槍沢・天狗原の紅葉。涸沢より上？

2021年10月02日(土) ~ 2021年10月03日(日)

• GPS: 19:49
• 距離: 41.4km
• 登り: 1,825m
• 下り: 1,842m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:32
• 休憩: 1:15
• 合計: 9:47

距離 20.3km 登り 1,542m 下り 179m

5:28 上高地バスターミナル
5:33 5:33 無料トイレ
5:40 5:40 小梨平
6:18 6:19 明神館
6:23 6:23 徳本口
6:56 6:58 徳沢公衆トイレ
7:01 7:03 徳澤園
7:14 7:14 新村橋
7:51 8:02 横尾
8:36 8:36 槍見河原
8:43 8:49 一ノ俣
8:55 8:55 二ノ俣
9:22 9:55 槍沢ロッヂ
10:25 10:25 ババ平
10:58 10:59 槍沢大曲り
12:16 12:23 槍沢・天狗原分岐
13:05 槍沢・天狗原分岐
14:25 14:39 坊主岩屋下
14:39 14:40 播隆窟
15:15 ヒュッテ大槍

2日目

• 山行: 8:01
• 休憩: 1:32
• 合計: 9:33

距離 21.1km 登り 296m 下り 1,670m

15:15 ヒュッテ大槍
7:21 7:28 殺生ヒュッテ
7:43 7:43 播隆窟
7:48 7:48 坊主岩屋下
8:28 8:29 槍沢・天狗原分岐
9:12 9:38 天狗池
10:07 10:19 槍沢・天狗原分岐
11:00 11:00 槍沢大曲り
11:30 11:30 ババ平
12:07 12:37 槍沢ロッヂ
13:05 13:05 二ノ俣
13:14 13:14 一ノ俣
13:23 13:23 槍見河原
13:59 横尾
14:38 14:38 新村橋
14:57 15:14 徳澤園
15:16 15:16 徳沢公衆トイレ
15:57 15:57 徳本口
16:02 16:02 明神館
16:37 小梨平
16:47 河童橋

天候

ほぼ快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

ほぼ完璧な整備で快適

その他周辺情報

金曜夜さわんどの旅館に前泊。
下山後は五千尺ホテル泊

写真

10/2 5:33

スタート。お約束の朝もや

10/2 6:04

これまたお約束の明神岳

10/2 6:09

40分で明神。
後半の失速に備え急ぐも、荷物が重くこんなもん。

10/2 6:51

いつもの明神岳撮影スポット。
森林限界が高いのか頂上近くまでキレイ

10/2 7:00

1時間半で徳沢。状況変わらずこんなもん

10/2 7:14

新村橋。
おととしの秋は、NHK番組に触発されて屏風の耳まで日帰りした

10/2 7:28

ちょっと雲がある

10/2 7:53

横尾まで2時間半弱。
貯金イマイチですが良しとする

10/2 7:53

去年は屏風岩全体がピーク。今年は上部だけピーク

10/2 8:03

蝶ヶ岳への分岐。
三俣から登り前常念岳からの下りで脚が死んだ、去年の苦い記憶を思い出す

10/2 8:09

屏風岩さようなら

10/2 8:45

槍沢は秋でも流量豊富ですね

10/2 8:51

気の早い樹もあるようで、ポツンと赤い

10/2 9:06

沢筋は特に晴れていると気持ちいい

10/2 9:53

横尾から1時間弱で槍沢ロッジ。
「槍見えます」の望遠鏡🔭が置いてある所から

10/2 9:59

槍見

10/2 10:24

いい感じになってきた

10/2 10:27

やはり紅葉見物は天気がポイントと再認識

10/2 10:27

眺めは素晴らしいですが、早くもバテてきた

10/2 10:36

滝が多いんですね

10/2 10:56

水俣乗越分岐。
風の強さとバテ度を考慮し、とりあえず初日は東鎌尾根には行かず

10/2 11:04

槍沢モレーンも着色してます

10/2 11:04

さらに近づくとキレイ。もう少し赤が混じれば涸沢に匹敵？

10/2 11:19

振り返っても素晴らしい。西岳でしょうか？

10/2 11:21

こっちは登山道のない赤沢山？

10/2 12:32

撮影で疲れをごまかす

10/2 12:37

天狗原分岐あたり。
ザックをデポして、とりあえず池の方まで行ってみることに

10/2 12:42

ちょっと進んだら穂先が見えた

10/2 12:42

アップで

10/2 12:44

穂先をバックにナナカマド帯

10/2 12:46

ここで写真とらない人は皆無です

10/2 12:47

強風で葉がそっくり返って、色褪せて見える。
池から戻った人から波が消えないと情報をもらい、引き返すことに

10/2 12:49

引き返す前に、チングルマと穂先のコラボ

10/2 12:50

チングルマ好きの相棒が喜んでいた

10/2 12:51

写真下手ですが逆光キレイ

10/2 12:53

ルート山側のナナカマド軍団と離れて、谷側で1人ぼっちだった奴の色が一番よかった

10/2 12:53

1人ぼっちナナカマドの反対側に回って撮影

10/2 13:18

たぶんグリーンバンドあたり

10/2 14:27

やっとこさヒュッテ大槍への分岐。
ヘロヘロだったので先行者の登る坂が急登に見えて、気持ちが折れてました

10/2 14:29

景色に力をもらい惰性で登る。
ここからのコースタイム若干オーバーで、何とかヒュッテ到着

10/3 5:24

翌日、ヒュッテで日の出を待ちます。
槍に近すぎないのが魅力というのは、なるほどですね

10/3 5:26

地震でニュースになった北鎌尾根。
2年前に穂先から見た北鎌もカッコ良かったですが、横顔もいい

10/3 5:27

遠くに富士山も。バックの雲が惜しい

10/3 5:29

南岳方面。北穂も見える

10/3 5:39

出てきました

10/3 5:40

去年登った常念のシルエットがカッコいい

10/3 5:41

色を加工してモルゲン風の北鎌

10/3 5:42

これも加工してモルゲン風の槍。
登頂すると自分は見えないので、今回はこの眺めとヒュッテの温かい朝食を選択

10/3 5:42

日の出はどこで見てもイイもんです

10/3 5:42

期待してなかった富士山が見えると、左側の雲がホント惜しく感じる

10/3 5:43

穂高へ向かう稜線もモルゲン加工。
奥に見えるのが前穂北尾根でしょうか

10/3 6:53

朝食いただいて1時間ほど経つが急ぐ気がない相棒。
写真を撮りながら待つ

10/3 6:53

ヒュッテ大槍、評判どおり良かったです

10/3 6:53

北鎌の色づきがハッキリ見えてきた

10/3 6:53

どんどん陽が高くなってくる。相棒まだかな

10/3 7:03

東鎌尾根は恐らく強風のため紅葉ピークを過ぎてました。
そもそも安全志向の相棒は行く気ゼロなので、水俣乗越経由でなく天狗池の再チャレンジを選択

10/3 7:09

体力を回復して、来年は大キレットに行きたい。
2年前に奥〜西穂を踏破しましたが、普通は先にこっちですよね

10/3 7:09

全く同じルートはつまらないので、殺生ヒュッテ経由で降りることに

10/3 7:22

殺生ヒュッテ付近からの穂先の眺め。
手前味噌ですが、選んだヒュッテ大槍の勝ちかな

10/3 7:33

ちょっとルートを変えると景色も変わる

10/3 7:36

登る前は絶望していたヒュッテ大槍への斜面。
登っている最中にも気づいたが、きちんとジグザグ道です

10/3 7:44

播隆窟

10/3 7:55

下りは荷物の悪影響が小さく、常念が隠れそうな高さまで軽快に降りてきた

10/3 7:58

ここが槍沢の源流？

10/3 8:11

更に少し降りると、写真ヘタですが水量豊富。
前日、秋なので警戒して余分に水を持って登ったのは失敗でした

10/3 8:15

前日より余裕があって撮影も増える

10/3 8:38

再び天狗原分岐あたり。またも天狗池方面へ

10/3 8:44

ナナカマド帯と再会

10/3 8:44

朝なので西岳や赤沢山が陰に

10/3 8:45

朝なのでツバメ岩に陽があたって、ナナカマド帯も引き立つ

10/3 9:04

撮影でいちいち停滞

10/3 9:05

槍と東鎌尾根をバックに。
週末好天と紅葉ピークが重なって、皆さんハッピーでしょう

10/3 9:06

ついに有名な天狗池に到着。常念も覗いてます

10/3 9:09

水は流れがあって澄んでいる。知りませんでした

10/3 9:15

お約束の逆さ槍。
天気と風と紅葉のマッチングが必要ですね

10/3 9:31

天狗池は逆さ槍ばかり有名ですが、天狗原の紅葉も凄かった

10/3 9:37

天狗池も常念もさようなら

10/3 9:40

分岐に戻る途中、ルートから数メーター離れた岩の上から。
植物は踏まず岩だけ渡って行けたので念のため

10/3 9:50

涸沢のルートも良いけど、自分は槍沢の広々した感じが好きになった

10/3 10:06

我々だけでなく、撮影で停滞する登山者だらけでした

10/3 10:06

前日と同じ場所でも、陽の向きで表情が変わる

10/3 10:53

あまりに美しいので、同じような写真ばかり撮ってしまう

10/3 12:29

槍沢ロッジで昼食。
ちょっと前に相棒の脚に力が入らなくなったので、ツムラの芍薬甘草湯を服用

10/3 15:10

相棒の脚も回復し徳沢まで降りてきました。芍薬甘草湯スゴイ。
五千尺ホテルを予約したお陰で、時間を気にせずコーヒーソフト休憩

10/3 16:02

いつも夕方は余裕がなくて、明神岳を撮ったこと無かったかも

10/3 17:08

日の入り前の明神岳がキレイです。
五千尺ホテルに泊まるメリットを初めて満喫

10/3 17:25

改めて日没の主役は明神岳。
この後のフレンチディナー楽しみ

10/4 5:29

下山の翌朝、日の出前の焼岳

10/4 5:59

下山後に上高地泊で日の出見物、オススメです

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

nob3torii

昨年まで紅葉登山は2年連続で涸沢。今年は初めて槍沢でしたが、ひょっとすると涸沢より上かも。
なんと言っても涸沢槍でなく本家の槍と紅葉のコラボ。混雑嫌いな自分には人の少なさも魅力で、週末好天紅葉ピークという条件下でも、ひどい逆さ槍撮影待ちなどありません。
ただ天狗池から逆さ槍モルゲンを見たければ、速い人でも殺生ヒュッテか南岳小屋を4時頃には出る必要がありそうなので、モルゲン＋紅葉コラボ狙いの人は涸沢一択でしょうか。やはり優劣つけがたい？

相棒は負荷23Lザック＋ウエストポーチ以下が同行の条件で、溢れた荷物を収納するため山小屋1泊なのに50Lのザックが、運動不足還暦オヤジのひ弱な脚には文字通りの重荷でした。河童橋から吊り尾根や奥〜西穂稜線を眺めつつ、2年前は自分がサクサク歩いていたことが夢のよう。
しかし今回はヘロヘロ脚ながらバスの時間も気にせず五千尺ホテルに帰還。予約は大変で少々カネもかかりますが、下界並クオリティのフレンチディナーや朝食を堪能するのは、衰えた者なりの楽しみ方？