深南部 バラ谷の頭

2021年09月24日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 18.1km
• 登り: 1,556m
• 下り: 1,551m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:50
• 休憩: 1:50
• 合計: 10:40

5:10 麻布山登山口
7:10 7:20 麻布山
7:40 戸中山
8:10 8:20 前黒法師山
10:20 バラ谷の頭
10:20 11:30 打越峠
13:20 13:30 前黒法師山
13:50 戸中山
14:10 14:20 麻布山
15:40 麻布山登山口
15:50 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

水窪湖ダムに駐車場あり6台分くらい。天竜スーパー林道、麻布山登山口に10台くらい。

コース状況／危険箇所等

水窪町からダムまでの最短ルートは通行止め。国道152号線の草木トンネルの先、左折で入る迂回路で行けました。戸中川の林道は中小屋手前約2キロで通行止め。駐車スペースは有ります。天竜スーパー林道を山住神社を経由して麻布山登山口まで行く場合、県道389号線は春野方面からは通行不能で、水窪町側から行くしかありません。アプローチは大変です。
登山コースは、麻布山まで整備良好。それより奥は指導標が無く、踏み跡の薄い所や倒木帯などあります。距離のわりに時間がかかります。

その他周辺情報

水窪町の「はくりや」が最奥のスーパーです。水窪駅近くにエネオスがあります。

写真

9/23 8:08

せっかく自宅を深夜に出立しても、通行止めには敵いません。前回は行けたのに。

9/23 9:14

迂回路を廻ってようやく水窪ダムに駐車。一時間半くらいロス。

9/23 9:50

前回あきらめたルートを行ってみます。

9/23 9:57

初めのうちはなんともない林道でしたが、、

9/23 10:09

落石天国

9/23 10:13

土砂崩れパーティー

9/23 10:14

テント担いで通過する気になれず退却。この奥も崩れている可能性大。

9/23 10:57

戸中川沿いの林道を進んで、地形図に記号のあった橋まで来たものの、橋自体が通行止め。林道を進んで、谷の奥にも災害復旧の通行止めがあり、谷筋のアプローチを断念しました。

9/23 14:12

さらにまた水窪町の主要部から迂回して、山住神社からのスーパー林道入口。

9/23 14:12

通行止めは見あきましたが、麻布山登山口までは行けるとの事です。ラッキー

9/23 14:12

冬季は通行止めの予定。皆さん、今のうちですよ。

9/23 14:37

麻布山登山口の様子。この先のスーパー林道が通行止めなのでいくらでも駐車できそうですが、右の白線の所が駐車に向いています。右に行く細い林道の奥で伐採と搬出作業をしていますので、導線をふさがない様にしましょう。

9/23 14:38

アップで麻布山登山口の様子。工事業者は�蠹亙娵残鏐�業とあります。「兄弟ならば違う道を歩め。戦うことになるぞ。」ラオウの名言を思い出して、会社の行く末を心配しました。

9/23 14:39

スーパー林道、通行止めの様子。

9/23 15:58

時間が中途半端なのと、不整脈がひどいので歩けそうもなく、、日帰り装備に荷造りし直して時間を過ごす。

9/23 17:07

野宿することにしました。登るのは明日ね。道脇に良い止め場所が有りました。第一日目が終了。

9/24 5:12

翌朝、登山口に取って返す。クマでも出そうな雰囲気でした。

9/24 5:49

夜が明けきらず、眠たい風景。

9/24 6:09

薙ぎ(浸食)がすごいところが有りました。付近の山にも薙ぎが多いです。地域的な要因なのでしょうか。

9/24 6:34

日が上がって明るくなる。

9/24 7:06

ヌタ場

9/24 7:09

麻布神社奥宮跡

9/24 7:08

解説

9/24 7:10

9/24 7:10

倒壊した小屋。昔はココから戸中の谷へ降りる道が有ったらしい。

9/24 7:10

これは風呂釜なのか、鍋なのか？

9/24 7:17

麻布山の山頂アズマヤ

9/24 7:35

本日、二個目のヌタ場。残念ながらモーニング中の野生動物を見られず。

9/24 7:40

左は崖っぷち

9/24 7:40

前黒法師山に向かう途中の戸中山。

9/24 8:08

9/24 8:09

前黒法師山は樹林の中で、地味なところでした。

9/24 8:36

バラ谷の頭まではけっこう遠いようで。いったん前黒法師から標高差300m下って、500mほどの登り返し。

9/24 8:37

なだらかで広い尾根。踏み跡薄いです。

9/24 8:38

景色に見とれてウロウロしすぎると、きれいな苔を踏んでしまうので要注意です。

9/24 8:40

微かな踏み跡をたどります。跨げないくらいの倒木もあり、上手に迂回しましょう。

9/24 8:56

線状陥没に見とれる。むこうは薙ぎの崖っぷち。

9/24 8:56

遠くの谷間を眺めてびっくり。土砂崩れがせき止めた天然ダムが見えます。いつ決壊するか分からない爆弾が谷に潜んでいる。きのう下流域をうろついていたかと思うとゾッとしました。

9/24 9:05

見事な根上がりの木を見つけました。樹種は解らんかった。

9/24 9:05

根元の土壌が流れてしまったあとで、、

9/24 9:06

露出した根っこが幹みたいに変化。植物ってすごい。須走で針葉樹の根上りを見たことがあります。広葉樹で見たのは初めてでした。

9/24 9:16

石の観察

9/24 9:16

こんな所に出ました。シブロク？

9/24 10:18

バラ谷の頭の手前は笹の多い急登でした。笹につかまりながらヘロヘロ進む足元に、鹿の下顎骨が。左ね。

9/24 10:21

突然、飛び出し、じゃじゃじゃじゃーん。

9/24 10:21

すんばらしい展望

9/24 10:25

南が気になって踏み跡を進むと、、

9/24 10:36

なんと本州最南端2000mの地。

9/24 11:31

憧れていた深南部の風景

9/24 11:31

早い昼食と昼寝を決め込みました。

9/24 12:01

往路を戻ることにしました。すでに両足のヒザがきしみ始めています。無事に帰る勇気、臆病ともヘタレとも人の呼ぶ。

9/24 12:58

空が真っ青。今日は気温が高く、水を消費します。

9/24 13:25

前を通過。登り返しでヘロヘロ。

9/24 13:56

とちゅうを通過。

9/24 14:10

やっとこ麻布山。

9/24 14:11

三角点みっけ

9/24 14:47

登りでは気が付かなかった。

9/24 14:48

ヒメシャラの群れ。

9/24 14:48

背の高いヒメシャラが山に生えている、この地方独特の植生。開花の時期も見たいです。

9/24 14:49

ヒメシャラのすっごいコブを恐るおそる撮影。中身はターミネーターかドラえもんか

9/24 15:46

帰着！もう右膝がまともに動かない。ストレッチせねば。

9/24 15:46

他の車に微妙な距離をとられていた東京ナンバーのジムニーでした。

9/25 14:53

ココからはおまけ　ラリー偏　白川郷を経て富山県へ

9/25 15:06

地震で城下町もろともに埋まってしまった、幻の城。

9/26 9:09

明けて26日、酷道157号線ラリー

9/26 9:09

福井県側から岐阜県へ

9/26 9:10

去年の逆コース

9/26 9:27

洗い越しで洗車

9/26 9:30

切通しで記念写真

9/26 9:53

去年通行止めだった区間が今年は開通、初の全線通過です。ここから先は写真撮る余裕いっさい無しの絶叫区間。ジムニーでもすれ違い不可能なところばかりでした。

9/26 10:02

走破できました。ゲートでいっぷく。

9/26 10:03

去年は不通区間を迂回して猫峠林道から合流したんです。通りがかりのライダーが道案内をしてくれて、偶然通れました。

9/26 10:03

能郷から黒津までが一番険しく、以前は「落ちたら死ぬ」という有名な看板が有りました。

9/26 10:04

ラリーが楽しくてやめられません。

撮影機器：

SHV41 SHARP

装備

個人装備

地下足袋

共同装備

エンジン

感想

jimzaemon

以前登れなかった黒法師岳、テントを用意してチャレンジしました。結果は失敗。また行こうかと思います。

深南部の谷筋の荒れ方はひどいものです。最近の豪雨被害だけではなくて、崩れやすい地質なのではと思いました。山肌に幾つもかかる薙ぎの崩落地形を見ると、尾根や稜線が浸食されて消失し、比較的固い地盤の山頂が残るのではとシロウトの推量をしました。バラ谷頭周囲の山の形がなぜか似通った雰囲気で尖っています。

コメント

solo-hiker

はじめまして。
レコをザッピングして貴方のレコにたどり着きました。
とても解りやすく参考になりした！ありがとうございますm(_ _)m
長野、静岡の県境に中央構造線がありあの辺りはかなり岩盤がもろいそうです。国道152も青崩峠付近は未開通ですもんね。

jimzaemon

こんばんは
コメントありがとうございます。黒法師岳のレコ拝見しました。お疲れさまでした。クマの親子とニアミス、無事で済んでようございました。私は未明の出発準備の最中、妙な気配と物音を感じていたんです。
中央構造線は最近になって興味が湧き、群馬県で三波石を見に行ったり、長野から秋葉街道をラリーしたりと、親しんでおります。青崩れ峠の手前を貫通せんと、トンネル工事がされていますが、永遠に工事中 酷道も林道も万年補修中ですね。ナギのかかる尾根道の方が安全だと最近思っております。またご迷惑を省みず静岡県にお邪魔するかと思います。あいすみません

kirisame

こんにちは
数年前にコミュニティバス利用で戸中橋（写真では通行止）から麻布山を通って寸又峡まで歩いたのを思い出しましたが、こんなになってるとは。
崩れたり噴火したりで、山は逃げないと言いながらも行けるときに行っとかないと、ですねー

jimzaemon

こんばんは
山の様相の変化は、ずいぶんとダイナミックなようです。手前も中学生の時見ていたルートが消失したり、通いなれた道が通行止めになったりしてます。コースの豊富だった昔の登山がうらやましい。
集中豪雨以外に、地方財政の変化もあります。その上、自分の膝が割れてしまうこともあります 山は逃げますよ。
三伏峠の登山口、塩川の小屋前からバスで帰ったなんて、今では信じられません。