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Yamareco

記録ID: 357786
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳

2013年10月13日(日) ~ 2013年10月14日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.2km
登り
2,237m
下り
2,230m

コースタイム

10月13日(日)12:38柏原新道登山口−14:39種池山荘−16:03冷池山荘
10月14日(月)6:09冷池山荘−7:23鹿島槍(南峰)7:37−8:36冷池山荘8:40−9:41爺ヶ岳(中峰)−種池山荘10:33−12:05柏原新道登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
10月12日に降雪があった.柏原新道には残雪なし.
種池山荘から先の稜線上では,ところどころ残雪あり.
爺ヶ岳から冷池山荘までの北側斜面では凍結しているところあり.
冷池山荘での放送案内では,13日は五竜方面からの登山者は一人もいないとのこと.また翌日(14日)も,鹿島槍南峰までは特に問題ないが,北峰およびその先は凍結のため危険であり,行かないようにと呼びかけていた.
扇沢.黒部ダム完成50周年の横断幕.
扇沢.黒部ダム完成50周年の横断幕.
柏原新道の登山口.
柏原新道の登山口.
いよいよ出発.急がないと途中の種池山荘泊りなってしまうかもしれない.
いよいよ出発.急がないと途中の種池山荘泊りなってしまうかもしれない.
柏原新道の途中から見た,篭川と大町市街.
柏原新道の途中から見た,篭川と大町市街.
後立山の稜線.おそらく左のピークが鳴沢岳で右が岩小屋沢岳だと思う.
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後立山の稜線.おそらく左のピークが鳴沢岳で右が岩小屋沢岳だと思う.
扇沢と中央のピークが針ノ木か.
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扇沢と中央のピークが針ノ木か.
稜線上に種池山荘が見えた.
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稜線上に種池山荘が見えた.
「水平道」.高度を2000メートル位まで上げると,トラバース気味の道になる.その辺りから,木にぶら下がった標識が.
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「水平道」.高度を2000メートル位まで上げると,トラバース気味の道になる.その辺りから,木にぶら下がった標識が.
「水平岬」
「包優岬」
「石ベンチ」
「アザミ沢」.涸れていました.
「アザミ沢」.涸れていました.
注意喚起の標識.実際は大したことないが,初心者に対する配慮だと思う.
注意喚起の標識.実際は大したことないが,初心者に対する配慮だと思う.
通行注意のガレ場.
通行注意のガレ場.
「富士見坂」.残念ながら富士山は見えなかった.
「富士見坂」.残念ながら富士山は見えなかった.
「鉄砲坂」.稜線まであと少し.
「鉄砲坂」.稜線まであと少し.
稜線に出ると,目の前に種池山荘.
稜線に出ると,目の前に種池山荘.
爺へ向かいます.
爺へ向かいます.
爺ヶ岳.右手前が南峰,左奥が中峰.
爺ヶ岳.右手前が南峰,左奥が中峰.
おお,鹿島槍が見えたぞ.
おお,鹿島槍が見えたぞ.
気持ちの良い稜線だ.
気持ちの良い稜線だ.
鹿島槍.手前に冷池山荘が見えたぞ.山荘の少し上にはテント場も.
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鹿島槍.手前に冷池山荘が見えたぞ.山荘の少し上にはテント場も.
山荘手前の右斜面は結構切れ落ちている.絶えずガラガラと落石の音がした.
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山荘手前の右斜面は結構切れ落ちている.絶えずガラガラと落石の音がした.
冷乗越.赤岩尾根との分岐.
冷乗越.赤岩尾根との分岐.
こちらが赤岩尾根.北斜面なので,昨日の降雪が残っていた.
こちらが赤岩尾根.北斜面なので,昨日の降雪が残っていた.
冷池山荘に到着.
冷池山荘に到着.
まずは一杯!(すでにビールは飲み終わってますが)
まずは一杯!(すでにビールは飲み終わってますが)
小屋のフロント.
小屋のフロント.
夕食を待つ間,ストーブで温まる.外はすでに氷点下かな.
夕食を待つ間,ストーブで温まる.外はすでに氷点下かな.
夕食.これだけの食事がいただければ大満足.
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夕食.これだけの食事がいただければ大満足.
6時過ぎに鹿島槍目指して出発.テント場から見た剣.
6時過ぎに鹿島槍目指して出発.テント場から見た剣.
剣から立山.
鹿島槍.一番左のピークは布引山.
鹿島槍.一番左のピークは布引山.
布引山です.
剣・立山.
鹿島槍(南峰).
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鹿島槍(南峰).
白馬・五竜.
八峰キレット.
キレット小屋.
北峰への登山道.
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北峰への登山道.
冷池山荘.ヘリの荷揚げ.
冷池山荘.ヘリの荷揚げ.
振り返ってみた鹿島槍.
振り返ってみた鹿島槍.
名残惜しくて,何度も振り返る.
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名残惜しくて,何度も振り返る.
爺ヶ岳中峰.昨日は巻いたので,帰りはしっかりピークハントした.先に見えるのは南峰と種池山荘.
爺ヶ岳中峰.昨日は巻いたので,帰りはしっかりピークハントした.先に見えるのは南峰と種池山荘.
南峰も巻かずにハントした.標識の右のピークは,振り返って見た中峰.巻き道も見える.巻きたくなりますよね〜
南峰も巻かずにハントした.標識の右のピークは,振り返って見た中峰.巻き道も見える.巻きたくなりますよね〜
種池山荘に戻ってきた.ここでのんびりコーラ休憩.
種池山荘に戻ってきた.ここでのんびりコーラ休憩.
信濃大町駅.
駅前のお店で昼食.人気店のようです.
駅前のお店で昼食.人気店のようです.
電車の中で飲むビールを買いに酒屋さんへ.ご主人に試飲させられ,帰山という蕎麦焼酎と白馬錦原酒も買う羽目に…宅配便で送ってもらいました.
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電車の中で飲むビールを買いに酒屋さんへ.ご主人に試飲させられ,帰山という蕎麦焼酎と白馬錦原酒も買う羽目に…宅配便で送ってもらいました.
信濃大町から特急で帰宅.自由席座れて良かった!
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信濃大町から特急で帰宅.自由席座れて良かった!

感想

体育の日の連休を利用して鹿島槍ヶ岳に行ってきた.
当初の計画では,3泊4日で鹿島槍・五竜・白馬を縦走するかなりビッグな予定を立てていた.
しかし日程やその他の理由でもう少し縮小した方が良いだろうと考え,鹿島槍から五竜までの縦走に変更して出かけることにした.

≪山行予定≫
10月13日(日)
 扇沢−(柏原新道)−種池山荘−爺ヶ岳−冷池山荘(泊)
10月14日(月)
 冷池山荘−鹿島槍−(八峰キレット)−五竜岳−五竜山荘(泊)
10月15日(火)
 五竜山荘−唐松岳−(八方尾根)−八方池山荘

≪山行記録≫
10月13日(日)
 この日は快晴.大町市内と扇沢を結ぶ大町アルペンラインは,マイカー規制となり,途中で大渋滞.予定より約1時間遅れで柏原新道を登り始めた.
種池山荘まで約2時間で到着したが,すでに3時近い.冷池山荘に予約した時に,到着が遅くなるようだったら種池山荘に立ち寄って相談してほしいとのことだった.冷池と種池は同じ経営なので,融通が利くようだ.
 実際,種池で小屋の人に相談すると,この先は凍結しているところもあるので,今から冷池まで行くのは推奨しないとのこと.種池山荘自体は空いているので宿泊はオーケーとのことだった.
 しかし種池止まりだと翌日に五竜まで行くのは厳しくなる.何とか冷池まで行っておきたい.小屋番に行くことを伝えると,それなら冷池小屋に今から一人そちらへ向かうことを連絡入れてくれるとのことだった.ありがたし!
 種池山荘から爺ヶ岳へ向かった.爺ヶ岳は南,中,北の三峰からなるがそれぞれの北面は確かに凍結しているところがあった.しかし転倒しても滑落するところはなかったので,不安はなかった.先を急いでいたので,南峰と中峰はピークを通らずに巻き道を使った.
 種池から1時間半ほどで冷池山荘に到着.受付で真っ先に明日の予定を聞かれた.五竜予定と言ったら,即座に却下された.明日は鹿島槍まで,しかも南峰まで.北峰に行くのも危険とのことだった。館内放送でも同様の内容を放送して,登山者に注意喚起していた.
 この時点で,八峰キレットを超えて五竜に行くのはほぼ断念.鹿島槍までの往復ならばと、ビールに日本酒、ウイスキーへと…
 宿泊客は150名程度.10人部屋に7人くらいだったので余裕があった.男女別だったのか,私の部屋は男性のみ.消灯まで談笑を楽しんだ.

10月14日(月)
 6時過ぎに鹿島槍を目指して出発.進行方向左手には新雪のついた剣・立山が美しかった.1時間ちょっとで鹿島槍南峰に到着.白馬方面が一望に!手前の五竜から八峰キレットも確認.確かに凍結した状態のあの稜線を歩く気にはなれない.残念ながら,撤退.ここで折り返し,来た道を戻ることにした.
 冷池山荘へは1時間ほどで到着.陽射しが強く,大分汗をかいたので,中間着を脱ぎながら小休止.日焼け止めもサングラスも持ってこなかったことを後悔.顔が真っ赤になったり雪目にならなければ良いな〜.
 爺ヶ岳は前日ピークを巻いたので,帰りはきちんとピークハントしていった.爺さんに礼儀を尽くしました.
 種池山荘でも小休止.おなかが空いたので,小屋で缶コーラを買い,持っていたどら焼きを食べた.
 柏原新道の下りでは,ずいぶん多くの登山者とすれ違った.時間的に日帰りとは思えないので,連休の最終日にしては多いかなという印象あり.またランナーが一人走って登っていた.あの急坂を走れるのは相当なツワモノだと思う.

 初めての後立山連峰.五竜まで縦走できなかったのは残念であるが,鹿島槍の往復だけでも十分に満足だ.八峰キレットや不帰キレットはまたのお楽しみということで.

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コメント

climbracerさん、こんにちは。
鹿島槍お疲れさまでした。

私は月曜日に北穂のキレットを通過しましたが、雪は既に殆ど消えていました。
私も小屋から出来ればやめた方が良いといわれましたが、状況は刻々変わるので判断は難しいですね。

白馬までつなげると次は栂海ですね。
2013/10/22 14:41
MATSUさん、コメントありがとうございます.
確かにMATSUさんのおっしゃる通りだと思います.
私も最終的には自分の目で確認した上で,行かない方が良いだろうと判断しました.自分で考えて行動することが登山だと思います.
栂海は鋭い指摘ですね(笑).いつかは日本海までと考えています!
2013/10/22 22:52
プロフィール画像
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