紅葉ピークの八方尾根・唐松岳
- GPS
- 07:42
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 968m
- 下り
- 960m
コースタイム
天候 | 晴れ のち 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・ゴンドラ・リフト(八方〜第1ケルン往復) 2,600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト:八方ゴンドラ駅にあり ■道の状況:全コース特に問題なし ■入浴:第3駐車場近くの八方温泉第二郷の湯 500円 |
写真
感想
秋には訪れたことのない八方・唐松岳。
夜景、星空を期待して八方池山荘に前泊するが、夕方から一晩中ガスの中で何も撮れず。
夜明け前に起き出して外を覗くと少しずつ霧が晴れて下界の灯りが見え始めている。カメラを持って外に出て朝食の時間まで周辺で撮影する。
朝食を済ませ山荘を後にして歩き始めると上の方の雲もどんどん晴れて景色が見え始める。少し登ると五竜・鹿島槍が色付いた木々の向こうに姿を現したので早速カメラを取り出して何枚も撮影。
カメラを首に下げたまま八方池まで登って行くと、前方の丸山まで続く下ノ樺、上ノ樺の斜面が素晴らしく色づいているのが目に入る。その向こうには不帰ノ嶮の峻峰が聳えている。
まだ時間も早いので八方池の周りには誰もいない。池に映る絵に描いたような景色を心ゆくまで撮影する。
ダケカンバの黄色、ナナカマドの赤が眩しい下ノ樺の林の中へ入って行く。歩いても歩いても周り中が鮮やかな色の光で満たされていて、先行するグループからは何回も歓声が上がる。
雪の季節には直登する上ノ樺から丸山までを、九十九折れにジリジリと登って行くとしだいに足に疲れが溜まってくる。丸山で白馬三山を眺めながら少し休憩。
唐松岳山荘までは標高差であと200mほどだが、ここからペースがだいぶん落ちて二、三組の登山者に追い越される。山荘前に荷物をデポして山頂を往復。山荘前に戻ってコーヒーを淹れて貰い、剱・立山を眺めながら和む。
当初の計画はこの日は頂上山荘に泊り、夕方は剱の上に沈んでいく月と金星、真夜中に頸城山系から昇るオリオンを撮るつもりだったのだが、天気は下り坂で夕方以降は稜線は雲の中の模様。
しばらく悩んだ後、この日のうちに下りることにする。
調子の悪い両膝を庇いながらゆっくりと下山する。
太陽が南から西に回ってきて、登って来た時とは違う面に日が当たるようになっている。しだいに稜線へ向かって雲が湧きあがって流れて行く。往路には撮れなかった景色を何回か立ち止まって撮影しながら下りる。
紅葉の時期の晴れ日とあって、平日にもかかわらず登って来る人の数は多い。八方池付近には登山者以外の観光客の姿も沢山。
この日にここまで来たみんなはきっと満足して帰ることができるだろう。
下りて来たのがほんとに正解だったのか、兎平でソフトクリームを舐めながら何%かは後悔を感じていた。
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