奥秩父(西上州)大ナゲシ
- GPS
- 06:56
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 956m
- 下り
- 949m
コースタイム
赤岩峠 08:40 〜 08:50
滝(下降終了点) 09:30 〜 09:40
乗越先の無名ピーク 10:20 〜 10:40
赤岩峠 11:15
大ナゲシ 12:10 〜 12:30
赤岩峠 13:10 〜 13:20
ニッチツ旧住宅地跡 14:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストはありません。 赤岩峠から北へ野栗沢へ下る径は地形図と全然違う所にありました ご注意を。 |
写真
感想
昨年、赤岩尾根を歩いた時から赤岩岳北稜の露岩記号が気になっていました。
歩けるものならこの北稜を末端から赤岩岳まで登ってみたいとやって来ました。
赤岩峠までは過去に3回も登っていますので、様子はよく分かっています。
自分では一生懸命登っているつもりですが、赤岩峠に着くまでに2人組パーティの人と単独行の人にあっさり追い抜かされてしまった。
この単独行の人は、ヤマレコユーザの peposiman さんのようでした。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-364335.html
ホント、足速いですね。
普通は、赤岩峠から東の赤岩尾根の縦走にはいるか、西の大ナゲシに行くのですが、私は一人反対側の北斜面の野栗川側へと下っていきましたが、踏み跡は薄く倒木が径を覆っているのを見た時は思わず「エッ!廃道???」と声を出してしまった。
薄い踏み跡に沿って下っていくと顕著な乗越に出た。
記憶の地形図にはこんな顕著な乗越はない。
スマホの地図ロイドで現在地を確認すると、なんと赤岩岳北稜に乗っている。
そして径は反対斜面に下っていっている。
地形図の登山道から新しく変わってしまったのか、元々地形図の径は間違っていたのか、この北稜を挟んで西と東と違っている。
(詳しくはルート図を参照ください。ただルート図は手書きですので、ジグザグを切っているところはイメージです。正確ではありません。)
そのまま径沿いに下降していきます。
右から小沢が2回合流します。
この沢筋に出ると踏み跡は完全に消えてしまいますので、下りは気になりませんが、登りだと径を見失う可能性が高そうです。
この沢は、1180m付近で3〜4段の30〜40mの滝となって落ちています。
その下流で赤岩峠から落ちてきた沢も5〜6mの滝となって落ちています。
こんな滝場が赤岩岳北稜の末端でした。
とても登る気がしないので(登れない、の方が正確な表現かも)あっさり北稜歩きは放棄して赤岩峠へ戻ります。
戻る途中、北稜の乗越の北のピークから大ナゲシが見えるのでは、と期待してゴソゴソ入って行きました。
期待通りピークでは、樹林に邪魔されることなく正面にドーンと大ナゲシが見えました。
実に良い形をしていますね。
「大ナゲシ」という立派な名前をもらっていて、それに負けない美麗さがあります。
ところでこの大ナゲシに出会うまでは、"ナゲシ"という日本建築様式の名前さえ知らなかったのが正直なところです。
どなたがこんな良い名前を付けられたのでしょうね。
そんなことを考えていると、北アルプスの黒部川に多くの良い名前付けられた冠さんを思い出します。
すぐ東の両神山にはイザナギ・イザナミの両神が祀られていて、この大ナゲシにはイザナギとイザナミの子のオホヤマツミ(=山の神)が祀られている、と言う伝説があれば私は信じてしまいそうです(笑)
それほど立派な形をした山だと思います。
このあと、その大ナゲシの頂上にも上がってきました。
そこは景色の良いピークでしたが、今日は残念ながら富士山は見えなかったです。
八ッ岳はことのほか近かったです。
今回は、人の少ない紅葉の山をゆっくりと楽しませてもらいました。
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