ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 357823
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

破風山避難小屋へ泊りに/西沢渓谷〜甲武信ヶ岳〜川又

2013年10月12日(土) ~ 2013年10月13日(日)
 - 拍手
tanukimi その他1人
GPS
32:00
距離
15.0km
登り
1,707m
下り
1,882m

コースタイム

10/12(土)/9:40西沢渓谷バス停下車⇒10:15:西沢山荘⇒(徳ちゃん新道経由)⇒14:30木賊山分岐⇒15:00甲武信ヶ岳⇒15:30甲武信小屋(水補給)⇒16:00木賊山分岐⇒16:50破風山避難小屋(泊)
10/13(日)/6:00破風山避難小屋⇒8:30雁坂峠⇒(雁坂小屋経由)⇒13:10川又バス停
天候 秋晴れ!!
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路:自宅⇒(電車)⇒JR塩山駅⇒(市営バス:\900)⇒西沢渓谷バス停
復路:川又バス停⇒(村営バス:\300)⇒大滝温泉遊湯館⇒(西武バス:\600)⇒西武線・西武秩父駅
コース状況/
危険箇所等
全行程、危険個所はなし。ただし、「徳ちゃん新道」ならびに「雁坂小屋〜川又バス停」への道は、凍結時期には注意が必要。
まだ緑が色濃かった西沢渓谷遊歩道から一歩入ると、秋の落し物が。
2013年10月12日 10:30撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/12 10:30
まだ緑が色濃かった西沢渓谷遊歩道から一歩入ると、秋の落し物が。
数年ぶりの「徳ちゃん新道」。やっぱり急坂だ…
2013年10月14日 10:56撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/14 10:56
数年ぶりの「徳ちゃん新道」。やっぱり急坂だ…
それでも、真っ青な空と色づき始めた紅葉が、急坂の疲れを癒してくれる
2013年10月14日 10:56撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
10/14 10:56
それでも、真っ青な空と色づき始めた紅葉が、急坂の疲れを癒してくれる
紅葉には青空が似合う
2013年10月12日 12:19撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/12 12:19
紅葉には青空が似合う
木賊山分岐の手前で、突然広がる眺望。よし、ここまでこれたらもう少し!
宿泊予定地の水場情報が不安定だったため、奥秩父縦走路にぶつかった分岐に荷物をデポし、甲武信ヶ岳へ。
2013年10月12日 14:21撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/12 14:21
木賊山分岐の手前で、突然広がる眺望。よし、ここまでこれたらもう少し!
宿泊予定地の水場情報が不安定だったため、奥秩父縦走路にぶつかった分岐に荷物をデポし、甲武信ヶ岳へ。
甲武信ヶ岳の頂上は、真っ青な空が!さいこー!
2013年10月14日 10:56撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
6
10/14 10:56
甲武信ヶ岳の頂上は、真っ青な空が!さいこー!
南アルプスから八ヶ岳
2013年10月12日 15:31撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/12 15:31
南アルプスから八ヶ岳
連なる山の向こうに富士山。


珍しく空いていた頂上。
こぉ〜んな景色をいつまでも見ていたいけど、今日のゴールはまだ先。。
2013年10月12日 15:32撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
2
10/12 15:32
連なる山の向こうに富士山。


珍しく空いていた頂上。
こぉ〜んな景色をいつまでも見ていたいけど、今日のゴールはまだ先。。
甲武信小屋で水を補給し、目的地へ。
木賊山から見る甲武信ヶ岳
2013年10月12日 16:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/12 16:05
甲武信小屋で水を補給し、目的地へ。
木賊山から見る甲武信ヶ岳
木賊山を越え、樹林帯を抜けると広がる眺望。
えーーーー!破風山ってこんなにかっこいい山だったんだ!!
以前来た時は、薄暗くて、こんなかっこいい山だと知らなかった!
やっぱりお天気って重要。
2013年10月12日 16:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
10/12 16:33
木賊山を越え、樹林帯を抜けると広がる眺望。
えーーーー!破風山ってこんなにかっこいい山だったんだ!!
以前来た時は、薄暗くて、こんなかっこいい山だと知らなかった!
やっぱりお天気って重要。
奥秩父縦走路特有の立ち枯れの森
2013年10月14日 12:09撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/14 12:09
奥秩父縦走路特有の立ち枯れの森
立ち枯れの向こうに見える富士山が、どんどん淡い色に包まれていく
2013年10月12日 16:47撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
10/12 16:47
立ち枯れの向こうに見える富士山が、どんどん淡い色に包まれていく
なんともいえない優しい光に包まれた富士山にウットリ。
2013年10月12日 17:24撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
10/12 17:24
なんともいえない優しい光に包まれた富士山にウットリ。
半月と富士山。
2013年10月14日 12:09撮影 by  iPhone 4S, Apple
1
10/14 12:09
半月と富士山。
陽が落ちていく
2013年10月12日 17:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/12 17:43
陽が落ちていく
と、どうにか17:00前に避難小屋到着。
路の途中で、煙突から煙が出ているのを見つけた時は、2人で狂喜!!(笑)
2013年10月12日 17:44撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/12 17:44
と、どうにか17:00前に避難小屋到着。
路の途中で、煙突から煙が出ているのを見つけた時は、2人で狂喜!!(笑)
薪ストーブのある素敵な避難小屋。

この日は、偶然にもこの小屋を愛して止まない山人とご一緒することができ、本当に、本当に素敵な一夜を過ごすことができました。

薪作りから部屋のケアまで、本当に心細やかで、でも、心はおっきな山人。
また、お会いできる日を心待ちにしています。

2013年10月12日 17:45撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
3
10/12 17:45
薪ストーブのある素敵な避難小屋。

この日は、偶然にもこの小屋を愛して止まない山人とご一緒することができ、本当に、本当に素敵な一夜を過ごすことができました。

薪作りから部屋のケアまで、本当に心細やかで、でも、心はおっきな山人。
また、お会いできる日を心待ちにしています。

一夜明け、早朝の富士も美しい。
2013年10月14日 12:11撮影 by  iPhone 4S, Apple
3
10/14 12:11
一夜明け、早朝の富士も美しい。
あぁ、今日もいい天気になりそう!
2013年10月13日 05:48撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
10/13 5:48
あぁ、今日もいい天気になりそう!
お世話になった避難小屋♪またきます!
2013年10月13日 05:57撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 5:57
お世話になった避難小屋♪またきます!
朝日を浴び、刻々と姿を変える様をいつまでも見ていたい気持ちをふりきって、出発。
2013年10月13日 06:17撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
10/13 6:17
朝日を浴び、刻々と姿を変える様をいつまでも見ていたい気持ちをふりきって、出発。
んーーー。朝の光にクッキリとした輪郭を見せる山連。
2013年10月13日 06:39撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 6:39
んーーー。朝の光にクッキリとした輪郭を見せる山連。
お!今季、初めて見る霜柱。
秋の装いをしていても、山は確実に冬支度を始めているようです。
2013年10月13日 07:07撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
10/13 7:07
お!今季、初めて見る霜柱。
秋の装いをしていても、山は確実に冬支度を始めているようです。
朝の陽ざしが気持ちのいいトレイル。
2013年10月13日 07:39撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 7:39
朝の陽ざしが気持ちのいいトレイル。
昨日よりも更に近くに見える南アの稜線
2013年10月13日 08:24撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
10/13 8:24
昨日よりも更に近くに見える南アの稜線
山小屋の方達は、今年の紅葉はハズレと言っていたけれど、私にとっては十分美しい紅葉♪
2013年10月13日 08:33撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/13 8:33
山小屋の方達は、今年の紅葉はハズレと言っていたけれど、私にとっては十分美しい紅葉♪
深紅
2013年10月13日 08:36撮影 by  iPhone 4S, Apple
2
10/13 8:36
深紅
あーーーーーーーーーここで3時間くらいまったりしたいよー!
雁坂峠からの眺望。
2013年10月13日 08:43撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/13 8:43
あーーーーーーーーーここで3時間くらいまったりしたいよー!
雁坂峠からの眺望。
…とも言っていられず、、雁坂峠から奥秩父が色濃く残る素敵な林道を川又バス停まで。
見事な秋晴れに恵まれて、充実の二日間でした。
2013年10月13日 10:31撮影 by  iPhone 4S, Apple
10/13 10:31
…とも言っていられず、、雁坂峠から奥秩父が色濃く残る素敵な林道を川又バス停まで。
見事な秋晴れに恵まれて、充実の二日間でした。

感想

牛歩を強いられ、テント場で迷子になりそうになり、初参戦にて白旗をあげた昨年の涸沢。

そんなメジャールートから一転。
今年の「体育の日」の連休は、ずっとずっと気になっていた「破風山避難小屋」へ。
ただ、問題がひとつ。この避難小屋、直前に調べた水場情報が、不安定なものばかり、、
小屋に着いてから「水がない」のが一番怖いので、大事を取って甲武信小屋で水補給するルート。

3連休の初日、まだまだ緑濃い西沢渓谷から登山道へ一歩足を踏み入れると、
少しずつ始まっている紅葉が迎えてくれる。

日差しはあっても、ときおり吹く風はひんやりとして、汗ばむ身体を癒してくれる。
おかげで、あいかわらず厳しい急坂の徳ちゃん新道も、どうにかコースタイム短縮でクリアし、
奥秩父縦走路との交差地点から甲武信ヶ岳にピストンし、水を補給することができた。
よし、これであとは避難小屋へ向かうだけ。

16:00までには目的地に到着という山ルール。
今回は、ゴメンナサイとルールを破って夕刻の山歩き。
うっすらとピンクに染まる空気の中に、柔らかな稜線を現す富士山。
先週終わった1年越しのプロジェクト疲れが、じわじわと抜けていく感じ。
あぁ、なんて幸せ。

いくつかのアップダウンを越え、小屋が見えてきた瞬間、煙突から噴き出す煙が!
「やったぁ!!」「ありがたいーーー!!」

ラッキーなことに、この日は「破風山避難小屋」を大切に思う方が来訪中。
(私達は勝手に「破風山避難小屋の主」ということで「破風主」と。)

さて、この破風主さん、この避難小屋に惚れこんで、ご自分の善意で薪を切り、運び、保管し、
小屋の備品の調達や掃除から、水場の整備までして下さっているとか!!まさに管理人さんだよー!

そんな破風主さんに守られている避難小屋は、清潔感にあふれて幸せそう。良かったね♪

でも、その一方で、掃除用に用意してある雑巾をストーブの燃料として燃やしてしまう人や、
ストーブの薪を下処理に使ってしまう人がいる、なんて話を聞くと、、なんだか悲しくなってしまう。。
避難小屋が居心地の良いものであるためには、各々の心意気が大切ってこと、知ってほしいな。

この日は、5名の小屋仲間。
薪ストーブの周りで暖を取りながら、おもいおもいに夕食を作って談話し、
時たま、みなで外に出て、月夜と星を眺め、また冷えると小屋に戻って暖をとる。
あぁ、なんて贅沢なんだ〜。

そんな最高の時間を過ごし、薪のはぜる音を聞きながら20:00頃に就寝。幸せ。


さて翌朝は、予報通り、気温がガクンと落ちる。
それでも、小屋の中は、早朝4時頃から薪を作ってくださった破風主さんのおかげで、あったか。
おかげで朝からホカホカの食事にありつくことができた。破風主さん&薪ストーブ最強!

そして、朝日が昇る時間。刻々と姿を見せる山々。そして、目の前には富士山。
ここ数年、経験したことのない、贅沢な時間。

いつまでも見ていたい景色を振り切りながら、朝のトレイルを開始。
朝の空気に包まれる静かな奥秩父縦走路。

時折、木々の間から見える山々に息をととのえながら、雁坂峠まで降り、そこから、山栗を拾いながら、一路川又バス停へ。
初めて歩いた、雁坂峠から川又までのルートも、これまた気持ちのいいトレイルだったなぁ。

なんとも充実した静かな山歩きを満喫できた二日間でした。


*水場情報
甲武信小屋にて水補給をしたもので、目視はしていませんが、「破風山避難小屋」の水場は現時点、豊富に出ているそうです。
ただし、台風の影響や凍結などで流れが変わる可能性もありますので、行かれる方は、直前の情報収集が必要だと思われます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4821人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら