日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)2013
- GPS
- 18:52
- 距離
- 81.1km
- 登り
- 7,634m
- 下り
- 7,632m
コースタイム
1364位/1881人
真ん中の順位は940位で16時間33分。
このあたりが平均タイムか。
天候 | 晴れ。 スタート時は半そででOK。汗ばむくらい暑い。 夜間走行時は、長袖シャツでちょうどいいくらい。 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
ホリデー快速あきがわ5号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
案内テープ、案内板が充実している。 |
写真
感想
今回で、2回目となるハセツネがやってきた。
去年の参加でコースはだいたい分かっているので、
落ち着いて走ることが出来た。
コース概略図に去年の通過タイムを書き込んであるので、
関門ごとに去年と対比して自分の位置が分かる。
去年の自分の影を追いかけながらのレースになる。
今年の目標は、去年の自分のタイムを上回ること。
ライバルは去年の自分!
ハセツネの最大の特徴は、昼間より夜間走行のほうが長いこと。
それとエイドステーションが1か所で、しかも水1.5リットルだけなこと。
よって、ライトの予備と予備電池、食料は必携となる。
前年は水が不安でスタート時、3.5リットル持ったが、
今年は3リットルとした。
内訳はハイドレ2Lとペットボトル2本。
給水所までにハイドレ2Lとペットボトル1本が無くなり、計2.5リットル消費した。
ペットボトルが1本残った。
スタート時2.5リットルでもOKかも知れない。
さて、スタートです。
スタート場所の校庭で自己申告タイム順に並ぶことになる。
18時間ぐらいが目標だったので、その場所に並んだ。
これが失敗。
全体からは、かなり後方スタートとなり、ひどい渋滞に巻き込まれた。
第一関門で去年の通過タイムから20分遅れている。
参加者が増えたこともあるだろうが、去年より30分は長く渋滞に、はまった。
まだ先は長いと、気持ちを切り替え、巻き返しを狙った。
第一関門手前で暗くなったので、200ルーメンのヘッドライトを装着する。
この新兵器は、強烈に明るい。
真っ暗なトレイルでも地面の凹凸を鮮やかに見せてくれる。
下りだけは、快調に飛ばしていく。
最初のボス山「三頭山」までが長いことは分かっている。
急坂を黙々とストックを使って登っていく。
その後、下って、月夜見山の駐車場が、唯一のエイドとなる。
時計はちょうど、深夜0時。
ここでやっと去年のタイムに追いついた。
去年、ここで休みすぎて調子が狂ったので、給水してすぐスタートする。
次のボス山は「御前山」。ここで去年のタイムを10分短縮した。
その後「大ダワ」へ下り、最後のボス山「大岳山」を目指す。
この山頂の手前で、岩場の鎖場がある。
ストックをザックにくくりつけ、手にはグローブを付け、
四つん這いになって、岩場をよじ登っていく。
ひやひやしながら、通過する。
この大岳山で去年のタイムを40分短縮していた。
まだまだ、足はOKだ。
筋肉痛はあっても痛みは無い。
どこまでも行けそうな気がしてくる。
夜間の視界の狭さからくるランナーズハイだろう。
タイムが短縮しているので調子に乗っていた。
と、ここでトラブル発生。
ヘッドライトが急に暗くなる。
時刻は午前4時。日の出までまだ1時間以上ある。
電池切れだ。
今回、初めて実践で使用するヘッドライト。
明るい分、持続時間が短いらしい。
それにしても一晩持たないとは、想定外だ。
予備のハンドライトを持っていたので、助かった。
真っ暗な山道で、明かりがなければ、動けない。
第三関門「御岳山」。去年より1時間早く到着した。
ここから先は10回以上、走っているコースだ。
去年は、もう明るかった場所が、まだ暗いうちに走れている。
日の出山での日の出に間に合うかも知れないと思い、欲が出る。
第三関門も休憩なしで先を急ぐ。
日の出山到着が5:50。
東京での暦上の日の出は5:46
5分ぐらい遅れたが、間に合った。
日の出山での日の出に間に合うことが、目標でもあったので、
充実感に満たされる。
日の出を眺めて、しばし休憩する。
ここからは、10キロ続く金比羅尾根の長い下りだ。
脚の特定箇所に痛みもなく、まだ走れることに感謝しながら進む。
山を降り、スタート地点に戻ってきた。
フィニッシュタイムは18時間51分。
去年より約2時間早くゴールできた。
そういえば、去年は膝が痛くて、後半走れなかった。
今年は、特に痛みもなく、最後まで走り切れた。
このレースは、速いランナーや遅いランナー、
たくさんいるなかで、他人と競っていては、キリがない。
高望みしてもしょうがない。
自分の実力を見極める必要がある。
レース中、体の痛みや調子を確認しながら、自分の限界に近づけるよう
力を発揮していく。
限界を超えれば、転倒や滑落、ハンガーノックなど様々な障害が発生する。
自分と対峙する。
今年は、自分的には、充実したレースだった。
でもやっぱり、レース中は、激坂登りが続き、弱音も出て、
もう絶対来年出ない、と思ったりもしたが、
ゴールしてみると、また来年も出たくなる、
不思議なレースである。
走った時間帯
明るい時間 8時間
暗い時間 11時間
暗い時間帯を明るい時間帯と同じぐらいの
時間にするのが、来年の目標だ。
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