大岳沢〜大岳山〜鋸尾根―2ヶ月半のブランク明けはトンガリ様にご挨拶
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- 04:10
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,116m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八王子07:34 拝島07:49/07:56(JR五日市線) 武蔵五日市08:16 武蔵五日市駅🚏08:22(西東京バス)IC¥493 大岳鍾乳洞入口🚏08:49 復路: 奥多摩13:05(JR青梅線) 青梅13:40/13:49(JR青梅線) 立川14:22/14:23(JR中央線) 八王子14:34 |
写真
感想
ちょうどうまい具合に台風も過ぎ去った土曜日。
10月に入りいよいよ行動制限も解除されたことだし、どこに行こうかと考えたとき甲信地方の高山は紅葉真っ盛りで激混みだろうから近場の奥多摩にすることにした。
奥多摩といえば自分の場合まず思い浮かぶのは雲取山ではなく、大岳山だ。
どこから見ても目立つ山容だが、特に八王子方面から見ると山頂はきれいに尖っていて、両肩もほぼ左右対称。
御岳山に武蔵御嶽神社は祀られているが、もともと山岳信仰としてはこの大岳山が崇められていたのではないだろうか。
そう思えるほど、本当にきれいな山容だ。
2ヶ月半のブランクを経て山歩き再開ということで、まずはこのトンガリ様にご挨拶に行くことにした。
ちなみに大岳山、読みが「おおたけさん」と「おおだけさん」があるが、自分は昔から「おおたけさん」と呼んでいるので「おおたけさん」に馴染みがある。
(八王子ではキューピー山と呼ぶ人もいる。)
高尾山も「たかおさん」ではなく「たかおざん」と読む人がいるが、高尾山ICも読みが「たかおさんいんたーちぇんじ」となったように正式に「たかおさん」と認められたようだ。
実際地元民は「たかおさん」と呼んでいるのだから、そちらが正式と思いたい。
大岳山、地元の檜原村ではなんと呼ばれているのだろうか。
一番最初に登った20年前は軍道バス停から馬頭刈尾根を歩いて行った。
若気の至りなのか登り始めが遅くて、途中で日が暮れてしまったので山頂まで行くことができなかった。
ということできちんと山頂まで至ったのは7年前のことだ。
その時は御岳山からの往復だった。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-551482.html
今回はなるべく人が少ないコースを歩きたいので、地図を見て「大岳鍾乳洞入口」から大岳沢沿いを登り、大岳山からは歩いたことのない鋸山までを繋ぎ、鋸尾根を奥多摩駅まで歩くことにした。
大岳鍾乳洞バス停から大岳山に登る人は少ないだろうし、終点の上養沢バス停から御岳山や日の出山に登る人もまずいないだろう。
と思っていたのに、武蔵五日市駅前では「上養沢」行のバスが長蛇の列。
ただ西東京バスはいつも決断が早く、すぐに増発を決めたくれたので3台バスが出た。
(上養沢行のバスは道路の関係上ミニバスなので、普通のバスなら1台に乗り切るほどの人数だった。)
3台目に乗ったのだが、ほぼ全員が大岳鍾乳洞入口バス停で降りたようで、バス停で降りるとかなりの人数がたまっていた。
この人数と登るのは嫌なので急いで出発したのだが、振り返っても全然来ない。
いったいどこに登るのだろうか?
後で調べてみると大岳鍾乳洞から上高岩山を経て御岳山方面に歩くのも人気のようなのでそちらへ向かったのかもしれない。
大岳沢沿いの道は思ったよりも沢の中を歩く感じで、棒ノ折山の白谷沢や川苔山の川乗谷くらいの雰囲気がある。
大小のきれいな滝が続き、夏場に歩くのもよさそうだ。
ツキノワグマ目撃情報の掲示があり、歳のせいか素直になって最近は熊鈴を買わなきゃなあと思っているのだがまだ買っていないので、歌を歌いながら歩くことにする。
周囲には誰もいないし、カラオケにも行けていないのでちょうどいい。
沢を見ながら徐々に高度を上げ、最後の尾根への取り付きも思ったよりも急登ではなかった。
こちらを登りに使って正解だった。
馬頭刈尾根に出ると、きれいなミズナラ林の尾根道だ。
ミズナラのどんぐりがたくさん落ちている。
今年は豊作だったのだろうか。
すぐに大岳山山頂に至る最後の急登になる。
あのトンガリを登っているのだなあと思うと感慨深い。
今日は夕方遅く、宵のうちにかけて俄雨になるという予報で、雨雲レーダーでも富士山辺りは早くから雲がかかってくる予報だった。
ということで山頂から見える富士山は予報どおり雲がかかっていた。
だが、着いた直後は富士山の山頂が見えていたので充分満足だった。
大岳鍾乳洞からの登りでは、結局2人追い抜き、下りてくる1人とすれ違っただけだったので、登りは御岳山方面から、または奥多摩駅から鋸尾根経由の人が多いのだろう。
大岳山から鋸山へ向かう尾根はイメージ的にはもっと岩場が続くのかなと思っていたのだが、意外と歩きやすい尾根道だった。
こちらもミズナラ林がきれいだ。
頭の中ではLiSAの「紅蓮華」が無限ループで流れていて、テンポよく歩いていく。
久しぶりの山歩きで体力が落ちていないか心配だったが、意外と大丈夫で思っていたよりも早めに奥多摩駅に到着することができた。
夏山のなかった今年、秋山を満喫しようと思った。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する