破風山避難小屋へ泊りに/西沢渓谷〜甲武信ヶ岳〜川又
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,707m
- 下り
- 1,882m
コースタイム
10/13(日)/6:00破風山避難小屋⇒8:30雁坂峠⇒(雁坂小屋経由)⇒13:10川又バス停
天候 | 秋晴れ!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:川又バス停⇒(村営バス:\300)⇒大滝温泉遊湯館⇒(西武バス:\600)⇒西武線・西武秩父駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程、危険個所はなし。ただし、「徳ちゃん新道」ならびに「雁坂小屋〜川又バス停」への道は、凍結時期には注意が必要。 |
写真
感想
牛歩を強いられ、テント場で迷子になりそうになり、初参戦にて白旗をあげた昨年の涸沢。
そんなメジャールートから一転。
今年の「体育の日」の連休は、ずっとずっと気になっていた「破風山避難小屋」へ。
ただ、問題がひとつ。この避難小屋、直前に調べた水場情報が、不安定なものばかり、、
小屋に着いてから「水がない」のが一番怖いので、大事を取って甲武信小屋で水補給するルート。
3連休の初日、まだまだ緑濃い西沢渓谷から登山道へ一歩足を踏み入れると、
少しずつ始まっている紅葉が迎えてくれる。
日差しはあっても、ときおり吹く風はひんやりとして、汗ばむ身体を癒してくれる。
おかげで、あいかわらず厳しい急坂の徳ちゃん新道も、どうにかコースタイム短縮でクリアし、
奥秩父縦走路との交差地点から甲武信ヶ岳にピストンし、水を補給することができた。
よし、これであとは避難小屋へ向かうだけ。
16:00までには目的地に到着という山ルール。
今回は、ゴメンナサイとルールを破って夕刻の山歩き。
うっすらとピンクに染まる空気の中に、柔らかな稜線を現す富士山。
先週終わった1年越しのプロジェクト疲れが、じわじわと抜けていく感じ。
あぁ、なんて幸せ。
いくつかのアップダウンを越え、小屋が見えてきた瞬間、煙突から噴き出す煙が!
「やったぁ!!」「ありがたいーーー!!」
ラッキーなことに、この日は「破風山避難小屋」を大切に思う方が来訪中。
(私達は勝手に「破風山避難小屋の主」ということで「破風主」と。)
さて、この破風主さん、この避難小屋に惚れこんで、ご自分の善意で薪を切り、運び、保管し、
小屋の備品の調達や掃除から、水場の整備までして下さっているとか!!まさに管理人さんだよー!
そんな破風主さんに守られている避難小屋は、清潔感にあふれて幸せそう。良かったね♪
でも、その一方で、掃除用に用意してある雑巾をストーブの燃料として燃やしてしまう人や、
ストーブの薪を下処理に使ってしまう人がいる、なんて話を聞くと、、なんだか悲しくなってしまう。。
避難小屋が居心地の良いものであるためには、各々の心意気が大切ってこと、知ってほしいな。
この日は、5名の小屋仲間。
薪ストーブの周りで暖を取りながら、おもいおもいに夕食を作って談話し、
時たま、みなで外に出て、月夜と星を眺め、また冷えると小屋に戻って暖をとる。
あぁ、なんて贅沢なんだ〜。
そんな最高の時間を過ごし、薪のはぜる音を聞きながら20:00頃に就寝。幸せ。
さて翌朝は、予報通り、気温がガクンと落ちる。
それでも、小屋の中は、早朝4時頃から薪を作ってくださった破風主さんのおかげで、あったか。
おかげで朝からホカホカの食事にありつくことができた。破風主さん&薪ストーブ最強!
そして、朝日が昇る時間。刻々と姿を見せる山々。そして、目の前には富士山。
ここ数年、経験したことのない、贅沢な時間。
いつまでも見ていたい景色を振り切りながら、朝のトレイルを開始。
朝の空気に包まれる静かな奥秩父縦走路。
時折、木々の間から見える山々に息をととのえながら、雁坂峠まで降り、そこから、山栗を拾いながら、一路川又バス停へ。
初めて歩いた、雁坂峠から川又までのルートも、これまた気持ちのいいトレイルだったなぁ。
なんとも充実した静かな山歩きを満喫できた二日間でした。
*水場情報
甲武信小屋にて水補給をしたもので、目視はしていませんが、「破風山避難小屋」の水場は現時点、豊富に出ているそうです。
ただし、台風の影響や凍結などで流れが変わる可能性もありますので、行かれる方は、直前の情報収集が必要だと思われます。
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