栗駒山トレッキング(いわかがみ平in/out)
- GPS
- 07:24
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 949m
- 下り
- 1,219m
コースタイム
- 山行
- 6:03
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:25
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東栗駒コースは、泥々にぬかるんだ道が多く、ゲイター必須。必ずや登山靴は泥々になります。反面、中央ルートはぬかるみゼロで、道幅広く、ちょうどよい傾斜で、最高のコンディションです! 東栗駒分岐以北は、山と高原の地図で破線ルートですが、ごく普通の登山道で危険箇所は一切ありません。 |
その他周辺情報 | 下山後は、翌日の月山に向けて山形県北を通過したため、最上町の赤倉ゆけむり館で日帰り温泉! |
写真
感想
2年前、ヤマトモと岩手県側(須川温泉)から周回登山した栗駒山。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2053265.html
何度来ても紅葉期は素晴らしい山のため、今回は宮城県側(いわかがみ平)からのアクセスで再アタックすることに。
緊急事態宣言が明け、最初の土曜日。しかも、紅葉絶頂期。混雑が予想されますが、東京からだと始発新幹線に乗っても仙台駅到着は8時。翌日、大本命の月山へ向かうため、(くりこま高原駅でなく)敢えて仙台駅で下車して、レンタカーを借ります!普段はあまり使わない高速も使い、最速での栗駒山入りを目指します。
若柳金成ICで下り、栗駒山が見えるセブンイレブンに立ち寄りますが、すでに山頂部はどんより。でも青空も見えるため、急ぎいわかがみ平まで向かいます!が、いわかがみ平はすでに満車で、3.5km下のいこいの村栗駒跡地臨時駐車場(500円)へ駐車し、いわかがみ平まではシャトルバスでのピストン輸送を余儀なくされます。
で、いわかがみ平へ着くと、登山口上空は青空なれど、山頂部は明らかに雲の中…。が、天候の回復を信じて東栗駒コースからハイクアップ開始!入山後ほどなく、泥々ぐちゃぐちゃのトレイルの洗礼を受けます。が、入山直後から紅葉はすでに相当発色豊かで、モチベーションは高まります。
程なく一枚岩の沢登り(と言っても岩跳びしながら楽々登れるレベル)が始まります。青空だったら、気持ちのよい光景だと思います♪。そこから東栗駒山までが、紅葉絶頂期における最初のハイライト箇所ですね。眼下には、紅葉の絨毯越しに、いわかがみ平やいこいの村栗駒跡地臨時駐車場が見え、青空でないのが悔やまれます。が、まさに「神の絨毯」と呼ぶにふさわしい光景の一端が垣間見えます。岩手県側も宮城県側も、紅葉期の栗駒山は神掛かってますねー♪。
ただし、この日は台風一過を期待したものの晴れず、しかも台風並みの爆風(風速15m超)で、中々登山には厳しい一日となりました。なので、あまりの爆風で、東栗駒山の山頂碑を探せず、いつの間にか山頂を通過していた…という悲しい結果に。
そして13時前、東栗駒分岐点に到達。そのまま進めば20分ほどで山頂ですが、明らかにガスガスで、予報では18時(日没後)から晴れのため、一か八かに賭け、一旦岩手県側(須川温泉)へ下り、須川温泉へ浸かって天候回復を待ち、日没間際に登り返す奇策を思いつき、即時に実行!山と高原地図では破線ルートでしたが、笊森コース経由で須川温泉登山口へ向かうことに♪。入山時は想定もしなかったコース取りとなりました(笑)。
うぶ沼と合流すると、そこから先は2年前も通ったことがあるコースなので、安心感を持って下っていきます。名残ヶ原は紅葉がいい感じでしたが、青空がなく、少々残念な感じです。登り返す時に再び通るので、数時間後の天候回復を待望して下り続けます。
下山すると、2年前も見た、源泉グツグツ、硫黄臭ぷんぷんの須川温泉が眼前にあります。直火焼きしていたイワナの塩焼きに誘われ、タオル(手ぬぐい)を購入し、2年ぶりの露天風呂へ、のんびりと浸かります。遅くなるほど天候回復するはずなので、時間調整しながらのんびりと温まります。(この後、再び登山なんですが…)
入浴の最中、岩手県側は晴れてきましたが、山側はまだまだ雲が多い状況。が、これ以上遅くなると日没後の登頂となってしまうため、15時半頃に満を持して、登山再開!
名残ヶ原をグルリと周回すると、一帯の紅葉が絶頂でした。時折青空が見えますが、基本は曇天のまま。残念な感じです。が、苔花台を過ぎた辺りで青空が広がり、テンションMAXへ♪。が、ここが最後の青空となり、登れば登るほど、雲の中に突っ込んでいく形となり、17時過ぎの登頂時はやっぱり真っ白。フラッシュたいて自撮りし、早々に山頂を後にします。
実は、栗駒山山頂〜いわかがみ平まで、中央コースを使いましたが、誰にも会わずに登山道はオール貸切♪。紅葉絶頂期の土曜日としてはミラクルです。まぁ、ガスガス、日没間際だから…なんですが(笑)。もちろん、途中からヘッドライトを点けての下山となりました。
ビックリしたのは下山後です。道中誰にも会わなかったのに、いわかがみ平には大量の車と人が!?。18時時点で、すでに駐車場は8〜9割方埋まってます。一瞬事態が飲み込めず「へっ?」となりましたが、翌日(10/3日曜)は好天予報。全国の紅葉・山好きが大挙を成して、車中泊で乗り込んできたのです。この後、いこいの村栗駒跡地臨時駐車場まで小走りする間も、少なく見ても20台程度とすれ違いました。間違いなく、19時時点では満車で停められないでしょうね。(結果的に、翌日はニュースでも広く取り上げれましたが、路肩や駐禁場所への迷惑路駐により、いわかがみ平まで観光バスが乗り入れできず、一本道で大渋滞を引き起こし、バス組の多くが臨時駐車場より遥か下からの舗装路歩きを余儀なくされる等、莫大な悪影響があった模様。)
臨時駐車場まで下山すると、10時台にあれだけ停まっていた車は一台もなく、我がレンタカーのみがポツンと(笑)。夜景を拝み、翌日の大本命・月山での紅葉狩り、百名山2周目の眺望リベンジへ向け、一路山形県へ向かいます!事前に調べてきませんでしたが、道中の赤倉温泉が21時まで空いているとわかり、取り急ぎgoogleナビを頼りに突き進みます。
20時半前に到着し、本日2湯目となる赤倉温泉へ♪。一日2回、全く違う温泉へ浸かったの、かなり久しぶりかも(笑)。しかも登山の最中と下山後という組合せはもちろん自身の登山史上、初めてですね♪。閉店間際、貸切状態でいい湯でした♪。
で、温泉の少し手前に、来る時は灯りがついていた居酒屋があり、まだ空いていないか半信半疑の中向かうと、灯りがまだ点いていた!のれんをくぐり、何か食べたい(12時頃、東栗駒山直下で菓子パンランチ、14時過ぎイワナ塩焼き一匹を食べて以来、何も食べてない)一心で女将さんに尋ねると、もう閉店したとのこと。
が、そこは真面目で優しい山形県人。女将さんより「お任せでいい?」と聞かれ、「もちろん!」と即答。私は東日本大震災を挟んで2年間、山形市で単身赴任していた経験があり、山形は故郷・茨城に続く、第二の故郷です。山形県人は本当にみな真面目で、いい人ばかり。「んだんだ」話していれば、必ず打ち解けられます。女将さんの急造仕立ての懐石料理(風)は、真心こもった最高の出来栄えでした。おいしかったわー。
いつの日か、二百名山・神室山へ訪れる際は、またここ(居酒屋 蛍)へ立ち寄りたいと思います。google口コミに写真も載せ、べた褒めしておきましたー♪
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