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Yamareco

記録ID: 3621947
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

真昼山地を縦走(峰越峠〜大甲) シメは真昼岳

2021年10月09日(土) ~ 2021年10月10日(日)
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
16:12
距離
56.2km
登り
3,215m
下り
3,225m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:09
休憩
0:54
合計
8:03
距離 20.7km 登り 1,343m 下り 1,877m
7:38
227
11:25
11:37
61
12:38
26
13:04
13:15
29
13:44
14:00
31
14:31
46
15:17
15:32
9
2日目
山行
7:02
休憩
1:01
合計
8:03
距離 35.5km 登り 1,872m 下り 1,351m
11:17
11:19
12
11:31
11:33
22
11:55
11
12:06
10
12:16
13:04
9
13:13
13:15
12
13:27
13:28
25
13:53
13:58
5
14:03
14:04
0
14:04
ゴール地点
天候 2日間とも晴天 ラッキーでした
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
秋田・岩手県境の峰越峠から出発 まずは鹿ノ子山3.5kmから
2021年10月09日 07:35撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 7:35
秋田・岩手県境の峰越峠から出発 まずは鹿ノ子山3.5kmから
振り返って峰越峠 明日無事に戻ってこれるだろうか
2021年10月09日 07:38撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
10/9 7:38
振り返って峰越峠 明日無事に戻ってこれるだろうか
ガスっぽい 右は和賀岳だろう
2021年10月09日 07:44撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
10/9 7:44
ガスっぽい 右は和賀岳だろう
すごい下りです この後、露の付いた草にスリップし何度か転び早くも泥まみれ
2021年10月09日 07:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 7:47
すごい下りです この後、露の付いた草にスリップし何度か転び早くも泥まみれ
よくわからなかったが、右の尾根方面に進む
2021年10月09日 08:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 8:25
よくわからなかったが、右の尾根方面に進む
あれが鹿ノ子山のようだ
2021年10月09日 08:34撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 8:34
あれが鹿ノ子山のようだ
刈り払いがしてある 感謝
2021年10月09日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 8:51
刈り払いがしてある 感謝
鹿ノ子山手前の南側斜面 切れ落ちている
2021年10月09日 08:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 8:58
鹿ノ子山手前の南側斜面 切れ落ちている
ここまでアップダウンあり 結構きついです
2021年10月09日 09:00撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 9:00
ここまでアップダウンあり 結構きついです
山名はわからないがとにかく進もう
2021年10月09日 09:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 9:17
山名はわからないがとにかく進もう
裸地地帯は川口県境分岐
2021年10月09日 09:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 9:33
裸地地帯は川口県境分岐
ここで地元の方に出会い驚く いろいろ教えていただきました
2021年10月09日 09:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 9:50
ここで地元の方に出会い驚く いろいろ教えていただきました
あちらから来ました
2021年10月09日 09:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 9:50
あちらから来ました
山名はわからないがとにかく進もう2
2021年10月09日 09:55撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 9:55
山名はわからないがとにかく進もう2
峰越からここまですべて刈り払われています
2021年10月09日 10:05撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 10:05
峰越からここまですべて刈り払われています
南風鞍までまだまだ
2021年10月09日 10:13撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 10:13
南風鞍までまだまだ
先ほどの方に追いつき山名を教えていただく 左から女神、真昼、鳥海山
2021年10月09日 10:42撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
5
10/9 10:42
先ほどの方に追いつき山名を教えていただく 左から女神、真昼、鳥海山
南風鞍1020m 
2021年10月09日 10:45撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 10:45
南風鞍1020m 
最深部なのにしっかりとした道
2021年10月09日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 11:03
最深部なのにしっかりとした道
左:薬師岳から右:和賀岳の稜線も近くなってきた
2021年10月09日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 11:06
左:薬師岳から右:和賀岳の稜線も近くなってきた
和賀岳山頂をズーム
2021年10月09日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 11:06
和賀岳山頂をズーム
右が中ノ沢岳かな?
2021年10月09日 11:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
10/9 11:15
右が中ノ沢岳かな?
和賀の手前が大甲かな 左は薬師だろう
2021年10月09日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 11:16
和賀の手前が大甲かな 左は薬師だろう
薬師をズーム
2021年10月09日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 11:16
薬師をズーム
左:南風鞍 遠く三角が女神 右が真昼だ 教えていただいたおかげで山座がわかるようになってきた
2021年10月09日 11:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 11:16
左:南風鞍 遠く三角が女神 右が真昼だ 教えていただいたおかげで山座がわかるようになってきた
右が大荒沢で左が羽後朝日かな〜? いや、高下と根菅かも 
2021年10月09日 11:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 11:17
右が大荒沢で左が羽後朝日かな〜? いや、高下と根菅かも 
風鞍到着 ここまで来れば気持ちは本日7割終了
2021年10月09日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 11:25
風鞍到着 ここまで来れば気持ちは本日7割終了
鄂晃へ少し入ってみる ここより藪でした
2021年10月09日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 11:25
鄂晃へ少し入ってみる ここより藪でした
先ほど通った南風鞍
2021年10月09日 11:26撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 11:26
先ほど通った南風鞍
Gさんが言ってたとおり 風鞍山頂の30m先から刈り払いしておらず 藪こぎのスタート
2021年10月09日 11:37撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 11:37
Gさんが言ってたとおり 風鞍山頂の30m先から刈り払いしておらず 藪こぎのスタート
藪は濃いが、まずまずの道か
2021年10月09日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/9 12:10
藪は濃いが、まずまずの道か
中ノ沢岳
2021年10月09日 12:31撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 12:31
中ノ沢岳
やっぱり右は高下岳 その左は根菅岳かな
2021年10月09日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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10/9 12:39
やっぱり右は高下岳 その左は根菅岳かな
薬師岳の左は白岩岳
2021年10月09日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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10/9 12:39
薬師岳の左は白岩岳
中ノ沢岳から少し下ると展望が開けた 甲山・大甲もはっきりわかるくらい近づいた
2021年10月09日 12:41撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 12:41
中ノ沢岳から少し下ると展望が開けた 甲山・大甲もはっきりわかるくらい近づいた
どこへ向かうのか?
2021年10月09日 12:42撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 12:42
どこへ向かうのか?
ついに来た甲山分岐 時間も余力もあるので大甲まで足を伸ばすことに
2021年10月09日 13:05撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 13:05
ついに来た甲山分岐 時間も余力もあるので大甲まで足を伸ばすことに
分岐から100mほど進み甲山を振り返ると…
2021年10月09日 13:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
10/9 13:10
分岐から100mほど進み甲山を振り返ると…
頂上に標識? 「行ってみよう」と邪悪な心が湧き上がる また分岐に戻り…
2021年10月09日 13:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 13:10
頂上に標識? 「行ってみよう」と邪悪な心が湧き上がる また分岐に戻り…
甲山をめざして藪に入りましたが10mで断念(写真中央に甲山)
2021年10月09日 13:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 13:16
甲山をめざして藪に入りましたが10mで断念(写真中央に甲山)
またまた大甲をめざすことに どっちつかずオジサン
2021年10月09日 13:23撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 13:23
またまた大甲をめざすことに どっちつかずオジサン
大甲からの和賀岳
2021年10月09日 13:44撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 13:44
大甲からの和賀岳
あれは薬師分岐だ 数年前まで、あそこから南部の稜線はほぼ藪だった
2021年10月09日 13:45撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 13:45
あれは薬師分岐だ 数年前まで、あそこから南部の稜線はほぼ藪だった
薬師〜和賀を望むのも最後 瞼に焼き付ける
2021年10月09日 13:45撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 13:45
薬師〜和賀を望むのも最後 瞼に焼き付ける
和賀岳をズーム
2021年10月09日 13:45撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/9 13:45
和賀岳をズーム
右手前は甲山 向こうは中ノ沢岳
2021年10月09日 14:03撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 14:03
右手前は甲山 向こうは中ノ沢岳
左:すずみ長根 右:甲山 への分岐 ここがややわかりにくい 地形図と少しずれている 
2021年10月09日 14:34撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/9 14:34
左:すずみ長根 右:甲山 への分岐 ここがややわかりにくい 地形図と少しずれている 
甘露水 うまし!
2021年10月09日 15:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 15:32
甘露水 うまし!
今回で2度目 泊めていただきます
2021年10月09日 15:40撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/9 15:40
今回で2度目 泊めていただきます
2日目 紅葉はまだだけど美しい真木渓谷を歩く
2021年10月10日 06:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/10 6:56
2日目 紅葉はまだだけど美しい真木渓谷を歩く
小屋から1時間45分 公園の東屋に荷物をデポして峰越峠をめざす
2021年10月10日 07:53撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/10 7:53
小屋から1時間45分 公園の東屋に荷物をデポして峰越峠をめざす
“みずほの里ロード”を走ってます 峰越峠まで高差800m
2021年10月10日 08:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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10/10 8:12
“みずほの里ロード”を走ってます 峰越峠まで高差800m
右端が真昼岳ではないだろうか? この後、林道を必死に登る
2021年10月10日 08:57撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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10/10 8:57
右端が真昼岳ではないだろうか? この後、林道を必死に登る
延命水まで来た あと少し 
2021年10月10日 10:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/10 10:49
延命水まで来た あと少し 
「来た〜っ!」 ついに峠に着いた 真昼岳もめざそう
2021年10月10日 11:20撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
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10/10 11:20
「来た〜っ!」 ついに峠に着いた 真昼岳もめざそう
左は女神 真昼まで遠く見えるけどなんとかなるさ
2021年10月10日 11:23撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 11:23
左は女神 真昼まで遠く見えるけどなんとかなるさ
峰越峠を振り返る
2021年10月10日 11:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 11:32
峰越峠を振り返る
和賀岳 あの麓を6時にスタート 5時間半後、ここに居る
2021年10月10日 11:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 11:32
和賀岳 あの麓を6時にスタート 5時間半後、ここに居る
美しい大仙盆地 見るだけで、米が美味そう酒が美味そう
2021年10月10日 11:32撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 11:32
美しい大仙盆地 見るだけで、米が美味そう酒が美味そう
北ノ股岳996m
2021年10月10日 11:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/10 11:33
北ノ股岳996m
真昼まであと少し
2021年10月10日 11:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
10/10 11:58
真昼まであと少し
赤倉口への分岐
2021年10月10日 12:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
10/10 12:06
赤倉口への分岐
小屋も見えてきたぞ
2021年10月10日 12:13撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/10 12:13
小屋も見えてきたぞ
定番 “真昼に真昼岳〜!” 喜ぶオジサンでした
2021年10月10日 12:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
6
10/10 12:16
定番 “真昼に真昼岳〜!” 喜ぶオジサンでした
南方 兎平と女神山方面
2021年10月10日 12:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 12:16
南方 兎平と女神山方面
うっすらと鳥海山
2021年10月10日 12:16撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/10 12:16
うっすらと鳥海山
西方 大曲の街と雄物川が見える
2021年10月10日 12:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 12:17
西方 大曲の街と雄物川が見える
大曲をズーム
2021年10月10日 12:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 12:17
大曲をズーム
北西 角館方面
2021年10月10日 12:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 12:17
北西 角館方面
昨日出会ったGさんはここに泊まり日本海の夕日を見るそうです
2021年10月10日 12:28撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/10 12:28
昨日出会ったGさんはここに泊まり日本海の夕日を見るそうです
峰越峠に戻ってます
2021年10月10日 13:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
1
10/10 13:09
峰越峠に戻ってます
北股岳に向かってます
2021年10月10日 13:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
2
10/10 13:33
北股岳に向かってます
昨日歩いた稜線 「ありがとう! 真昼の山々よ」
2021年10月10日 13:55撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
4
10/10 13:55
昨日歩いた稜線 「ありがとう! 真昼の山々よ」
林道を下り駐車して見上げる 山頂小屋が光ってました
2021年10月10日 15:26撮影 by  Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
3
10/10 15:26
林道を下り駐車して見上げる 山頂小屋が光ってました

感想

 2年前に開催されたトレラン大会でコースとなった秋田・岩手県境稜線は刈り払われたのか、歩けるようになったのか…。確かめるべく計画しました。先人の方々の記録から、「峰越峠から薬師岳口小屋まで16km、10時間」と想定。縦走後の宿泊用具をあらかじめ小屋に置き、峠に移動して車を置き歩き始めることにしました。

 8日(金)の夜は雫石道の駅に車中泊。翌朝、早い時刻から真木渓谷を運転して小屋にザックを置き峰越峠をめざします。峠への林道は初めてだったのでパンクに注意しながら進むと、出発は7時半を過ぎてしまいました。すぐに激下りとなり滑って転んで泥だらけ。その後もレコの通りアップダウンが多くかなり体力を奪われます。「稜線上では誰にも会わないだろう」と思っていたところ、川口分岐で大曲の方と出会いました。近隣をよく歩かれているそうで、いろいろ教えていただきました。時間とクマを気にしつつ進みます。思えば、緊張と不安の中で進むのが一番充実している時です。鹿ノ子山〜川口分岐〜南風鞍〜風鞍〜中ノ沢岳までがまさにそれでした。甲山分岐で緊張の糸が少し解け、甲山山頂をめざして藪に入ったり、再び大甲をめざしたりと訳のわからない行動。大甲から和賀岳と数年前まで藪だった薬師分岐を見ると、感慨深いものがありました。小屋では福島の男女お二人と同宿。地元の方も登らぬようなマニアックな山行が好きとのことで、白岩岳も登ったとのこと。勉強になりました。

 翌日は4時過ぎ起きの6時出発。峰越峠着11時を目標に歩きます。真木渓谷公園に荷物をデポしラン用シューズに履き替え「みずほの里ロード」を走ります。田園風景を楽しみ、いよいよ峠までの林道へ。想像以上に長く参りました。峠で雄叫びを上げ、真昼岳へ。10代の時にその名を知った真昼山地の頂に、数十年後にようやく立つことができました。

 藪だったのは風鞍からの40分間だけで、その他は見事に刈り払われていました。このエリアを管理されている倉田さんだと思います。「この登山道は倉田さんや関係者の皆様が造られた“作品”だ。自分は今、鑑賞させてもらっている…」 最深部を歩きながら自然と思い浮かんだことです。2日間全てが初めての行程。ドキドキ感に溢れながら、紅葉の県境稜線を堪能させていただきました。

※ 鹿ノ子山を下った所で黒縁の眼鏡を拾いました。薬師口小屋にメモとともに置いておきました。

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コメント

mametan3さん、こんばんは。何度かmametanさんのレコを拝見しているので今更驚きませんが 相変わらず凄いスタミナですね 2日目はロードを走り、峰越林道を登って、さらに真昼岳も登ったのですか

「緊張と不安の中で進むのが一番充実している時です。鹿ノ子山〜川口分岐〜南風鞍〜風鞍〜中ノ沢岳までがまさにそれでした。」その言葉に共感します。
めったに人に会うことのないこのルートを初めて歩いた時を思い出しました。
ブナの黄葉に光差す秋の美しさは格別なルートです。

私も2012年に似たようなルート取りで歩きました。もちろん、ロードを走るなんてできるわけもなく、ママチャリで移動しましたが
2021/10/14 22:47
kamadamさんへ

お久しぶりです。コメントありがとうございます。

 帰宅後、過去の記録を見てみました。kamadamさんの記録もコメントいただく前に発見しました。2012の7月と10月の2回行かれてますね。さらには750Sさん、nomoshinさん、nardisさん等の記事も一昨日見ました。皆様の記事の頃は刈り払いはほとんど行われていなかったと思いますので、私よりもはるかに難儀したと思います。私は倉田さんや地元の方々に甘え、楽に歩かせてもらったと思っています。トレランが刈り払いの大きな理由であったと推察しているのですが、歩いていてとにかく感謝しかありませんでした。

 実は峰越峠直後の “姥捨山”の下り〜川口分岐 あたりが一番緊張、および体力消耗した所=核心部 だと思っています。  “姥捨山”の呼称は一昨日、kamadamさんとnomoshinさんのレコ閲覧で知りました。激下りで結構長く先行き不安、アップダウンも激しい…という感じで、川口分岐以降はアップダウンの傾斜はやや緩やかになったと感じてます。
 2日目の道路走りは、車回収必須の単独行者にとって悲しい定めですが、サンドウィッチマン伊達さんの「これは○○だからカロリーゼロ」のように、「これは山登りとは違うから消耗度ゼロ」(もちろんかなり消耗しますが)てな感じです。縦走中のように神経を研ぎ澄ます必要はないし、使う筋肉も違うので距離の割には疲労度は小さいと思います。kamadamさんがママチャリで車回収に向かった様子を想像し、思わずニヤけてしまいました。

 今後このルートがポピュラーになっていくのか、来年トレランは開催されるのか等々、今後も注目していきたいと思います。刈り払い・整備をされた方々、レコを書かれた方々のおかげで、すばらしい山旅をすることができました。本当に感謝しています。  今後もkamadamさんはじめ、このエリアを歩かれる方々のレコを拝見させていただきます。これからもよろしくお願いします。
2021/10/15 12:18
はじめまして

好天に恵まれたとはいえ、大変なレコですね!
特に二日目は驚きです。

稜線から「すずみ長根」に下りる所は、確かに地図と違います。
「高森口」は「黒森口」ですね。

いつか「風鞍のオサバグサ」も見に来て下さい。
2021/10/17 21:54
nardisさんへ
はじめまして コメントありがとうございます。

初めてのルートを計画するにあたり、nardisさんのレコも参考にさせていただきました。刈り払いや当地の状況などを把握することができました。keiskさん、odavxsさん、ohkawaさんなどのレコも同様です。レコが無ければ実行できなかったと思います。皆様に感謝しております。

確かに黒森ですね。訂正します。 💦  nardisさんのオサバグサのレコも見ました。2日目、七瀬川林道入り口を通ったら、確か工事のため通行禁止になっていたかと思います。そこから風鞍に至るルートも静かで魅力的ですね。来年以降、考えてみたいと思います。

青森からは岩手側のほうがどうしてもアクセスがよく、高速盛岡ICから秋田側に行くのはさらに時間がかかってしまうのですが、皆さんのレコを見て六郷町などからの真昼山地も行ってみたいと思うようになってきました。今後もnardisさんのレコを拝見させていただき、山旅の幅を広げていきたいと思います。よろしくお願いします。 😀
2021/10/18 19:07
そうですか〜。
確かに日帰りはキツイかも・・・。

こちらこそよろしくお願いします😃
2021/10/18 19:54
nardisさんへ2

オサバグサは早池峰隣の薬師岳というイメージでしたので、nardisさんのレコで風鞍麓に群落があることを知り驚きました。いつか訪れたいです…
2021/10/20 13:17
秋田では、以前から「真昼岳のオサバグサ」が有名でした。
他にも
   ”鞍の八合目付近
   南風鞍への縦走路
   C罐梁岳への稜線
にも群落があります。
,最大でそれは見事ですが、まだあまり知られてません。
5月末から6月初旬が見頃ですよ。

黒森山経由で登ることをオススメします(案内は少なめなので、地図読みが必要です)。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2375109.html
2021/10/20 18:50
nardisさんへ 

レコ案内ありがとうございます。今回たどった主稜線に至る派生ルート(黒森山、大台山?、川口分岐など)は、さすがにほとんど知らなかったのですが、今回の山行を機に少しずつわかるようになりました。オサバグサ鑑賞も含めいつか探訪したいと思います。nardisさんをはじめ、皆様(主に秋田の方々?)のおかげで山域の理解が広がりました。ありがとうございました。
2021/10/22 22:26
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