赤牛岳(新穂高から)
- GPS
- 11:51
- 距離
- 51.5km
- 登り
- 4,000m
- 下り
- 3,998m
コースタイム
- 山行
- 11:09
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 11:27
02:00 新穂高無料駐車場
04:30 双六小屋
07:00 水晶岳
08:00 赤牛岳
09:20 水晶岳
11:40 双六小屋
13:40 新穂高無料駐車場
ブドウ糖200g, おにぎり2, 水2L, コンソメ1
天候 | 快晴無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 荒神の湯は休業中 ひらゆの森は休日人数制限になる可能性が高い ひらゆ民俗館は安定の通常営業 Mustacheは休業中 |
写真
感想
新穂高からの赤牛ピストンは去年の同時期に12時間切れるかも?とチャレンジしたものの13時間だった。1年後の秋晴れの今日、再び12時間切りに挑戦する。平日はスピード強化に励んできた。補給にブドウ糖と塩を取り入れた。4時間に1つおにぎりを投入すると士気が上がる。試行錯誤して自分の身体への理解を深めてきた。山での行動は体力3割、身体の管理7割だ。今のフィジカルなら行ける。半日赤牛、いってみよう。
1時半起床の2時出発。霧雨というか、もはや小雨の中を半袖短パンで元気に出発。これホントに上の方へ行けば抜けるのかと心配になるが、抜けなくて雨ざぶざぶなら双六で引き返すとか西鎌-槍周回にするなど代替案はいくらでもある。気楽に行くべ。林道から上げ目に行く。小池新道から本格的な登りへ。鏡平を過ぎてすぐにランナーを追い越した。しばらく進んでも鈴の音が消えない。ペースを上げてもまだ消えない。やるじゃない。双六の水場まで引き離すことが出来なかった。話を聞けばなんと、去年の新穂高 - 平ノ渡 - 薬師岳の帰りに双六小屋から新穂高まで一緒に下山した男性だった。おお、1年ちょっとぶり。彼は西鎌尾根からサクッと槍を周回とのこと。いいなー僕も一緒にそっち行きたいですー。でも今日は赤牛行くって決めちゃったから彼とはここでお別れ。双六小屋には林道ゲートから2時間20分と過去最速だった。この貯金は無駄にはできない。バトルに興じていたおかげで低地の霧は抜けていた。星は輝き、満月に近い月は太陽のように明るかった。今日は晴れる。
安定の双六中道を通って三俣蓮華でもまだ日が昇らない。三俣山荘へ下る途中でやっと朝が来た。昨日は結構な雨が降って黒部源流は水浸しだから鷲羽経由で行く。鷲羽ワリモはとても景色が良い。暗い黒部源流よりテンション上がって楽しい(晴れていれば)。水晶小屋までのタイムは鷲羽経由の方が速いということがわかった。靴も濡れなくて景色も良くて最高ね。ただし三俣山荘でしっかりと水分を補給する必要がある。新穂高を出て5時間ちょうどで水晶到着、そこから1時間で赤牛到着。水晶-赤牛間はもう何度も歩いたのでルートを外すことは無い。歩みに迷いが無いと速い。赤牛岳ではしっかり休もう。休んでいる時間は惜しい。しかしここで5分休むのを惜しんだところで後半にタレて5分以上失うだけだ。何度も経験してわかっている。靴を脱いで足をよくマッサージしながら、おにぎりをしっかり噛んで飲み込む。コンソメを1粒口の中に放り込んで水を飲み、失われた水分と塩分もしっかり補給しておこう。駐車場から赤牛まで片道6時間。復路の方が往路より下りが多いのだ。往路よりかかるわけがない。いける。
少し引き返すと赤牛日帰りに挑戦している岩さんとスライドした。話をして記念撮影をした。岩さんは以前から「赤牛行かないとなー」と言っていた。僕は「秋に雲ノ平か高天原に1泊してまったり行くんなら付き合いますよ!」と何度か言ったが強情にも単独日帰りピストンを決行されたご様子。グッドラック。岩さんと喋って元気になったら帰りもガシガシ登る。水晶、鷲羽、三俣蓮華、双六尾根のアップダウン。今日は幸か不幸か時計を忘れたので時計は見ない。地図も見ない。どうせ地図を見たって早くは着かない。双六小屋を過ぎたら登山者は一気に増えてきた。ここからは飛ばせないのはわかっているが、いくらなんでも多すぎる。進んでいる時間より止まっている時間の方が長いんじゃないか。3連休真ん中の超高気圧。条件が悪すぎた。しかし焦っても仕方ない。貯金はまだあるのだから落ち着いて行こう。小池新道が終わったら後は癒しの広い林道ジョグ。今日は癒されない。飛ばす。最後まで気持ちを切らさず走り抜けてゴール。駐車場最下段基点だと11時間40分、左俣林道ゲート基点だと11時間20分だった。
ピストンのタイムアタックはもうやめよう。スライドする登山者が多すぎてタイムが出ない。面白くないし危ない。これからはタイムアタックは登りだけにしようと決めた。何はともあれ去年やり残した半日赤牛を達成できてよかった。こういう山行は年に1回で十分だ。雪が降るまでの残り数ヶ月はしんどくないハイキングを楽しみたい。面白いことに夏は12時間、冬は18時間とぴったり1.5倍だった。冬の日帰りはもうやりたくはない。
来年の自分へ。もう絶対に赤牛ピストンはやめておけ。
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