丹沢大山 大山川右俣 首都圏直撃の台風一過で水流そこそこ
- GPS
- --:--
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 600m
- 下り
- 590m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
通常は二重の滝を越えると水枯れするそうですが、台風一過で、結構上の方まで水が流れていました。 |
写真
感想
首都圏直撃の台風26号の翌日、丹沢は大山川に沢登りに行きました。
7:58伊勢原駅着の電車が遅れ、予定のバスに乗れず1本遅れて出発。
だが、参道の土産物屋をスタスタ歩くと、始発のケーブルカーに間に合った。
駅から二重神社に向かう。途中、昨日の台風の爪跡で、大きな杉の木が道を塞いでいた。
神社の軒先で身支度を整えて入渓。
二重の滝は水流を直登できそうだが、濡れるのでやめる。
ルート図には左を登ると書いてあるし、残置ハーケンがあるが、どう見てもロープは不要の斜面である。
ロープいらないんじゃないという話になるが、まあ朝一だし、一応出す。
登ってみれば、うん、こんなところはロープいらないな、と実感する。
二重の滝のすぐ上にある2条8m、二重の滝を登ってそのまま斜面をトラバースしたら、水流左の段差(階段状)を歩いただけで終わった。
ルート図をあまり良く見ていなかったが、ここも滝としてカウントされているらしい。
その先、沢にはボサがかぶさり、汚い。さすが台風の翌日。
滝の下には流木が重なり合って累積しており、倒木に乗って滝に取り付くところもあった。
続いてハング滝5m、倒木下の残置スリング2本を使わせてもらう。
ここは残置を使わないと、やや難しいと思う。
次、10mくらいの倒木のある滝。
右にロープが垂れている。
ロープに体重をかけても問題ないことを確かめるが、イマイチ信用できないし、ロープを掴んだらツマランのでロープ脇を普通に登る。
ルート図にはロープのある右壁はあまり良くないとあった。
確かに、ホールドはガバではあるものの、ちょっと持ちにくい。
落ち口は磨かれているので、落ち口には向かわずそのまま右壁を登りきる。
その後はサクサク進む。
5mトイ状滝。時間はあるので、自分がリードで登ることにする。
本日2回目のロープ使用。
水流沿いに残置スリングが5本くらいベタ打ちされている。
水流左に取り付く。泥がついてヌメっていて、少しいやらしい。
1本目の残置スリングまで来るが、右手がなく、足の踏み変えが少し難しい。
取り付く前は残置は使わないで行こうと思っていたが、面倒なので使うことにした。残置スリングはちょっと腐りかけていて、見た目的にもよろしくない。
残置ハーケンは一応しっかりしてそうなので、全部に自前のスリングをかけてランナーを取った。
1回使うと何だか気が抜けて、結局全部の残置スリングを掴んで登った。
落ち口付近は一応ホールドがあるが、ちょっとツルンとしていて、1回足が滑った。
水流の中の方が滑らないようだ。
そんなに難しくはないが、残置ハーケン・スリングの信頼性がイマイチなので、やっぱりリードは気持ち悪かった。
そのまま進むと、二俣やらどうでもいい滝が続く。
それにしても、同行のNさんは歩くのが早い。付いていくのがやっとだ。
いつの間にか水が涸れて、最後の滝、チムニー7mが登場。
右壁はかぶっているが、左壁が登れそう。残置スリングも見える。
時間はいくらでもあるし、自分的には登ろうかなーという気持ちが沸いてきた。
だが、丹沢の上部の滝、特に水涸れした後の滝はグズグズの場合が多いことを我々は知っている。
(1年前、同じ二人で鳥屋待沢を登ったとき、水が涸れた後の詰めの滝でのボロ壁に泣き入りました)
潔く、右を巻く。
うん、巻きの上部になってきたら、やっぱり岩がボロボロしてきた。
登らなくて正解!
この滝を登った後、沢中に日本酒の小瓶などのゴミが見えてきた。
この辺りで右にある尾根の末端に取り付く。
踏み後が続いているので、それを追って、尾根を回り込む。
地形図の崩壊地をトラバースするところで踏み後が消える。
踏み後はないし、足元は崩れやすいしだけど、右上の尾根線に登山道があるだろうから、適当に登っていく。
アザミやらイバラが刺さって痛い。
登っていくと、予想通り登山道に出た。
5分ほど歩いて山頂到着。
山頂で飯を食べて、さっさと下山。
程よく滝があって、まあまあ楽しめる沢でした。
近くに短い沢があれば、続けて登ってもいいかも。
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