお昼にしようか。
氷穴見るのは後にして、とりあえずお昼。 お腹がすいたな。 今日のお昼はインスタントラーメン。 お湯を沸かして、ラーメン作って食べる。 温かくて美味しいなぁ。
焼きおにぎりも買ってきたので、それも食べる。 お腹いっぱい。
さて、氷穴を見学しようか。 どこにあるのかわからず、ウロウロしてたら、地下に下りる階段っぽいのを発見。 その下が氷穴だった。
が、想像している氷穴とは違かった。 中に入れるほど大きいのかと思ったら、岩の隙間に棚が設けられているだけだった。 まぁ涼しかったけれど。
ここから先も結構急な道が続く。 八巻山方面の岩場が見え始めたあたりから、道はさらに急になった。 水が流れているし、めちゃめちゃ滑る。 そして急。 苦労しながら、なんとか赤石越までやってきた。 東赤石山山頂はもう目前。 そのまま東赤石山山頂まで登り切った。 もう14時になってしまう…… 山頂には女性2名のパーティがいたが、降りるの間に合うのか? オレもあまりゆっくりしている時間はないので、軽く休憩して、今度は稜線を床鍋方面に歩いていく。
よく考えたら、この稜線を床鍋方面に下るのも初めてかも?
稜線の岩場はいいのだけど、北斜面の樹林帯は結構濡れておりツルツル滑るので苦労した。
権現越えまで降りてきた。 オレの持ってる地図だと、権現越えから、北に歩いて行ける悪路が描かれている。 「一部崩落注意」と書いてあり、目の前の崖が盛大に崩れているのが見える。 道があるのかな? 崖の方を眺めるが、全く道が見いだせなかった。 昔はあったけど、さらに崩落が進んで、なくなってしまったのか??
まぁいいや、権現の鉄塔まで登り返して、そこから降りよう。
ここの道探すのに、少し時間を取られてしまったなぁ。 だけど、もう下るだけなので気分が楽だ。
権現の鉄塔から、北にある登山口を降りていく。 コースタイムで50分で氷穴登山口方面分岐まで降りられ、そこから20分で大森越のはずなのだが、権現鉄塔の看板には「大森越 60分」と書かれていた。 ペース早すぎないか?
ここから先は迷うような道ではなかった。 ネットを何度も潜って、氷穴登山口方面分岐を通過し、大森越まで戻ってきた。 文字で書くと一瞬だけど、1時間半くらいかかっている。
さぁ、ここから柾木滝方面に降りていこう。 柾木滝の登山口入った直後がすごい悪路だったのは覚えているのだが、他の記憶が全然ないや。
順調に下っていき、徒渉ポイントへ。 ここの徒渉ポイントを見て愕然とした。 橋が破壊されているではないか……
今治山岳探検隊の記録は6月だけど、その時には普通に橋がかかっていた。 3か月の間に橋が壊れてしまったらしい。 2週間前の大雨の時か? さて、渡れるかな……
橋を渡る人の為にだけど、ロープが張られているので、これを利用しないと渡れないな。 流れが結構激しいし、岩も転々としているので、なかなか難しい。 ロープは思っていたよりしっかりと張られているので助かった。 ロープ掴みながら岩を渡っていく。 ロープがかなり高いので、身長150cmくらいの人はきついかも……
難所はクリアし、あとは登山口に降りるだけ。 登山口に降りる直前で、5分ほど道を外れて迷ってしまった…… 道っぽいところを歩いて行ったら、その道がなくなってしまった…
わかる場所まで戻ったら、道は下につながっているのを発見。 とりあえず、無事林道まで下山できたな。 次は河又登山口までの林道歩き。 途中で柾木滝を見学。
木滝" /></a>
河又登山口から先、雑草の多い茂った斜面を直接降りていく。 雑草といいつつも、2mくらいまで伸びているので、体は完全に雑草の中だし、足元もよく見えないが、林道歩くより5分以上は短縮できる。 直接降りられたら、先に林道は見えているし、前回もこのあたりを降りているはず。 ちょっと滑りながら、ショートカットに成功。
林道を歩いて、自転車の場所まで戻ってきた。 役に立たないと思われた自転車だったけど、下りでは意外と使うことができた。 歩いたら30分はかかるだろう距離を10分程度で降りてこられた。 出だしが大変だったけど、持ってきてよかったかも。 後輪の空気がちゃんと入っていたらもっと快適に走れたかも。 振動が激しかった。
車についたのは17時53分、暗くなる直前だったな。 時間はギリギリだった……
帰りは高速代をケチって、一般道で帰宅。
本日の登山、なかなかの厳しい登山だった。 体力や足的にはまだまだ平気だったのだけど、北斜面は常に濡れている状態だったし、何しろ標高差が激しくて、気持ちがつらかった。 だけど今回の登山で、東赤石山付近の登山道は全部歩ききったかな。 往路と復路を考えると、河又→氷穴登山口の登りを歩いていないのと、大森越→河又の下り、氷穴登山口→大森越先の氷穴登山口分岐を歩いていないだけかな。 ただ、北斜面はだいぶ辛いコースなので、次はいつ来るかな……
10月も下旬は登山に行けなそうなので、雪のシーズンが来るまでに、もうちょい体力つけておかなくては。 石鎚の面河コースも登っておかなくては。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
昔は「氷穴登山口」まで車でいけてたんですよ。以前の記憶をたどって去年いったんですがひどい目にあいました・・・歩き歩きでボロボロ・・・「山の神様」には充分お参りしましたか?
Lucimailさん こんばんは。 愛媛は新居浜のBergheilです。
東赤石の大変なルートの登山、お疲れ様でした。
1990年開通の大永山トンネルができる前は、新居浜から東赤石に登るルートは、北面の河又ルートが一般的でしたが、今では南面の(旧)別子山側からのルートが整備されているのと、台風が多かった2004年に北面の林道がかなり崩落したので、北側から登る人は少なくなっているようですネ。
私自身も、1996年に河又から電力会社の巡視道を使って権現山まで行ったのが最後です。
コメントありがとうございます。
私も3年前も歩いて登ったのですが、氷穴登山口から降りてくるとき、「このあたりの岩避ければ車で入れそうだな」と思った記憶はありました。
せっかくここから登ったのに、山の神様には写真撮っただけで、ちゃんと挨拶できませんでした。
林道歩きが含まれる分、長いルートですよね。
コメントありがとうございます。
大永山トンネルって、まだ20年ちょっとしか経ってないのですね。 あのトンネルなかったら、新居浜からは確かに別子方面に抜けるのが億劫に感じます。
王道的なルートがあると、他が寂れてしまうのは残念ですね。 行政も道を整備してくれるといいのですが、さすがにこの山奥の道を整備したところで…となるのでしょう。
鉄塔巡視路があるのがせめてもの救いで、電力会社がある限りは、多少ルートも維持されそうです。
17年も経つと、かなり変わっていると思いますので、また登ってみてください。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する