黒部峡谷 下ノ廊下(黒部ダム~欅平)


- GPS
- 15:44
- 距離
- 33.8km
- 登り
- 4,029m
- 下り
- 4,897m
コースタイム
- 山行
- 6:56
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 7:39
- 山行
- 5:29
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 7:11
天候 | 21、22:晴、23:雨後晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
10/20(水) [移動日]大阪⇒扇沢 10/21(木) 黒部ダム-阿曽原温泉小屋(テン泊) 10/22(金) 阿曽原温泉小屋-祖母谷温泉小屋(テン泊) 10/23(土) [移動日]祖母谷温泉小屋⇒大阪 往路: 大阪21:20-(バス さわやか信州号,10400円)-6:18扇沢7:30-(バス,1570円)-7:46黒部ダム ※アルペンルートWebきっぷは事前予約が便利です 復路: 欅平9:37-(黒部峡谷鉄道,1980円+窓付530円)-10:59宇奈月[宇奈月温泉]11:36-(富山地鉄,640円)-12:02新黒部[黒部宇奈月温泉]13:02-(JR新幹線はくたか559号,乗6600円+特3080円)-13:38金沢14:20-(JRサンダーバード28号,←)-17:06大阪 ※トロッコは寒い日は窓付が良い |
コース状況/ 危険箇所等 |
下ノ廊下、水平歩道: ・「黒部に怪我人なし」の落ちたらアウトの登山道。全域、スリップ注意! (特に、荒天時は無理せず突っ込まないように) ・ヘルメット持参を推奨 (どうしても足元ばかりに気が行きがち。3回ほどヘルメットに助けられました) ・ハイカット登山靴を推奨 (志合谷トンネルは水たまりが深い。ハイカットブーツでなんとか水没を免れた) |
その他周辺情報 | ※テント場 阿曽原温泉小屋 ・利用料1000円+入浴料800円 祖母谷温泉小屋 ・利用料1000円+入浴料500円 ※下山後の食事 金沢駅ビル内「魚彩屋さん」あんと店 ・営業時間11:00-21:30(年中無休) ・海鮮丼が絶品 |
写真
感想
今回は下ノ廊下を歩きます。
以下、道中記録です。
◆1日目 黒部ダム〜阿曽原温泉小屋(テン泊)
大阪から夜行バスで扇沢に入る。ここで電気バスの始発を待つ。モニタには、雪景色の弥陀ヶ原が映し出されていた。上空の寒気が、昨晩、稜線上に雪を降らせた様だ。
電気バスに乗り、黒部ダムへ。扉を開けるといきなりの雪景色に驚く。カッパにテムレス、R2ジャケットまで着込んで歩き始めた。
しばらく下って谷底で黒部川を渡渉。ここは雪が付いていなくてよかった。(雪を心配したけれど、登山道に雪は残っておらず大丈夫でした。ラッキー!)
歩くと熱くて汗をかき始めた。ここでR2ジャケットを脱いだ。しばらく進んで、カッパの上着も脱ぐ。(この日は天気が良いので、ベースレイヤーだけで十分でした)
谷の紅葉はまだまだこれからの状態でしたが、脇の黒部川はどこまでも清く、見上げれば雪をまとったお山が青空に映える。気持ち良く歩くことができました。
十字峡でザックを下ろしてランチ休憩。ここで湯を沸かし、コーヒーとパンを頂きました。展望岩まで下りて、十字峡の景観を堪能した後、吊橋を渡って先に進む。
岩壁に付けられた登山道を、番線片手に慎重に進む。そこで、直前を行く登山者がスリップして肝を冷やす。左手でしっかり番線を握っていたから事なきを得たが、ここでバランスを失うと命取りだ!
よく整備された登山道だが、水に濡れた岩や丸太橋は、滑る所があり集中力が必要だ。行き交う登山者とは「お気を付けて!」と声を掛け合って進んだ。
美しいS字峡を過ぎて、三角の人工物が見えた先で、一旦標高を下げ、谷底にかかる吊橋を渡る。ここまで来ると黒部川の川幅はすっかり広くなり、林道では重機が作業中でした。しばらく林道を進んで仙人谷ダムへ。その先の関電宿舎脇の広場では、お猿がくつろいでいました。
再び、標高を上げてしばらく進み、次に標高を下げると阿曽原温泉小屋に到着!平日ということもありテン場はガラガラ。ホッと一安心。テントを建てた後、ご飯を食べて、お待ちかねのお風呂へGo!
男性入浴時間帯の17:30からの部に入ったが、すっかり日も暮れ、ヘッデンでお風呂に下りて行く。暗闇の中、湯船には大勢の人がいてびっくり。脇で服を脱いで、浴槽の中に入ると、冷えた手足がポカポカに。やっぱ、お風呂は最高!
テントにもどって就寝。前日の夜行バスでは全然寝れなかったけれど、この日は翌朝まで、ぐっすりでした。
◆2日目 阿曽原温泉小屋〜欅平〜祖母谷温泉小屋(テン泊)
今日の行程は欅平まで抜けるだけ。朝、ゆるりと起きてテントを撤収。私が出発する頃には、他の皆さんはすっかり出発された後でした。
(後で知りましたが、この日、撮影のために阿曽原温泉小屋に中島健郎さん、石井邦彦さんが宿泊されていたとのこと。お会いしたかったなぁ)
今日も天気は快晴!気持ちよく歩き始めた。折尾ノ大滝は、今日は穏やかに流れていました。
眺望の良い大太鼓で、対岸の奥鐘山の大岸壁を眺めた。ドデカイ岩には縦に幾重にも筋が走り、雪崩の凄さを物語っていた。少し進んで志合谷へ。ここが泡雪崩の現場か、こわ〜。ここから対岸まで宿舎が吹き飛ばされたのか。凄まじいまでのパワーだ。
志合谷トンネルの入口で、ヘッデンを装着して中に入る。トンネルの床は、水が溜まっており、ゴアの登山靴でなんとか水没をまぬかれる。暗闇の向こうから対向者のライトが近づく。すれ違いざま、コウモリが飛び出してきたのにはビックリ。期せずして、対向者と私の挟み撃ちの形となり、ジタバタして右往左往した後、どこかに飛び去った。驚かさないでほしいなぁ。
少し進むと、ソロ登山者(以下、モンベル君)に追い付く。近くに猿がいたので、写真を撮るために待っているという。よく見ると登山道を進むペアの猿がいた。お猿を追うように、2人でゆっくりと登山道を進む。ちょうど対向者が近づいてきて、またもや、お猿が挟み撃ちの形となる。猿は岩を登り、奇声を発して対向者を威嚇していた。野生の猿、こわ〜。
猿をやり過ごすと、後ろを歩いていたモンベル君が、「あっ、ゴープロを落とした!」と叫んでいる。聞けば、ザックの右肩ショルダーに挟んであった小型カメラがはずみで外れ、崖の下に落ちてしまったらしい。覗き込んでもカメラは見えない。落下時の音から判断して途中で引っかかって止まった様だ。5万円もする高級カメラらしい。これは痛い。
落下地点を見下ろすも、ほぼ垂直の崖であり下りたが最後、どう見てもロープがないと登り返しは不可能な斜度だ。モンベル君は、下ノ廊下対策として自己確保用スリングとカラビナは持参していたが肝心のロープが無い。落下地点に目印となる丸太の棒を立てて「ここはフリーで下りるのは無理だ。もしロープが見つかったら、ここに戻れば良い」とモンベル君に言い聞かせて先に進んだ。
モンベル君は「最近、福岡から埼玉に転勤になり、今回は新宿バスタからバスで扇沢に入り、憧れの下ノ廊下を歩いてきた。今回撮影したデータは、狩猟をしている先輩のブログにアップする予定だったのに、撮影データが無くなるのが一番惜しい」と落胆の色を隠せない。
でも、日頃の行いが良いのでしょう。モンベル君は幸運な人でした。もう諦めかけた頃、岩棚にデポされたロープ(登山道メンテナンス用)を見つける。「8mmのロープだ。これなら下りられる。ちょっとお借りします」と喜んだ。モンベル君とは「幸運を祈る。くれぐれも気をつけて!」と言ってそこで別れた。
水平歩道も終盤になり、トロッコ電車の音も聞こえてくる。高圧線の鉄塔から高度を下げて、パノラマ展望台でランチ休憩。ここのベンチに腰掛け、冠雪したアルプスのお山を眺めながら、最後の眺望を楽しんだ。休憩中に、ソロの登山者が追い付き、少しお話させて頂く。「今日は、(私と同じ)祖母谷温泉に宿泊予定」と聞き、「また後ほど」といって別れた。(彼とは、後ほど河原のお風呂でご一緒にさせて頂くことに)
少し進むと、モンベル君と再会。びっこを引いている。聞けば、無事にゴープロは回収できた、とのこと。でも、登り返しの際、少し膝を痛めたらしい。のんびりとお話しながら、欅平まで下りた。
「今日はラッキーでした。カメラも無事回収できて、なんだか得した気分。この後、どこかで美味しいものでも食べます」と機嫌もなおって、埼玉に戻っていきました。めでたし、めでたし。
ここから橋を渡って祖母谷温泉へ移動。最後に長いトンネルを抜けると祖母谷温泉が見えた。テン場脇のでっかい露天風呂に気分アゲアゲ。テントを張って一休みしていると、パノラマ展望台で出会った方と再会。「今から河原の露天風呂に行く」と伺い、ご一緒させて頂くことに。
私も彼に倣って、日本酒「黒部峡」(純米吟醸、小屋を手伝う息子さんが冬場に働く林酒造[新潟と富山の県境、朝日町]のお酒、冷えてて普通に美味しい)を購入し、河原に向かう。
河原は至る所、モクモクと湯気を噴出している。(名剣温泉や猿飛温泉の源泉であり、ここからパイプでお湯を引いているとのこと)
早速、良さげな場所を手分けして探す。一見良さそうに見えても甘くはない。恐る恐る手をいれると、熱湯だったりするので気が抜けない。辛うじて足湯ができる場所を見つけて楽しんでいると、チャレンジャーの彼はスッポンポンで入ろうとしている。どうやら、ベストポイントを探し当てた様だ。(このとき「黒部峡」を片手に温泉を楽しむ彼を写真に収めた)
噴出する湯気で天然サウナを、温かい岩で岩盤浴を楽しんだ後、私もベストポイントでの入浴にチャレンジ。下ノ廊下を歩くがごとく、神経を研ぎ澄ませてお風呂に挑んだ。野湯の楽しみ方を以下に記す。
【野湯の楽しみ方】
其の一:
源泉と本流が流れ込むポイントに向かって、
適度な距離を保って座るべし
(温度が四十度位に混ざり合う所を狙う)
其のニ:
お尻を左右にずらして、ベストポイントを探るべし
ただし、丁度良い湯加減だからといって気を抜いてはいけない
源泉からは沸騰した水が、本流からはキンキンに冷えた水が
流れ込む。この時、源泉の流れに最大限の注意を払うべし。
冷水は耐えうるも、ベリーホットなお湯の直撃は堪え難し。
其の三:
二本の腕を、交互にかき寄せて、常に撹拌を怠るべからず
五〜六秒に一回程度かき寄せる。この時、決して表層を掻いてはならない。
表層はベリーホットなお湯が滞留することがあり、少し潜らせて
両手でかき寄せると良い。
以上が、1時間程度のお湯と格闘の末、編み出した野湯の楽しみ方の極意です。同行したチャレンジャーの彼のお陰で、野湯を思う存分楽しむことができた。真にエキサイティングな湯あそび体験でした。(^^)
お陰様で、この日はぐっすりと眠れました。
◆3日目 祖母谷温泉小屋〜欅平[〜(移動)〜黒部宇奈月温泉〜大阪]
夜通し、雨が降り続く中、朝早く4人組パーティが下ノ廊下へと出発されました。どうかご安全に!
テントを撤収していると、隣接テントの金沢から来られたファミリー(娘さん連れの3人組)の方がベンチで朝のお食事中でした。アルファ米を食べているので「ファミリーキャンパーが珍しいな」と思い伺ってみると、母親が登山をされており「去年、北海道に行って摩周岳(カムイヌプリ)に登った。下ノ廊下も一度歩いたことあるよ」とのこと。今回は、山歩きはなしでご家族とトロッコ&温泉旅行を楽しんでいらっしゃいました。ゆるキャン遊びには、祖母谷温泉は良い所ですね。
欅平に移動して、トロッコを待つ。ここで出会った4人組パーティは、昨晩、欅平駅前でステーションビバークした、とのこと。翌日は天気が崩れることを知り、昨日、下ノ廊下(ロッジくろよんから欅平まで)を1日で抜けた。昨晩、雨が降っていたけれど、ひさしがあったから快適に野宿できた、と伺いました。無泊で抜けるとは、なかなかやるな〜。
ガタゴト揺られながらトロッコは進む。富山地鉄に乗り継ぐと、流石に電車は速い。新幹線に乗り継ぐと更に超速だ。途中下車して金沢で海鮮ランチを楽しんだ後、大阪への帰途に就きました。
下ノ廊下には、ここを歩くことでしか出会えない絶景がある。また機会があれば歩いてみたいと思います。
今日も良い山でした。
(1日の消費量 水1L、燃料80ml(夜30ml+朝30ml+昼20ml)
荷重16kg、アルファ米 4/6食、行動食 500ml×0.1本)
いきなり白銀の世界とは ビックリですね
下の廊下で雪や凍結だと、どうなるんでしょう?
ちょっと 想像できません。。
お天気が味方してくれて 本当に良かったです
ヤマレコ始めて4ヶ月目に行った水平歩道(十字峡の方は通行止めで欅平から阿曽原温泉の往復だけでしたが)の山行は、格別なもので
行った人しか味わえない何か・・・がありました
黒部のスケール、歴史、緊張感、ハンパないですね
行きは晴れ、帰り大雨、で自然の脅威も体感して、
ターニングポイントにもなった1番感慨深いルートです。
下の廊下の事になると、興奮して体が熱くなってしまいます
レコの感想じっくり読みながら 想像山行させて頂きます
ps。祖母谷温泉、いいですよね〜テン場からすぐ入れますし
赤いコーンありますが、私は本物のコーン🌽茹でました笑
エキサイティング野湯♨︎最高〜!また行きたいです☺️
いつか 黒部ダムから歩いてみたいです
水平歩道を歩くとき、nara7さんとomatsuさんの激闘レコを思い出します。ここは悪天には要注意!今回は、オリオ大滝は穏やかに流れていましたよ。
祖母谷温泉での河原の露天風呂は最高!難易度高めですが、なんとか腰まで入る方法を編み出しました。温泉でゆっくり...とはならなかったですが、めっちゃ楽しかったです。ちなみに、テン場の脇の露天風呂には、夜中と明け方に入浴しました。その日は、雨が降る寒い日だったので、温泉最高でした。
事前に「黒部の太陽」の石原裕次郎を見て「高熱隧道」を読めば、気分が盛り上がります。黒部ダムからも機会を見つけて是非!絶景が待っていますよ。
下の廊下、二度目の挑戦でしたね。紅葉にも早いこの時期に開通とは、今年は余程に暖かだったんですね。
私は、もう何年も前でしたが、挑戦しようとロッジくろよんの予約までした時は前年の残雪が多い年だったようで、結局ルートが開通せずに断念。その1,2年後に仙人温泉小屋で泊った翌日に仙人峡ダムへ下山して下部の水平歩道だけを歩いた思い出があります。
今回も天気が良く黒部のダイナミックな渓谷美を堪能されたようでとてもうらやましく拝見しました。同時に、バランスが悪くなった自分では、もう歩くことはできないなあと写真を見ながらつくづく思いました。
祖母谷温泉にも足を延ばされて、河原の露天風呂にも挑戦されたようでこれも貴重な体験ですね。私も白馬岳から下山してきた時に入りたいなと思いながら、欅平からの帰りの時刻が気になって結局、写真に出ていた宿の露天風呂で我慢したのを覚えています。(それでも野趣あふれる良い温泉でしたが..)
源泉の露天風呂については、自分も今年湯俣温泉の河原で試してみましたが、思わずやけどをしそうになったりして、適度な温度のところを見つけるのに苦労しました。
でも色々な事を経験してきたから味わえる思い出なんでしょうね。
これからも頑張ってくださいね。
当初は室堂から入って剣沢雪渓を下り、池の平小屋に泊まって錦に染まる裏剱を眺める予定でした。何年か前に、chamchanさんとsattonさんが歩かれた絶景ルートを参考に、ずっと計画を温めています。そこから雲切新道を下りて、阿曽原温泉、水平歩道、祖母谷温泉へと繋ぐ縦走計画だったのですが、今年は丁度よい時期に休みが取れず、下の廊下を歩くことに。紅葉にはまだ時期が早かったのですが雪を纏ったお山も見れて良かったです。今回は、平日だったので、テン場もガラガラで平和でしたよ。
ちなみに、一緒に河原の露天温泉で遊んだおっちゃんは、雪がなければ「剣沢から雲切新道を下りて祖母谷温泉へと繋ぎ、更に唐松岳に登り返す」計画だったとか。なるほど、思いつくけど、普通やらんよな〜というルートですね。皆さん、壮大な計画を立てていて面白いです。
まるで絵画の様な八ツ峰の絶景はいつか見てみたい。裏剱はまたどこかで計画しようと思います。
下の廊下、いやはや絶景ですね。
ダムと合わせて行って見たいと思っている場所の一つです。
温泉入りながらのテン泊はいいですね。
「野湯の楽しみ方」は貴重!保存させて頂きました。
腰の状態も良くなったようで、何よりでした。
Kumainkobe ฅʕᵔᴥᵔʔฅ
下の廊下は、歩いていくからこそ見ることができる絶景スポットです。トロッコで欅平まで来たのに温泉入って帰るだけじゃ、もったいないおばけがでます。ここからがいい所なのに...
もし2日間の休みを取ることができれば、黒部の絶景を堪能することができますよ(概略行程:夜行バス(泊)⇒扇沢⇒阿曽原(泊)⇒欅平⇒大阪へ)。ただし、開通期間限定の超人気スポットなので、阿曽原温泉小屋の予約がネックか?平日の天気の良い日を狙って行くことができればベストですね。
野湯で遊ぶには、まず気合が大事!多くの人が、祖母谷地獄の温泉源までは歩いて来られるのですが、ほとんどの人は覗くだけで帰っていきます。多少の火傷はいとわず「祖母谷温泉を遊び尽くす」気合をチャージして温泉源へ飛び込む。結果、めっちゃ楽しかったです(^^)
ヘルメットに助けられたということですが、背が高い人は確実に頭を打ちますかね?
ここを歩く場合、ヘルメットは必須装備と思われます。手で岩盤を掘削した箇所や素掘りのトンネルは、昔の人の身長に合わせており、天井低めですね。どうしても足元ばかり注意がいき、上部へのケアが手薄になりがちなので、あった方が良いです。頭を打ってバランスを失うと滑落の危険性もあります。あまり使う所が無いのでストックは持参せず、荷物が引っかかるのを避けるため、壁側へのザックの外付けは極力しない、が良いかと思います。
かなりお勧めな絶景スポットなので、是非、機会を見つけて歩いてみてください。
懐かしの阿曾原温泉、水平歩道。。。
いろんな思い出が混ぜ込みご飯となって記憶に残る場所です。
モンベル君のGopro回収できたのは奇跡的ですね。
つい先日に、ご高齢の登山者が穂高でザックをふと下ろしたら、そのままあれよあれよと谷底にザックが転がり落ちていくのをまじかで見て、岩稜帯では荷物を下ろすときにもにも気を許してはいけないと思ったばかりのところです。
Goproって小さいのでホント落としてしまった話よく聞きます。私のGopro君はちゃんんとワイヤーで繋いで谷底に落ちないように確保しております。たしかに、よく落ちかけます。
前出のnaraさんのとのコメントの中に、
「水平歩道を歩くとき、nara7さんとomatsuさんの激闘レコを思い出します」というコメントを見つけ。。。覚えて頂いて嬉し恥ずかしって気持ちです。たしかに激闘でした。。。あの時の山行はいまだに昨日のことのように記憶しています。
モンベル君はセルフビレイはきっちり取るのに、ゴープロのバックアップはとっていなかった様です。外付けした小さなカメラは、落として無くしがち。きっと重量が軽かったから、草付きの斜面に引掛ったのだと思います。重量のあるザックなら、谷底まで落ちていたことでしょう。
あのレコは強烈に印象に残っています。びしょ濡れになりながらも、荒れ狂うオリオ大滝の弱点を探しあてて突破し、窮地の女性陣を救ったomatsuさんは正義のヒーロー。なかなか真似できるものではありません。カッコよかったですよ〜。
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