栗沢山・アサヨ峰(北沢峠からピストン)
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 927m
- 下り
- 927m
コースタイム
7:30 駒仙小屋
9:15- 9:20 栗沢山
10:05-11:00 アサヨ峰
11:45-11:50 栗沢山
13:00-13:05 駒仙小屋
13:10 北沢峠
天候 | 快晴 すばらしい秋晴れでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・芦安駐車場は、午前2時半着で第二駐車場に10台くらい。 ・往路の芦安→広河原→北沢峠は、バス2台運行。二人掛け座席を一人で使えました。 ・復路の北沢峠→広河原→芦安は、バス1台運行で空席もあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はないが、山頂以外に指導標はなく、マーカの間隔が粗い。 晴天であれば何ら問題ないが、視界が悪い時は道を見失わないよう、注意が必要と感じた。 ・駒仙小屋⇔栗沢山間の樹林帯は、道が落葉に埋まっていて、マーカがないと、どこが登山道かわからなくなる箇所があった。 ・栗沢山⇔アサヨ峰間は、マーカが少なく、岩のペンキも薄くなっていたので、時々道を見失ってしまった。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
10月末の週末日曜日、スケジュールが急遽キャンセルになり、ぽっかり一日空いてしまった。
台風一過で絶好の好天予報。この機を見逃すまいと、前から行ってみたかった早川尾根・アサヨ峰を、日帰りで歩いてみることにした。
思い立ってからすぐ準備をし、さいたまの家を出れたのが22時。中央道を走って芦安駐車場には深夜2時半に着いた。夏のハイシーズンだと、この時間でも第3・第4駐車場に誘導されることがあるはずだが、今日はバス停最寄りの第2駐車場に十数台が停まっている程度。しばらく車中で毛布にくるまり、仮眠する。
まだ真っ暗な5時に起きて、5時半のバスで広河原に向かう。さすがにこの時期かなり寒く、防寒着はしっかり着込んでいるが、バスの強力な暖房が心強い。夜叉神ゲートを越えてトンネルを抜けた頃、明るくなってくる。快晴の空の下、遠方に白根三山が見えたりして、いやが上にも期待が高まる。広河原からは、南アルプス市営バスに乗り換えて、更に北沢峠へ。
ここから本日の登山が始まる。バスを降りた人の殆んどが仙丈ケ岳・甲斐駒に向かったのは予想通りだが、私のとった栗沢山直登ルートにも数名が取りつき、若干意外に思った。駒仙小屋から本格的な登山道に入り、時々急登も含まれる道を上がっていく。紅葉はほぼ終わっていて、落葉に埋没している道を踏んでいくが、ところどころ道と判別がつきにくい箇所があり、木に巻きつけられたピンクのマーカも頼りにしながら高度を稼いでいった。
森林限界を越えるようになると、右手に北岳・間ノ岳・塩見岳,左手に甲斐駒,背後に仙丈が姿を現わしてくる。完ぺきな快晴なので、どれも非常に美しく、テンションも上がる。最後に岩場が少しあって、栗沢山頂上に着く。
ここからは、アサヨ峰まで稜線上を進む。抜群の展望が続くので、全く飽きがこない。ここまで来ると麓の紅葉も見え、野呂川沿い,甲斐駒側とも、鮮やかな赤・黄の木々が望める。ただ、さすがにここまで標高が上がると、風が若干あることもあって、寒い。写真撮りがてら、ザックを下ろして服装を調整しながら進む。
アサヨ峰山頂には、先客が3名いたが、いずれも早川尾根を先に進むらしく早々にいなくなってしまい、以後は、しばらく後に2名が登ってきた以外、事実上山頂を一人占めとなる。360度どちらを見回しても快晴,登ってきた甲斐があるというものである。寒いのでラーメンを茹でて昼食。食後にはコーヒーを淹れて、優雅に展望を楽しんだ。
今日はピストンなので、登ってきた道をそのまま折り返していく。アサヨ峰〜栗沢山間はマーカが少なく、ペンキも薄い個所が多いので、たまに道を見失ってしまう。往路と同じようなところで復路も道を外してしまったので、迷うのは決まったところなのかもしれない。尤も、今日はよく晴れているので、迷ってもすぐにコースは見つかり、特段心配することはない。
栗沢山からの樹林帯を下って、北沢峠に13時過ぎに下りる。あとはバスに乗って駐車場に戻るだけなので、気が楽である。帰りの市営バスの車中からは、偶然ニホンカモシカが見え、一時停止して乗客全員で撮影タイムとなった。紅葉は丁度林道沿いがピークを迎えていて、赤や黄に色づいた木々がすばらしく美しい。15時過ぎに芦安駐車場に戻り、帰途についた。
紅葉の美しい快晴の下、人の少ない静かな山を存分に歩くことができ、日帰りではあったが満足度の高い山行となった。
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