マキノ高原から大谷山の爽快なススキ大草原へ周回
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- GPS
- 06:54
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,058m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・マキノ高原〜寒風までは古道を辿る一般登山道、ブナ林が素晴らしい ・大谷山周辺はススキの大草原となっている。一見分かりにくいが踏み跡がある。ススキ穂は未だ若いが爽快でこれからが見頃。 ・大谷山〜石庭は古道を辿る。カエデが多いので紅葉が期待できる。 |
その他周辺情報 | ※マキノ高原の全施設(さらさの湯を含む)は9/Eまで臨時休業中 |
写真
感想
頭巾山に登るべく高速を小浜で下りると南の若丹国境には鉛色の雲が棚引いている。東の三重嶽も同様だ。頭巾山を断念する。南の高島の方は空が明るいのでR303をマキノまで進むと青空が広がっている。野坂山地をぐるっと巻いてきた感じだ。江若国境尾根の雲は棚引いてはいるがその内上がるだろう。マキノ高原から寒風山〜赤坂山までの稜線を歩こうと決める。
マキノ高原施設は進入禁止だった。登山者用駐車場は満車で手前の第二駐車場に車を停める。歩き始めるとキャンプ場は閑散としている。どうやら非常事態宣言で臨時休業のようだ。
ゲレンデトップで前を行く年輩の3人パーティが立ち止まっておられる。おひと方が体調が悪いとのことで引き返されて行った。植林帯を過ぎて展望ベンチから見る琵琶湖はキラキラと輝いていた。ここでススキヶ原の大谷山に寄ってみようと変更を思い立つ。
やがてお気に入りの壮麗な山毛欅林に突入する。爽やかな風が吹き抜けるので汗を掻いた身体はクールダウン。3名の単独登山者とすれ違いトリカブトが咲く山頂手前の台地に乗る。赤坂山は雲の傘を被っている。野坂山地も雲の中だ。寒風では数名の登山者が休憩中だったのでそそくさと大谷山へ向かう。
ヤマモミジの疎林を抜け寒風山の南の肩で一息入れる。静かなお気に入りの場所だ。ここからは美しい琵琶湖が眺められる。今日は標高がある県境尾根は全て雲が掛かっているが平野部はスッキリと晴れている。
ここから鞍部を経て大谷山まではススキの大草原となっている。ススキの穂はまだ若いが風に揺られ光を反射してキラキラ輝いている。ひと息ススキを掻き分け大谷山の山頂に着いた。風を避けて先に進み眺望コース分岐点でランチタイムとする。泡水が喉に沁みていく。至福の瞬間だ。
後始末をしているとひとりの登山者が山頂から下りて来る。私より年配だが軽ピッケルを手にしておられる。訊けば粟柄林道の支線から沢を遡上し、途中からは尾根を這い上がり稜線に出たとのこと。地図を見せてもらうと割谷の文字がある。福井の方で先週は駒ヶ岳に登ったと言われる。自分も2時間後に登ったのでニアミスだ。
抜土へ下りると言われる男性と別れススキ原の眺望コースを下山していく。名の通りの眺望が得られるのは、ススキヶ原を下る時と尾根のブナの樹間から眺める区間のみだ。
白石平からの沢コースと合流すると堀割れた古道が続く。コナラや特にカエデが多いので紅葉の時期は期待でそうだ。緩い勾配の九十九折れが続き飽きてくる頃、北の植林尾根を下って西山林道に出る。疲れた足で強引に崖を下りたので転んで着地したのはここだけの話だ。スリングを持っていても使うことに気が回らないからどうしようもない。
上り勾配のアスファルトの林道を進むと池に着く。大きな緑が池という灌漑池だ。更に林道を逸れて藪の尾根を進み三角点峰368.8に上がる。ここから東へ下れば駐車地は近いのだが見える限りは濃い藪っぽいので林道に戻って下ることにする。長い林道歩きの後にマキノ高原に戻ると人が居ないテントサイトは猿の遊び場と化していた。
コメント
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ちょっと涼しくなってきましたから足元も軽快になってみえましたね👍
寒風へのブナが美しい掘割れた古道は底を歩くと歩きにくいですがサイドに新たに踏み跡やショートカット道が出来てますね。以前は山が傷むといけないと思って本来の底歩きに拘りましたが、最近は楽な道を選んでしまいます。人生も楽な方の選択ばかりをしてきましたので色々ツケが回ってきています😅
ところで寒風より南は比較的訪れる人が少なくなり静かでいいですよね。ススキがほんとに綺麗ですね!メジャーでは大谷さんブームですが、こちらの大谷山はあんまりブームになってくれなくていいですね。
さらに南側の白石平は昨年初夏にヤマネコさんを待ち伏せした場所なのですが、広々として眺望がよくとても雰囲気のいいところでした。そうそう、そのあと同じ林道着地点で転びましたよ😁
その白石平から大御影山の南の近江坂分岐の間を埋めたい(線を繋げたい)のですけど、どういったルートの山行にすれば良いか、naojiroさん、お知恵を拝借できないでしょうか?
堀割れ古道は底が草ぼうぼうで出来たら避けたいところですね。以前はショートカット踏み跡には枯れ枝が置いてあって進入禁止でしたが、今はそれもなく一番巾が広い所を歩くようにしています。カタクリの群落があるので気を付けたいですね。
寒風〜大谷山〜白石平は私のお気に入りです。立木が無く静寂感が漂うススキヶ原にひとり佇むと俗世に汚れた心中が洗われるようです😆。
山猫さんとウリさんのレコが頭にあったのでバリの尾根を下り緑が池まで行ったのですが、藪の三角点ピーク388に登り返した後に更に続く藪を下る気になれずちんたらと林道を下ったのでした😰。
お尋ねの白石平から近江坂分岐の件ですが、私の頭では福井美浜側からアプローチする案しか浮かびません。
 ̄鷁鵑蠅覆譴票蠅端茲蠢瓩い里枠浜の粟柄林道から抜土に上がり白石平と近江坂分岐を踏むことです。粟柄林道は冬季以外通行止めにはならない優れた林道です。(念のため美浜町役場に要問合せ)
△修譴任亙足りないなら美浜の松屋から大御影山を踏んで抜土に下り、更に大谷山までピストンして抜土にデポした自転車で粟柄林道を下る。
もしくは粟柄林道の支線の折戸谷林道の赤坂山登山口から赤坂山〜大谷山〜抜土に下り、デポした自転車で粟柄林道を下る。
奇抜なアイデアが浮かばず悪しからずです。私は調子に乗って9/20も三周ヶ岳を目指して挫折したのでまだまだ修行が足りません😔
369.0mの四等三角点から北東へ延びる点線ルート、私達が訪れたときは綺麗に整備されたハイキングコースでしたよ。マキノ高原まで楽ちんルートでした。
ご丁寧な返信、ルート案をご提示くださり有難うございました。いずれにしても抜土まで車で入らないといけませんね。凡そ片道100kmを越えるロングドライブになるものですから躊躇してしまいます。それならばマキノ(石庭)から近江坂までピストンしましょかね〜😂
連日の山行、夜叉ゲンゴロウのレコは後ほど拝見させていただきますね😁
三角点一帯のブッシュが刈り払いしてありました。その枝がそのまま放置されていたので10m先の道の様子も分からず藪にしか見えませんでした。大失敗ですね😰
一昨年に同じルートを赤坂山登山駐車場に自転車をデポして石庭から登りました。下山後の輪行はメタセコイヤ道は快適でしたが石庭まで標高差100mを登り返しがしんどかった。石庭に自転車をデポして、赤坂山登山口駐車場→寒風→近江坂分岐→白石平→石庭‥‥はどうでしょう?
紅葉の時期にお楽しみください。白石平から先は抜土までほぼブナ一色です。抜土から近江坂分岐も期待できると思います。白石平から石庭までのカエデも乞うご期待。行かれる際にご一報くだされば抜土で旗降って応援しますよ
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