夜道をさまよい高島トレイル(愛発越 → 桜峠)
- GPS
- 19:54
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 2,898m
- 下り
- 3,062m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:10
- 山行
- 11:29
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 11:44
9:06 愛発越 → 10:26 乗鞍岳 → 11:53 黒河峠 12:13→ 13:05 三国山 → 13:28 明王ノ禿 → 13:49 赤坂山 → 14:00 粟柄越 → 15:03 寒風 → 15:27 大谷山 → 16:24 抜土
11/02(土) 24.3km 2.1km/h
6:13 抜土 → 7:06 近江坂 → 7:56 大御影山 → 8:56 大日尾根 → 10:31 三重嶽 → 13:09 武奈ヶ嶽 → 14:59 水坂峠 → 16:37 二の谷山 → 17:59 桜峠
11/03(日)3.8km 4.2km/h
7:13 桜峠 → 8:02 保坂
天候 | 11/01(金) 秋晴れ 11/02(土) 秋晴れ 11/03(日) 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
保坂BS-JR近江今津 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ポスト 愛発越、黒河峠、水坂峠にあり 相変わらずコースは難解だが、前より踏跡など増えていた |
写真
感想
【一日目】
三度目の高島トレイル。
4日間で一気に縦走を計画した。
マキノからのバスで、3日間で縦走するという静岡の若者と一緒になった。
空は快晴。紅葉を期待したが、ぼちぼち。
国境スキー場を後に、三国山、赤坂山、大谷山と連なる山々を縦走する。すすきの高原歩きが心地よい。
平日だが中学生の団体とすれ違ったので、ココでは珍しく100人程のハイカーと出会った。
夜は抜土で冷えた缶ビールでBBQをしたいと思い、氷まで入れて荷物は13kgになった。
日頃デイパックで低山歩きの私にはこたえる重量だ。
静岡の若者はもっと先まで行く予定が、石庭分岐からの激下りで膝を痛め、抜土で一緒のテント泊となった。
日が沈むと鹿の声が聞こえる。テントの前でガサガサいうので、ヘッドライトを当てると、1mほどの距離でタヌキがきょとんとこっちを見ている。
「どもぉ〜お邪魔してます!」
挨拶をしたが、逃げもせず数秒こちらを覗いて去っていった。
夜トイレに立つとツェルトがびっしょり濡れている。道路まで濡れているが、星が出ているので夜露のようだ。
【二日目】
朝4:40に起きてフランスパンとチーズの朝食をとっりツェルトを撤収して6:00出発。
静岡の若者が起きてこないので声をかけると、まだ膝が痛く、後で出発するとのこと。
ひとりで近江坂の急登を登る。
大御影山・三重嶽と結構ハードな道のりだ。武奈ヶ嶽北尾根でラーメンを作っていると、5メートルほど先を子鹿が跳ねるように通り過ぎていった。
静岡の若者が追いつくならこの時間だがと思ったが、ついに再会することはなかった。
武奈ヶ嶽を過ぎると水越峠まで激下りだ。45度の斜度のところもあり、重い荷物が膝に負担をかける。
水越峠へ予定より15分遅れで着いた。遅くなると夜道の山行になる。
しかし桜峠までは行かないと、後の日程が苦しい。
桜峠に水はないので水越峠で2.5リットル給水したが、2.5kg荷物が重くなる。
二の谷山の急登で脚が悲鳴をあげ出し、二度も休憩をとるは目になった。
日も暮れてくる。
二の谷山を下るときはヘッドライトが必要だった。
高島トレイルに道はない。枯れ葉などで明確な踏跡はなく、リボンやテープを目印に点と点を結んで歩く。六甲山のナイトトレッキングの経験を基に、多少夜になっても歩けるだろうとたかを食っていたがトンデモナイ。
右も左も分からない状態で、木の根っこにつまずいたり、枯れ葉の吹き溜まりに落ち込んだりした。高島トレイルで一晩中さまよった方のブログが頭をかすめる。
テントも食料もあるので、最悪は山中でテント泊だ。
道はないから道を見ず、GPSのズームを最大にしてルートを忠実のトレースした。尾根歩きなので尾根を外したり、やたら枝が引っかかるようなら、コースを踏み外している。
GPSにも精度があり、GPSを100%信用するわけにも行かない。
ヘッドライををサーチライトのように動かしては、リボンやテープを探して、ポイントを再確認する。
やがて国道367を走る車の騒音を聞き安堵した。
【三日目】
朝6時に起き、高島トレイルを断念した。
・膝が痛い。この先の行者山も急登だ
・山はガスがかかっている。午後は雨の予報
・この先は山深くなりエスケープが難しくなる
水越峠近辺の角川なら一時間おきにバスがある
・思ったほど紅葉していなかった。満身創痍で登る意味があるのか?
高島トレイルも三度目ともなると、情熱が薄れていた
桜峠から角川バス停まで国道367を歩けば一時間。
もう歳かな…と思いつつ高島トレイル撤退。
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