・兵庫県境200Kmの縦走に挑む ★第18回【波佐利山〜戸倉峠】秘境のピークを越えて巨樹と再会 (兵庫県宍粟市・鳥取県八頭郡)
- GPS
- 06:56
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 875m
- 下り
- 719m
コースタイム
仝境行程
◆所要時間 4時間50分 ●歩行距離 6.8Km ▲総上昇量 395m
∩換堋
■所要時間 7時間10分 ●歩行距離 10.2Km ▲総上昇量 760m
05:30 赤西川二俣(テント幕営地)
07:50【◆踏査開始点】波佐利山(はさりやま)「掘ε戚勝波左利(はさり)△1191.56m」
11:10 赤谷山(あかたにやま)「供ε戚勝落折(おちおれ)△1216.44m」〜(昼食)11:40
12:40【◆踏査終了点】戸倉峠(とくらとうげ)
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・国道29の「道の駅 はが」を北上し600m程先を左折。 橋を渡って右へ「赤西渓谷」の看板に従って荒れた林道を詰めて最奥を目差す。 ❷乗用車【◆踏査終了点】 ・国道29の新戸倉トンネル東から旧道に入り、道なりに登り切れば戸倉峠に着く。 峠の切り通しの先に広い駐車地があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆山行概要≪核心部≫ 〆鯑の登路を登り返して、踏査開始点の波佐利山へ向かいます。 ∋劃困鯔未20mほど戻って北東の尾根に踏み込み、薄い笹藪を分けて進む。 1166mPKの先は、県境尾根の地形がややこしく、忠実に尾根を辿らないと深い藪に誘われます。 このあたりの原生林には巨樹が点在しており、思わず足を止めて見上げてしまいます。 い笋て国土調査の測量杭が現れて快適な切り開きの道に乗ると、赤谷山へ間もなく到着です。 ダ崔山から戸倉峠へ整備された快適な登山道が伸び、峠直前にある急な山腹を降りると 登山標柱が待っていました。 |
写真
感想
【感想・コメント】
・今回(17-18回)の県境縦走は、大通峠から戸倉峠まで16Km強を2日間11時間40分で踏破しましたが、
2年前の夏には濃密なネマガリ竹の藪に行く手を阻まれ、3日間16時間30分を要しています。
・登山開始の赤西渓谷は清流で知られていますが、上流部のナメ滝は一見の価値があります。
・1166mPKの先の笹藪に大きな「熊の糞」があり緊張が走って周囲を見渡しました。
・1087mPKから広々した原生林に巨樹が林立し、2年前に出合った「象の檜」にも再会でき感激です。
この巨樹群へは、赤谷山からの登山道を少し整備すれば、容易に訪れることが出来そうです。
特に庭園広場にある「胎内くぐりの大杉」が見所になりそうです。
・赤谷山の山頂は、以前あったネマガリ竹が見事に切り開かれて小広場になり、氷ノ山や周辺の山々が一望できました。
▲【兵庫県境踏査縦走】
・兵庫県境を瀬戸内海から日本海まで、約200Km以上を縦走する企画を日本山岳会の関西支部が立ち上げました。
・踏査に1年(延べ24日)以上を要する計画で、2013年1月19日から開始しています。
■山行詳細記録
☆05:30【赤西川二俣(テント幕営地)】
・空が白み始めたテン場に別れを告げ、美しい清流の流れに沿って緩やかな林道を登って行く。
☆06:25【管理道取付】
・沢の水を補給して、急な山腹を喘ぎながら1時間ほど登る。
☆07:25【登山道合流】
・ようやく植林に囲まれた一般登山道に出て、山頂へ向かう。
☆07:50【◆踏査開始点】波佐利山】
・山頂の三角点から踏査縦走を開始。すぐ北の尾根に踏み込む。
しばらく明るいブナ林を快調に進む。
☆08:40【△1166mPK】
・1166mPKあたりから薄い笹藪を分けるようになると、北東へのルートが分かり難くなる。
主稜線へ少し藪をトラバースしていると、大きな「熊の糞」があり緊張。
☆09:15【△1087mPK】
・広い尾根出ると原生林に巨樹が林立し、マニアには堪らない秘境のスポットだ。
☆10:20【胎内くぐりの杉巨木】
・庭園のような広場の中央に、胸高幹回りが10mを越える「胎内くぐりの大杉」があった。
幹の空洞通過にスマートな女性が、挑戦すると見事に空洞をくぐり抜けた。
空洞の内部は狭くて入り組んでおり、通過には柔軟性とコツがいるようだ。
☆11:00【国土調査の杭切り開き】
・県境を少し外して笹藪を漕ぎ、国土調査の切り開きに復帰して安堵する。
少し先には、戸倉スキー場への標識があり、明瞭な山道が東へ下っている。
☆11:10【赤谷山(あかたにやま)「供ε戚勝落折(おちおれ)△1216.44m」】〜(昼食)11:40
・広い尾根道を登り切ると、大展望の赤谷山に着く。
山頂広場には山名標柱と二等三角点が埋まっていた。
雄大な景色を眺めながらお昼の休憩をとり、下山は戸倉峠へ整備された快適な登山道を辿る。
☆12:00【△1143mPK】
・標高を示す標識の横には、仙人の門のような「ミズメ」があった。
このあたりもブナの原生林の明るい緑に囲まれて心地良い。
☆12:40【◆踏査終了点】戸倉峠(とくらとうげ)】
・峠の崖の手前にある急な山腹を滑り降りると登山標柱があり、すぐ西にある断崖になった切り通しの県境で
今回の踏査を無事に終了。
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