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Yamareco

記録ID: 3622033
全員に公開
ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

赤川登山口から安比岳・茶臼岳を周回

2021年10月10日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:07
距離
14.3km
登り
846m
下り
849m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:46
休憩
0:10
合計
5:56
8:19
14
8:33
8:33
109
10:22
10:25
39
11:04
11:04
23
11:27
11:27
25
11:52
11:52
6
11:58
12:00
42
12:42
12:45
76
14:01
14:03
12
14:15
安比岳登山口
天候 曇り時々晴れ 強風
過去天気図(気象庁) 2021年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口までの林道は途中から荒れているため車高の高い四駆でないと厳しそう。5台〜6台ほど駐車できるスペースがある。トイレ、登山届ポストなどは無いので手前の「ぶなの駅」で用を済ませておくべし。
コース状況/
危険箇所等
茶臼岳分岐から安比温泉付近の沢沿いの道が崩壊が進んでいる。場所によっては無理に登山道を辿らず沢床を歩いたほうが安全かも。それも平水時に限る話だが。降雨後の通行は避けたほうがよさそう。
その他周辺情報 登山後にフロンティアの湯を利用した。600円/人。
褐色のお湯で癌にも効くとか? 源泉かけ流しのいいお湯です。
最近は土日祝しか営業していないようなので要確認。
登山口を出発。上に進む踏み跡があるので、ついついそちらへ誘われる。
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登山口を出発。上に進む踏み跡があるので、ついついそちらへ誘われる。
土砂に埋もれた砂防ダムを渡る。どこでも渡れるのが罠。対岸に渡った後道を見失ってしまった。
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土砂に埋もれた砂防ダムを渡る。どこでも渡れるのが罠。対岸に渡った後道を見失ってしまった。
しばらくウロウロしたが無事に登山道に復帰。幸先の悪いスタートとなった。
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しばらくウロウロしたが無事に登山道に復帰。幸先の悪いスタートとなった。
10分ほどで安比岳方面と茶臼岳方面とを分ける分岐点に到着する。最終的にはここに帰ってくる周回ルートを歩くのだが、まずは直進して安比岳を目指す。
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10分ほどで安比岳方面と茶臼岳方面とを分ける分岐点に到着する。最終的にはここに帰ってくる周回ルートを歩くのだが、まずは直進して安比岳を目指す。
分岐を過ぎると右手から沢音が聞こえてくる。安比岳に源を発する安比川上流部だ。
分岐を過ぎると右手から沢音が聞こえてくる。安比岳に源を発する安比川上流部だ。
ほぼ水平移動を続ける登山道に対して沢のほうがぐんぐん標高を上げて近づいてきた。いつしか沢はすぐ足元まで迫り、その侵食力が登山道に及び始めた。
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ほぼ水平移動を続ける登山道に対して沢のほうがぐんぐん標高を上げて近づいてきた。いつしか沢はすぐ足元まで迫り、その侵食力が登山道に及び始めた。
行く手に崩壊斜面が現れた。道があるように見えないが一応ステップが刻まれていて最低限の整備がなされていた。ちなみに滑落した場合沢底までは10m前後あるので無事では済まないだろう。
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行く手に崩壊斜面が現れた。道があるように見えないが一応ステップが刻まれていて最低限の整備がなされていた。ちなみに滑落した場合沢底までは10m前後あるので無事では済まないだろう。
その後も沢沿いの危うい道が続く。あちこちで登山道が崩壊しており場所によっては沢底に降りて歩いたほうが安全そうだった。
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その後も沢沿いの危うい道が続く。あちこちで登山道が崩壊しており場所によっては沢底に降りて歩いたほうが安全そうだった。
高巻きさせられたあげく結局沢に下ろされる…とかね。このコース、増水が予想される時は入り込まないほうが良さそうだ。
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高巻きさせられたあげく結局沢に下ろされる…とかね。このコース、増水が予想される時は入り込まないほうが良さそうだ。
地図上では登山道は安比温泉まで安比川の右岸を進むことになっている。しかし途中で渡渉するように促す看板が出てくる。
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地図上では登山道は安比温泉まで安比川の右岸を進むことになっている。しかし途中で渡渉するように促す看板が出てくる。
渡渉後は急な斜面を一気に登り沢底から離脱する。ここでヤマレコの登山道逸脱警報が鳴った。このあたりは登山道が付け替えられているようだ。
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渡渉後は急な斜面を一気に登り沢底から離脱する。ここでヤマレコの登山道逸脱警報が鳴った。このあたりは登山道が付け替えられているようだ。
沢底から抜け出して紅葉を愛でる余裕も戻ってきた。
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沢底から抜け出して紅葉を愛でる余裕も戻ってきた。
ただし付け替えられた登山道は傾斜が急だ。一気に高巻きして沢との距離を取ろうという作戦だろうか。この道の付替えによって安比温泉には立ち寄ることができなくなった。
ただし付け替えられた登山道は傾斜が急だ。一気に高巻きして沢との距離を取ろうという作戦だろうか。この道の付替えによって安比温泉には立ち寄ることができなくなった。
急な高巻きを終えると道は安比岳直下にある平坦な場所に出た。ここはぶなの美しい林で心癒される空間だ。
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急な高巻きを終えると道は安比岳直下にある平坦な場所に出た。ここはぶなの美しい林で心癒される空間だ。
安らぎのひとときもつかの間。再び鼻こすりの急登となり安比岳へ詰めあげていく。このあたりは笹の根と落ち葉で非常に滑りやすい。
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安らぎのひとときもつかの間。再び鼻こすりの急登となり安比岳へ詰めあげていく。このあたりは笹の根と落ち葉で非常に滑りやすい。
急登で汗を絞られた甲斐あってすぐに見晴らしが良くなる。足元のブナ林はだいぶ紅葉が進んでいるが色合いがイマイチ。天気が良ければ映えるのだろうが今日は残念ながら曇天だ。
急登で汗を絞られた甲斐あってすぐに見晴らしが良くなる。足元のブナ林はだいぶ紅葉が進んでいるが色合いがイマイチ。天気が良ければ映えるのだろうが今日は残念ながら曇天だ。
木の根をまたぎ、よじ登る。足ばかりでなく両腕も使っての登高。なかなか重労働だ。
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木の根をまたぎ、よじ登る。足ばかりでなく両腕も使っての登高。なかなか重労働だ。
なにやら突然景色が開けたかと思ったら道が二手に分かれていた。分岐なんかあったかなと思い左の道を覗き込んでみると…
なにやら突然景色が開けたかと思ったら道が二手に分かれていた。分岐なんかあったかなと思い左の道を覗き込んでみると…
笹藪の中に安比岳三角点があった。ちなみに安比岳の山頂とは500m近く離れた場所にある。
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笹藪の中に安比岳三角点があった。ちなみに安比岳の山頂とは500m近く離れた場所にある。
周辺は一部の笹が刈払われていて若干ではあるが眺望が得られる。
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周辺は一部の笹が刈払われていて若干ではあるが眺望が得られる。
ちなみに安比岳の山頂には登山道が通っていない。どうしても最高地点を踏みたければ藪こぎしなくてはならない。
ちなみに安比岳の山頂には登山道が通っていない。どうしても最高地点を踏みたければ藪こぎしなくてはならない。
ピンクテープを頼りに少々藪こぎしてみたが、山頂一体が笹の蜜ヤブになっていたので途中で引き返した。やっぱ背丈より高い藪を漕ぐ根性はないわー。
ピンクテープを頼りに少々藪こぎしてみたが、山頂一体が笹の蜜ヤブになっていたので途中で引き返した。やっぱ背丈より高い藪を漕ぐ根性はないわー。
一応、登山道で一番高い場所と思われるところに山名標識が設置されているので記念撮影はこちらで。
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一応、登山道で一番高い場所と思われるところに山名標識が設置されているので記念撮影はこちらで。
基本的にはずっと樹林帯歩きだが、時々見晴らしの良い場所もある。轟々と風が鳴る音が聞こえてくる。樹林帯を出れば強風にさらされることだろう。
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基本的にはずっと樹林帯歩きだが、時々見晴らしの良い場所もある。轟々と風が鳴る音が聞こえてくる。樹林帯を出れば強風にさらされることだろう。
登山道脇の木にレトロな看板が設置されていた。
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登山道脇の木にレトロな看板が設置されていた。
安比岳を過ぎるとさっきまでの急登が嘘のように平坦な道になる。どっちかというと日頃慣れ親しんでいる八幡平の景色はこういう感じだ。
安比岳を過ぎるとさっきまでの急登が嘘のように平坦な道になる。どっちかというと日頃慣れ親しんでいる八幡平の景色はこういう感じだ。
登山開始から三時間弱、安比岳分岐に到着。地味だが、なかなか骨太な安比岳歩道であった。
登山開始から三時間弱、安比岳分岐に到着。地味だが、なかなか骨太な安比岳歩道であった。
安比岳分岐から茶臼岳への道は勝手知ったるおなじみの道。花の季節も終わり静けさが漂っていた。
安比岳分岐から茶臼岳への道は勝手知ったるおなじみの道。花の季節も終わり静けさが漂っていた。
黒谷地湿原に到着。ここは思いがけず多くの人が休憩していて(それでも最盛期に比べたら微々たるものだが)ちょっとした賑わいを見せていた。
黒谷地湿原に到着。ここは思いがけず多くの人が休憩していて(それでも最盛期に比べたら微々たるものだが)ちょっとした賑わいを見せていた。
黒谷地湿原の上空に青空が出現。ずっと曇り空だったが、やはり青空は良い。それだけで景色が映える。
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黒谷地湿原の上空に青空が出現。ずっと曇り空だったが、やはり青空は良い。それだけで景色が映える。
黒谷地湿原から軽くひと登りして茶臼山荘。ここも意外なことに多くのハイカーで賑わっていた。
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黒谷地湿原から軽くひと登りして茶臼山荘。ここも意外なことに多くのハイカーで賑わっていた。
茶臼岳の山頂にも行ってみたが樹林帯から一歩出たら暴風にさらされた。普通に立っていることも難しいほどの風だ。
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茶臼岳の山頂にも行ってみたが樹林帯から一歩出たら暴風にさらされた。普通に立っていることも難しいほどの風だ。
とてもじゃないけれど長居できる感じじゃなく写真撮影もそこそこに山荘に逃げ帰る。 
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とてもじゃないけれど長居できる感じじゃなく写真撮影もそこそこに山荘に逃げ帰る。 
山荘の中で風を避けながらお昼ごはん。本日のメインは新米で握ったおにぎりと袋ラーメン。デザートには手作りパンプキンパイ。それにコーヒー。なかなか良いランチだった。
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山荘の中で風を避けながらお昼ごはん。本日のメインは新米で握ったおにぎりと袋ラーメン。デザートには手作りパンプキンパイ。それにコーヒー。なかなか良いランチだった。
お腹が膨れたところで下山の途に就く。風はますます強くなっていた。早く下山したほうが良さそうだ。
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お腹が膨れたところで下山の途に就く。風はますます強くなっていた。早く下山したほうが良さそうだ。
幅広く借り払われた道を北へ進む。樹木や笹が風を防いでくれて快適だった。
幅広く借り払われた道を北へ進む。樹木や笹が風を防いでくれて快適だった。
まもなく分岐があらわれる。右に行くと大黒森や恵比寿森を経て安比スキー場まで縦走できる。我々は左に折れて赤川登山口へ戻る。
まもなく分岐があらわれる。右に行くと大黒森や恵比寿森を経て安比スキー場まで縦走できる。我々は左に折れて赤川登山口へ戻る。
赤川登山口への道は基本的に尾根筋を伝って下降していく道だ。それほど多くの人が歩いている感じではないが道はしっかりしている。
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赤川登山口への道は基本的に尾根筋を伝って下降していく道だ。それほど多くの人が歩いている感じではないが道はしっかりしている。
時々、道の脇の笹薮が大きく刈払われて展望所になっている。奥に見えている山は西森山と前森山だろう。スキーでは何度も行っているが登山目的で行ったことはないな。
時々、道の脇の笹薮が大きく刈払われて展望所になっている。奥に見えている山は西森山と前森山だろう。スキーでは何度も行っているが登山目的で行ったことはないな。
安比岳歩道とは違い、こちらのコースは極端な急登や危険箇所もなく歩きやすい。少々冗長ではあるが。
安比岳歩道とは違い、こちらのコースは極端な急登や危険箇所もなく歩きやすい。少々冗長ではあるが。
やがて道は今朝通った安比岳・茶臼岳分岐にぶつかる。これでぐるっと一周したことになる。
やがて道は今朝通った安比岳・茶臼岳分岐にぶつかる。これでぐるっと一周したことになる。
分岐まで下りてくれば、あとは10分ほどで登山口の赤川渡渉点に戻ることができる。今度は砂防ダムの下段を通る。こちらにはロープも渡してあった。
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分岐まで下りてくれば、あとは10分ほどで登山口の赤川渡渉点に戻ることができる。今度は砂防ダムの下段を通る。こちらにはロープも渡してあった。

感想

記録としては初めてとなる今回のコース。実は20年以上前に一度歩いている。その時はまだ登山しているという自覚も無く、八幡平に散策に来た時に好奇心から安比岳分岐に入り込んでしまい…というものだった。まだ登山靴すら持っておらずスニーカーかなにかで歩いたはずで、それでも安比温泉を経て再び茶臼岳に登り返すという行程をこなしている。若かったんだな。
今回はあの時とは逆に下から安比岳・茶臼岳に登り周回してくるコースをたどったが、もうほとんど記憶は風化してしまい初めて歩く道と変わりなかった。安比川に沿った道は途中で大きく崩壊していて通行に難儀した。たぶん20年前はこれほどひどくはなかったのだろう。それほど苦労した記憶がない。実際道も着け代えられていて普通に登山道を辿っただけでは安比温泉には立ち寄ることができないようになっていた。何も知らずに山の中に湧く温泉にたどり着いた若き日の思い出は遠く過去のものになってしまった。

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