アサヨ峰・仙丈ヶ岳
- GPS
- 06:49
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,159m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 6:49
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
とは言え予測が甘く、さらにこの日は今年一番の人出だったそうで、どうやら時刻表に拘らず、バスフル稼働でバンバン運んで下さっていたようです。 狭い林道ですのですれ違いも大変で、無線で連絡を取り合いながらすれ違いの待ち時間を最低限にするなど、とても気を使って頑張って下さっていました。 ホント感謝しかありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アサヨ峰方面は、栗沢山山頂手前、標高2,600m辺りで森林限界抜けるまでは、とにかく前日の雨の影響で路面の石や木の根が濡れていて滑りやすく、しかも中々の急登でした。 栗沢山からアサヨ峰へ向かう途中、一旦下って再び登り返すポイントが分かれ道っぽうなっています。フツーに真っ直ぐ行けそうなんですが、実は正解は左なんです。自分も誤って真っ直ぐ進んでしまい、先に同じように間違えてしまった方たちに教えていただいて気付くという有様。結局正規のルートまですぐでしたので、無理してハイマツジャングルを少し横切らせていただきました。 仙丈ヶ岳の方では、下りに選んだ仙丈小屋から馬の背ヒュッテの方へ下るルートの途中、五合目で合流するまでの間は、水場が多いのはいいのですが、それに伴って路面もやはり滑りやすくなっています。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今回は、初のバスアクセス、初の3,000m峰(富士山以外で)と、初モノづくしでした。
その分、想定外の事態も多く、反省させられました。
まずバスに乗るまでが想定外。
始発前には当然着いたのですが、すでに長蛇の列!
チケット買うのにまず並び、そしてバス乗るのに再度並ぶという、登山前に疲れる疲れる。
それでも思った以上にバスの運行台数が多く、こりゃ当分ダメだと想像してたよりは早く乗ることが出来ました。
それもひとえに、もの凄い人出に臨機応変に対応して、ある意味時刻表に関係無く順次フル稼働してくださったおかげだと思います。
本当に感謝感謝です。
何とか無事に北沢峠に着いたのは、時刻表通りから遅れること1時間15分ほどの8:00。
時刻表通りでもアサヨと仙丈の2つは間に合うかな?と心配していた同行メンバーは、素直に諦めて仙丈一択に変更。
一方山梨百名山制覇を目指す自分は、こんな大変な思いしないと来れないこんな所に何度も足を運びたくないので、仲間と別行動でまずはアサヨ峰を目指します。
アサヨ峰の手前、栗沢山までの急登はまだ元気だったこともあり、順調にほぼ1時間で登り切ったものの、そこから先が思ってた以上に大変でした。
鋸岳の稜線とまでは行かないものの、それに近いような岩だらけのアップダウンと、さらには不明瞭なルートで登り返しの所で間違えて直進してしまい、同じく先行して間違ってしまった3人組の方達に道が無いと教えられ、やむなくハイマツジャングルを強行突破。
距離にすればほんの10m程度なんですが、地面に足も着けられないような空中浮遊状態で何とか正規のルートに復帰できました。
そんなこともあり、アサヨ峰山頂に到着した時には、スタートから1時間38分ほど経過していました。ホントは1時間15分ぐらいでの登頂を想定してたんですけど、そんなに甘くなかったです。
とは言えそれでも、登りは結構頑張って、途中で4・5組をぶち抜いて、アサヨ峰山頂へは知る限り一番乗りで大パノラマを独占できました!
とは言えそこでゆっくりしている訳にも行きません。
他のメンバーとは、仙丈ケ岳山頂で落ち合うという話になっていました。
当初の予定では、アサヨ峰を2〜2.5時間で終わらせ、そこから仙丈ケ岳山頂までの高低差1,000mを1.5時間で登り切り、3.5〜4時間、12時頃には山頂に着きたいなと考えていました。
でも実際は、アサヨ峰から栗沢山に戻る途中でもうすでに10時。
どう考えてもそこから2時間で仙丈のてっぺんは無理!
一応遅くなっても13時頃までは山頂で待ってるから、という話にはなっていたので、遅くともそれには間に合わせようと気持ちを新たに、まずは下山を急ぐ急ぐ。
行きにぶち抜いた方々と再度すれ違い、さらには後から登ってきた人たちも多少いましたが、やはり北沢峠から登る山としてはマイナーだと思いますので、それほど多くはありませんでしたし、下り後半になると、さすがにその時間から登り始める人はおらず、下りの攻めに集中できました。
まだまだ路面が濡れていたので無理はしない範囲で最大限急ぎ、200m/10分ぐらいの自分的には割といいペースで下りましたが、結局下に着いたのは11:00。
当初想定の遅い方の時間よりもさらに30分かかってしまいました。
林道まで戻ったら、道を横切って真正面から仙丈ケ岳への登山口がお待ちかね。
まだまだ元気ではありましたが、とは言えそこそこ疲れも出てきてました。
それに傾斜もアサヨ峰ほどきつくはなく、登りやすいのは確かですが、その分どうしても上に登るペースは遅くなってしまいます。
アサヨ峰の登り、栗沢山までは、おおむね150m/10分ペースで登れましたが、仙丈ケ岳の方に入ると、それがせいぜい100m/10分ペース。
まぁこれは想定の範囲内でしたけどね。
なので1000mで1時間40分、それぐらいで行けるかなと思っていましたが、やはり女王はそんな単純な計算通りには行きません。
途中で疲労が内転筋に貯まってつりそうになるし、全力追い込みペースまではいかないものの、自分的にはそれなりの強度で登ってましたので、補給は摂っていましたがそれでもちょっとフラフラ。
途中1〜2分の小休止なども挟みつつ、とにかく上を目指しました。
下の方では携帯電波圏外だったのですが、森林限界抜けたからなのか、山小屋近くなったからなのか、標高2,800m辺り、なので小仙丈の少し手前辺りで突如LINEの受信音。
開いてみると、メンバーからの仙丈登頂報告。
送信時刻は11:00となっていましたので、3時間ほどで登ったんですね。
そこで自分も後20分ぐらい、と返したものの、実際は疲労によるペースダウンと稜線横移動の多さでそんな予定通りには事は進まず、みるみる内に時間は過ぎます。
メンバーを山頂でかなり長時間待たせてしまい、寒くなって来たので仙丈小屋まで下りるとLINEが入ったものの、何とかメンバーが実際に下り始める前に山頂が見える位置までたどり着き、メンバーがこちらに向かって手を振っているのを確認し、手を振り返しました。
結局疲労によるペースダウンが響いて、山頂に着いたのは13:05頃。スタートから2時間ちょっと、まぁ自分の実力はこんなもんですね。
かなり追い込んだつもりでしたので山頂でしばらく休んで回復させたいのはやまやまですが、メンバーを散々待たせてしまったのでそうも行かず、それに帰りのバスの時間もありますので、山と言えばのあんパン食って、ちょっと写真を撮って早々に下り始めました。
まず仙丈小屋まで下り、ホントは小仙丈経由で下ろうかと考えてたんですが、上り返しが思った以上にキツそうで、コースタイムも40分と結構な長さでしたのでやる気が起きず、その代わりに少し遠回りにはなるもののそんな上り返しを回避できる、馬の背ヒュッテ・藪沢小屋経由のルートで下ることにしました。
道は割と下りやすく、休養十分のメンバーがガンガン先頭を引っ張ってくれたおかげもあり、途中で遅いメンバーを待ったり、渋滞発生させてるのに道を譲ろうとしない某外国人登山客によるロスなどもありましたが、仙丈小屋から2時間45分と表示されていたコースタイムのところを、1時間半弱で下り切ることができました!
北沢峠到着が15:00チョイ前。
本来なら終バスが15:50の予定だったんですが、それまで登山客全員待たせてたら大混雑になると判断したのでしょう、バス1台分の乗客が集まるごとに、予定時刻待たずにどんどん発車させてくれたおかげで、15時過ぎにはバス発車し、16:00前には仙流荘まで下りて来れました。
おかげで予定よりも結構早く、帰りに伊那名物のローメンをみんなで食べて帰りました。
さぁこれで山梨百名山90座制覇で残すところ後10座。
3回で終わらせるつもりで計画立てていますが、もちろんどれも相当にハードです。
果たしてそんなに上手く行くのでしょうか・・・
次回は西沢渓谷から鶏冠山・甲武信岳・破風山・雁坂嶺と一気に4座を制覇する20卍兇離魁璽垢鰺縦蠅靴討い泙后
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