展望抜群 石射太郎山〜高宕山〜八良塚〜P208

2021年10月23日(土) [日帰り]

• GPS: 06:47
• 距離: 11.8km
• 登り: 883m
• 下り: 874m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:37
• 休憩: 1:10
• 合計: 6:47

距離 11.8km 登り 883m 下り 881m

6:35 石射太郎山登山口駐車場
6:50 7:19 石射太郎山
7:28 見晴台
8:06 8:13 高宕観音
8:19 8:21 天空の岩
8:38 8:40 北のテラス
9:00 9:01 西国観音
9:13 9:16 高宕観音
9:30 9:41 高宕山
9:59 志組分岐
10:13 10:16 三郡山・郡界尾根分岐
10:27 10:30 八良塚分岐
10:46 10:47 八良塚
11:14 11:19 金吊
11:57 11:58 怒田沢分岐
12:32 P208
12:59 13:01 監視路入口（林道）
13:22 石射太郎山登山口駐車場

ジオグラフィカでログを取りました

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

石射太郎山登山口駐車場：無料、10台くらい、トイレ無し
土曜朝 6:17 到着で 2台目 でした
昼 13:20 下山時は 5台 停まってました

コース状況／危険箇所等

コース全般に共通して岩肌の路面が多く滑りやすく神経使いました。踏み跡は一部を除いて明瞭です。湿ってましたがヒル被害はありませんでした。

・登山口〜石射太郎山〜高宕山
観音堂までは写真の通り、岩肌の滑りやすい道でした。今回は前日の雨で湿っていてコンディションは良くなかったです。
※天空の岩、北のテラス：高宕観音の背面にある城壁のような岩穴から左へ入ると（道標無し）、表参道？石段の下（道標あり：熟練者コース）まで周回できます。急勾配箇所が多く荒れている箇所もあり難路です。お勧めしません。テープがありますが一部不明瞭になってました。天空の岩、北のテラスともに滑落しやすい危険な場所でした。眺望は良いですがお勧めしません。

・高宕山〜八良塚分岐
高宕山の直下が急勾配な上に倒木による崩落個所があり危険でした。上から下がる向きに行くと気が付かなかったのですが、振り返ると左側にもロープがありました。左側から行くのが安全のようです。私が強行した右側（上から見ると左側）のロープは切れかけていて危険でした。もう少し周囲を確認すべきでした。それ以降は大きな問題箇所はありませんでした。

・八良塚分岐〜八良塚〜金吊〜怒田沢分岐
一昨年2019年の台風被害だと思いますが、通行止めの表示がありました。ここまでの行程を考えて戻る気にならず、自己責任で通らせてもらいました。ところが、実際にはこれまでの区間の中で一番安全なコースだった印象です。正当化ではないですが体感的には率直にそう感じました。台風被害と思われるのは倒木箇所1カ所のみ。

・怒田沢分岐〜P208〜登山口
林道に下りて戻る計画でしたが、林道付近まで来て車の音が数台分聞こえて、萎えてしまいました。高宕大滝に行くのでしょうか？滝見物で騒がしくしていたら嫌だなと思い、監視路コースへ進路変更しました。このコースも倒木箇所が3,4カ所ありましたが、慎重に行けば問題なかったです。崩落地はロープが付いていました。P208から尾根伝いに行ってしまいましたが、踏み跡は南側へ折れていたようです。すぐに合流しているので道迷いには発展しませんでした。ひとしきり降りた後、沢を渡り再び登ってから広い窪地を行きます。広いため踏み跡が無くなってました。窪地沿いに行くと右手にガードレールが出てくるのでそこから窪地を離れて森へ登って行きます。以降は倒木もありますが踏み跡を見失うこともありませんでした。林道も倒木と崩落で荒れてましたが通行は可能でした。

その他周辺情報

・鹿野山九十九谷展望公園
https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/2230.html
初めて行きましたが早朝から人がたくさん居ました。駐車場は道の南側にある公園本体と、道向かいの北側（上側）にもあります。道向かいの方がキャパがあり停めやすいです（無料30〜40台くらい）。目的となる展望も駐車場から見えるので公園へ移動する必要もないです。ただしトイレは公園側にしかありません。

・つくもラーメン：チャーシュー麺 800円
https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12001839/
ノスタルジックな食堂でした。昔ながらの醤油ラーメンが美味しかったです。土曜日13:40頃で先客2名で空いてました。

・奥米隧道（トンネル）
https://taiken.in/suboritunnel/tunnel/okugome.php
房総によくみられる素掘りのトンネルです。照明がオレンジ色で、形状も湾曲していて独特な雰囲気がありました。徒歩で往復しましたが車が来るとちょっと怖いです。
近くの駐車場は貸しボート/釣具屋さんのスペースのため、三島湖入口の三島ダム管理所向かいにある駐車場または清和県民の森スポーツ広場用の駐車場がいいです。

写真

10/23 5:41

早起きして鹿野山九十九谷展望公園に来ました。こんなに混んでいるとはビックリ

10/23 5:43

目的はこれ

10/23 5:58

来ました。みんな撮影に夢中

10/23 6:33

改めて、石射太郎山の登山口に来ました。一番乗りだと思っていたら先客が準備中でした

10/23 6:36

みんながよく撮る構図。いざ出発

10/23 6:37

おお、宇宙戦艦ヤマトの波動砲みたい

10/23 6:45

わかってはいたが、昨日の雨で湿ってる

10/23 6:50

ほどなく石射太郎山。頂上の岩峰は立入禁止で肩に居ます

10/23 6:57

今日はここで早速、朝ごはん

10/23 7:03

久しぶりに山で飲むコーヒーは贅沢な一杯でした

10/23 7:15

食事を済ませ、石射太郎山を振り返る。奥のピークが山頂

10/23 7:16

さぁ出発と思ったら、すぐ裏にも展望ベンチ

10/23 7:17

なんと真正面に富士山が見えてるではないか

10/23 7:19

気持ちの良いトレイル

10/23 7:28

久しぶりの山歩きで気分が上がる

10/23 7:32

しかし、岩肌の路面が滑る

10/23 7:39

とっかかりに乏しく苔むして、昨日の雨で濡れてる

10/23 7:50

こんなのがずっと続く

10/23 8:01

突如石段が見えたら高宕観音の直下にでた

10/23 8:01

前から気になっていた石像。ちょっと怖い

10/23 8:03

これまた滑りそうな石段

10/23 8:04

おぉ、ホトトギス

10/23 8:06

そして観音堂。すごいところに建ってますね

10/23 8:06

石垣にきれいなお花

10/23 8:07

お堂からは素晴らしい眺望

10/23 8:14

（振り返って）観音堂を後にし岩をくりぬいた道を行く。この先T字に分かれていて高宕山へは右だが、寄り道気分で左へ行く

10/23 8:17

レコで知っていたがアスレチックのような急登悪路が始まる

10/23 8:19

テープを辿るとほどなく天空の岩に出た

10/23 8:20

気持ちの良い眺望だが、絶壁で足元が怖い

10/23 8:20

ドキドキしながら富士山アップを撮影

10/23 8:25

更に踏み跡を辿ると案内がでてきた

10/23 8:31

その後、いかにもなピークがあったので登ってみた。ここが北のテラスなのだろうか。眺望良好だが、ここも足元がヤバい

10/23 8:31

ここでも右手に富士山が見える。少し雲がかかってきた

10/23 8:33

テープのある所まで戻って、先へ続いている下りていくテープを辿る

10/23 8:38

あら？北のテラスだ。さっきのは違かったようだ

10/23 8:38

しかしこちらも滑りそうで、とてもではないが先端まで行けない

10/23 8:44

北のテラスより先に道が続いているのか？怖くて行けない。来た道を戻ることにした

10/23 8:47

ここまで戻ってきて、ここがT字に分岐していることに気が付いた（撮影している背面側に道あり）

10/23 8:49

しかし、ここからが今まで以上に過酷な道になってしまった

10/23 8:56

ずるっといくと怖い

10/23 8:59

上からポタポタ水溜りになっている所を見上げた。水量が多ければ名瀑になりそうな高度のある落ち口だ

10/23 9:00

そのまま進むと西国観音という所に出た。この先切れ落ちていて道が無い。先ほどの滝もどきの水溜りまで戻ると、そこがT字に分岐していたことに気が付いた

10/23 9:05

ここもわからず右往左往したが、正解はなんと正面突破だった。倒木をくぐる様にロープがあるのに気が付いた

10/23 9:07

やっと正規路に戻ってきた。熟練者でない私には厳しかった

10/23 9:08

再び横を失礼いたします

10/23 9:10

この道を使って建築資材を運び込んだのだろうか

10/23 9:15

お堂で再び休憩する。日があたって屋根の紅がきれいに映える

10/23 9:15

そして奥にある城壁のような岩穴を行く。今度は穴を通り過ぎたら右折する

10/23 9:17

通り抜ける所が円に写った。お寺の円の窓のよう

10/23 9:27

この先は一般道なので安心だと思ったら、岩肌の滑りやすい道が続く。なかなか気が抜けない

10/23 9:29

高宕山直下。山頂は2つの岩になっている

10/23 9:32

来ました、高宕山。苦しい道のりだった

10/23 9:32

眺望抜群。苦労をねぎらってくれるような爽快さだ

10/23 9:33

富士山も見えていてくれて、ありがとう

10/23 9:34

山頂はこんな感じ。石碑の後ろに岩間の深い溝がある

10/23 9:44

高宕山を後にした直後、まさかの今日一番の難所が待っていた

10/23 9:48

脚の置き場のほとんどない崖。5分くらいかけて苦労して下りた。振り返ると左にもロープが設置されていた

10/23 9:57

その後もこんな感じ。結構荒れてる

10/23 10:28

八良塚分岐に到着。なんと八良塚方面は一昨年の台風被害で通行止めだった。通れるものと思い込んでいた。荒れた道を戻る気にもならないので自己責任で進むことにする

10/23 10:38

気分を和らげてくれる

10/23 10:46

ほどなく八良塚（はちろうづか）。眺望はなし

10/23 11:06

おぉ、センブリだ。俄然テンションが上がる

10/23 11:11

この子も可愛い

10/23 11:14

アップダウンを繰り返したら金吊に到着

10/23 11:18

金吊から大滝へ下りれる道があった。しかし熟練者コースはもう勘弁

10/23 11:22

滑りやすそうな道にはチェーンが付いている

10/23 11:23

足場の悪いところに限って、撮影しにくい位置に綺麗なお花。まさしく高嶺の花だ

10/23 11:29

嫌な感じの湿った岩肌の急降下

10/23 11:41

ここまで通れないような危険個所は無かった。通行禁止の理由はこの倒木のよう。くぐれるようになっており全然問題無かった

10/23 12:08

林道へ下りず監視所コースに入った。久しぶりに気分のいい尾根道

10/23 12:15

鮮やかキノコ

10/23 12:17

崩落地。ロープがあるので安心だけど

10/23 12:18

下を見ると怖い。慎重にいく

10/23 12:21

ここは気持ちいい。油絵のような場所

10/23 12:25

倒木によって見通しのきく尾根に出た

10/23 12:28

眺望が良いのでここで休憩。最後のクリームパンが美味しかった

10/23 12:33

P208を越えると倒木祭り

10/23 12:36

尾根筋を行くと左下から踏み跡が合流してきた。いつの間にか道から外れていたようだ

10/23 12:51

モミジはまだ緑

10/23 12:56

えらく鮮やかな落ち葉が目に入った

10/23 12:58

無事、林道に下りてきました。ホッとする

10/23 13:15

1つ目のトンネル。味がある

10/23 13:17

2つ目のトンネル出口。林道も手が入らず荒れ放題

10/23 13:21

3つ目のトンネルで登山口に帰着

10/23 13:22

今日は想像以上に厳しく、ヤレヤレな気分でした

10/23 13:46

目を付けていたすぐ近くのラーメン屋さんへ。チャーシュー麺。美味かった

10/23 13:53

なんか落ち着く

10/23 14:23

ちょっと足を延ばして三島湖に来ました

10/23 14:33

目的は奥米隧道（一度歩ききって、出口で振り返ったところ）

10/23 14:30

炭鉱の坑道のような、この雰囲気

10/23 14:36

素掘りの壁面、クネクネした形状、照明の色味が相まって印象深い

最後に茹で落花生、おおまさり。これ、粒が大きい。そして美味しい

撮影機器：

SH-M15 SHARP

感想

satoshi7604

久しぶりの登山。評判の良い高宕山に挑戦しました。体もなまっているので、低山でライトな山行をと考えていましたが、思いのほか重厚な山行となりました。一昨年2019年の台風被害による倒木や崩落はわかっていたのですが、元々のコンディションである岩肌の滑りやすい路面に神経を使いました。しかし、高宕山の眺望は素晴らしく評判の理由もわかりました。東京湾越しの富士山も見ることができ、苦労に見合う素晴らしいものでした。