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Yamareco

記録ID: 367967
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

赤岳、阿弥陀岳 御小屋尾根で痛恨のルートミス

2013年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
09:03
距離
17.2km
登り
1,757m
下り
1,739m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

八ケ岳山荘5:30−6:20美濃戸山荘−8:00行者小屋8:20−9:20地蔵の頭−9:25赤岳展望荘−9:50山頂10:05−10:20文三郎尾根・中岳分岐−10:35中岳−10:45中岳のコル−11:15阿弥陀岳11:40−12:30不動清水−13:15御小屋山分岐手前(ルートミス)−13:55(南沢ルート)美濃戸山荘−14:30八ヶ岳山荘
天候 晴れ時々曇り
8時、行者小屋で0度。山頂部では2度くらいか?
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘 駐車場(500円/1日)
コース状況/
危険箇所等
八ケ岳山荘−美濃戸山荘(50分)
・車道を進む。車との擦れ違いに注意。

美濃戸山荘−行者小屋(1時間40分)
・林間の登山道、前半は南沢沿いを進み、何度か渡渉を繰り返す。
・後半、涸れ沢にでると正面に横岳が見える。再度、林間の登山道に戻り再び涸れ沢にでる。正面に赤岳が見え始めると行者小屋はもうすぐ。

行者小屋−地蔵の頭(1時間)
・ここから本格的な登りが始まる。最初は林間の登り、次第にザレた登りに変わる。
・しばらく登ると3か所階段を上る。階段を登りきると、雪のついた登山道になるので、今回はここでチェーンスパイクを装着。
・岩場を登りきると地蔵の頭に到着。

地蔵の頭−赤岳展望荘−山頂(30分)
・地蔵の頭から展望荘はすぐ。展望荘を過ぎると山頂までの最後の登り。
・山頂付近の積雪は15センチくらいか、もうしばらくすると本格的な雪山装備でないと厳しくなりそう。

山頂−文三郎尾根・中岳分岐(20分)
・山頂からしばらくは岩場の下り。クサリが出ているのでクサリをガイドにしながら下る。

文三郎尾根・中岳分岐−中岳−中岳のコル(25分)
・中岳の登り始めでアイゼンを外す。山頂から阿弥陀岳側の下りは薄らと積雪があるのでアイゼンをした方がよさそう。

中岳のコル−阿弥陀岳(30分)
・登り始めてすぐにハシゴ、そのあとは岩場の登り。脆い岩場なので岩を落とさないように注意しながら進む。

阿弥陀岳−不動清水(50分)
・山頂直下は薄らと積雪あり。途中、高度感のある岩場を越えるがクサリをガイドに通過する。
・岩場を過ぎるとロープ伝いに急斜面を下る。その後はザレ場の下り、後半は林間の下り。
・結構急斜面を下るので、滑らないように注意。

不動清水−御小屋山分岐手前(45分)
・アップダウンの少ない林間のルート

御小屋山分岐手前−(ミスルート)−南沢ルート/美濃戸山荘(40分) 
・御小屋山分岐の手前の標識を分岐点と勘違い。標識右手に下りの目印あり。本来のルートではないので、間違えないように。本当の分岐はもう少し先に行ったところにある。
・今回ミスルートでここを下ってしまった。急な下りに赤リボン、ペンキの目印がしっかりとついている。
・30分ほど下ると目印が見つからなくなり、さらにはっきりと水音が聞こえた時点でルートミスに気付く。GPSで現在地を調べると美濃戸山荘手前あたりの南沢ルートまで50メートル程度の場所だったため、そのまま進み南沢ルートに合流。


今回、アイゼンとチェーンスパイクの両方を持って行ったが、チェーンスパイクを使用。赤岳山頂直下はちゃんと爪のあるアイゼンの方が良かったかも…
まだ、積雪は深くなっていないが、もうしばらくすると本格的な雪山装備でないと無理だろう。

御小屋尾根のルートミスは、急な下りに少々おかしいとは思いつつも、目印がしっかりついていたためルートを間違っているとは思わなかった。たまたま南沢ルートの近くまでつながっていたから良かったものの、これを登り返すことになると結構しんどかったと思う。
5時30分、暗いうちに八ヶ岳山荘をスタート。
2013年11月09日 05:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 5:34
5時30分、暗いうちに八ヶ岳山荘をスタート。
赤岳山荘の駐車場。結構すいている?
2013年11月09日 06:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 6:13
赤岳山荘の駐車場。結構すいている?
今回は南沢ルートを選択。
2013年11月09日 06:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 6:22
今回は南沢ルートを選択。
林間の登山道を進む。
2013年11月09日 06:28撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 6:28
林間の登山道を進む。
ちょうど中間地点の岩場。
2013年11月09日 07:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 7:13
ちょうど中間地点の岩場。
前半は何度か南沢を越える。
2013年11月09日 07:17撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 7:17
前半は何度か南沢を越える。
沢の水も凍り始めている。
2013年11月09日 07:30撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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沢の水も凍り始めている。
シラビソに挟まれたルート。この辺から歩きやすくなる。
2013年11月09日 07:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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シラビソに挟まれたルート。この辺から歩きやすくなる。
涸れ沢に出ると正面に横岳が見える。
2013年11月09日 07:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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涸れ沢に出ると正面に横岳が見える。
再び林間のルートに、
2013年11月09日 07:45撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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再び林間のルートに、
再度、涸れ沢のルートに戻ると、行事小屋はもうすぐ。
2013年11月09日 07:59撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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再度、涸れ沢のルートに戻ると、行事小屋はもうすぐ。
行者小屋、
今年の営業は終了。
2013年11月09日 08:04撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:04
行者小屋、
今年の営業は終了。
気温は0度。
体感的にはそれ程寒さは感じない。
2013年11月09日 08:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:20
気温は0度。
体感的にはそれ程寒さは感じない。
今回は地蔵尾根ルートで登る。
2013年11月09日 08:23撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:23
今回は地蔵尾根ルートで登る。
最初は林間のコース、
2013年11月09日 08:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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最初は林間のコース、
ついでザレた登り、
2013年11月09日 08:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:34
ついでザレた登り、
それを過ぎると階段、
2013年11月09日 08:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:42
それを過ぎると階段、
赤岳が見え始める。
2013年11月09日 08:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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赤岳が見え始める。
二つ目の階段。
2013年11月09日 21:59撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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二つ目の階段。
三つ目の階段。
2013年11月09日 08:57撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:57
三つ目の階段。
振り返ると、結構、高度感がある景色。
2013年11月09日 08:59撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 8:59
振り返ると、結構、高度感がある景色。
中腹のお地蔵様。
2013年11月09日 09:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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中腹のお地蔵様。
階段を上りきったところでチェーンスパイクを装着。
2013年11月09日 09:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 9:18
階段を上りきったところでチェーンスパイクを装着。
地蔵の頭。
2013年11月09日 09:21撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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地蔵の頭。
横岳方面、
2013年11月09日 09:21撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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横岳方面、
これから進む赤岳方面。
結構雪がある...
2013年11月09日 09:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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これから進む赤岳方面。
結構雪がある...
雲海に浮かぶ富士山。
2013年11月09日 09:23撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 9:23
雲海に浮かぶ富士山。
赤岳展望荘。
こちらも営業終了。
2013年11月09日 09:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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赤岳展望荘。
こちらも営業終了。
山頂までの最後の登り。
2013年11月09日 09:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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山頂までの最後の登り。
山頂直下。
この辺だとチェーンスパイクはキツかった。
2013年11月09日 09:39撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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山頂直下。
この辺だとチェーンスパイクはキツかった。
頂上山荘。
やっぱり閉まっている。
2013年11月09日 09:53撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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頂上山荘。
やっぱり閉まっている。
頂上山荘から山頂。
2013年11月09日 09:54撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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頂上山荘から山頂。
青空と赤岳山頂。
他に誰もいない、独り占めの状態。
2013年11月09日 10:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 10:01
青空と赤岳山頂。
他に誰もいない、独り占めの状態。
この後、登る予定の阿弥陀岳。
2013年11月09日 09:57撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 9:57
この後、登る予定の阿弥陀岳。
権現岳とその向こうに南アルプス。
2013年11月09日 09:58撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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権現岳とその向こうに南アルプス。
富士山遠景。
2013年11月09日 10:04撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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富士山遠景。
山頂からの下り。
岩場をクサリ伝いに下っていく。
2013年11月09日 22:00撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:00
山頂からの下り。
岩場をクサリ伝いに下っていく。
途中、振り返る。
もうすぐ冬山装備でないと登れなくなりそう。
2013年11月09日 10:14撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 10:14
途中、振り返る。
もうすぐ冬山装備でないと登れなくなりそう。
分岐から中岳、阿弥陀岳。
2013年11月09日 10:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 10:22
分岐から中岳、阿弥陀岳。
右に90度で横岳、硫黄岳。
こちらはまた来年。
2013年11月09日 10:22撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 10:22
右に90度で横岳、硫黄岳。
こちらはまた来年。
中岳の登り手前でチェーンスパイクを外す。
2013年11月09日 10:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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中岳の登り手前でチェーンスパイクを外す。
中岳山頂から権現岳。
2013年11月09日 10:39撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 10:39
中岳山頂から権現岳。
同じく阿弥陀岳。
結構、ゴツゴツしている。
2013年11月09日 10:39撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 10:39
同じく阿弥陀岳。
結構、ゴツゴツしている。
中岳のコルからこれから登るルート。
2013年11月09日 22:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:01
中岳のコルからこれから登るルート。
まずは階段から、
2013年11月09日 10:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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まずは階段から、
そして岩場、クサリあり。
2013年11月09日 22:01撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:01
そして岩場、クサリあり。
山頂直下は薄っすらと積雪あり。
2013年11月09日 11:14撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:14
山頂直下は薄っすらと積雪あり。
山頂到着。
山頂から赤岳。
2013年11月09日 11:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:16
山頂到着。
山頂から赤岳。
富士山。
今日はよく見える。
2013年11月09日 11:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:16
富士山。
今日はよく見える。
南アルプス。
山頂はもう積雪している。
2013年11月09日 11:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:18
南アルプス。
山頂はもう積雪している。
下りは御小屋尾根から。
2013年11月09日 11:43撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:43
下りは御小屋尾根から。
あそこの岩場を越える。
2013年11月09日 11:45撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:45
あそこの岩場を越える。
結構高度感のあるルート。
2013年11月09日 11:47撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:47
結構高度感のあるルート。
ロープ伝いの下り。
滑りそう…
2013年11月09日 11:46撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 11:46
ロープ伝いの下り。
滑りそう…
結構長い...
2013年11月09日 22:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:02
結構長い...
振り返って見上げると...
2013年11月09日 22:03撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:03
振り返って見上げると...
ロープ伝いの下りが終わると、次はザレた下り。
2013年11月09日 22:03撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:03
ロープ伝いの下りが終わると、次はザレた下り。
木に囲まれたルートを下る。
結構な急斜面。
2013年11月09日 12:13撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 12:13
木に囲まれたルートを下る。
結構な急斜面。
分かりにくいが不動清水へ下りの表示。
プレートに小さく書いてある。
2013年11月09日 12:33撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
11/9 12:33
分かりにくいが不動清水へ下りの表示。
プレートに小さく書いてある。
10数メートル下ると水場にでる。
2013年11月09日 12:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 12:34
10数メートル下ると水場にでる。
もう少し先に行くと分かりやすい標識があった。
本当はここから少し戻る感じか。
2013年11月09日 12:50撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
11/9 12:50
もう少し先に行くと分かりやすい標識があった。
本当はここから少し戻る感じか。
不動清水を越えると、あとはアップダウンが少ない歩きやすいルートがしばらく続く。
2013年11月09日 13:08撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 13:08
不動清水を越えると、あとはアップダウンが少ない歩きやすいルートがしばらく続く。
標識、
ここを分岐と勘違い、本当の分岐はこの先。
2013年11月09日 13:16撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 13:16
標識、
ここを分岐と勘違い、本当の分岐はこの先。
標識右手の木に矢印と、下りのルートが...
右手の下りルートへ。
2013年11月09日 13:18撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 13:18
標識右手の木に矢印と、下りのルートが...
右手の下りルートへ。
急な下り斜面。
下りの先にペンキ、リボンの目印がしっかりついている。
2013年11月09日 13:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 13:20
急な下り斜面。
下りの先にペンキ、リボンの目印がしっかりついている。
更に下る。
この先で目印を見失う。水音が聞こえた時点でルートミスに気付く。
2013年11月09日 22:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 22:10
更に下る。
この先で目印を見失う。水音が聞こえた時点でルートミスに気付く。
GPSで確認すると南沢ルートのすぐそば、そのまま直進し、南沢ルートに合流。
2013年11月09日 13:50撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 13:50
GPSで確認すると南沢ルートのすぐそば、そのまま直進し、南沢ルートに合流。
すぐに美濃戸山荘に到着。
2013年11月09日 13:55撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 13:55
すぐに美濃戸山荘に到着。
あとは車道を30分、
2時30分八ヶ岳山荘に到着。
2013年11月09日 14:33撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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11/9 14:33
あとは車道を30分、
2時30分八ヶ岳山荘に到着。
撮影機器:

感想

冬山シーズン直前、無雪期の最後かな、ということで赤岳へ。

昨年11月初めに登った時は、山頂に少し雪がある程度だったが、一昨日の雨天のことを考え、一応アイゼンとチェーンスパイクの両方を持っていく。

5時30分、暗いうちからスタート、日が差し始めると若干雲があるものの天気は良さそう。気温は持参の温度計で0度だが、それほど寒さは感じない。

往路は、南沢ルート、行者小屋から地蔵尾根で進む。南沢ルートはまだ雪はなく、地面も凍結箇所はなく歩きやすい。後半、涸れ沢にでると正面に横岳がみえるが、山頂部分は所々白くなっている。

行者小屋で小休止の後、地蔵尾根から山頂を目指す。前半は、林間、ザレ、階段と続く。地面が固まっていて夏場より歩きやすい。
階段が終わると、薄っすらと積雪、凍結箇所は目立ち始める。最後の階段を上りきったところで、チェーンスパイクを装着。
アイゼンも持ってきたが、それほど深い雪はないので使用せず。

地蔵の頭に出ると、展望荘の先に赤岳、振り返ると横岳、硫黄岳、富士山も雲海に浮かんでキレイに見える。

展望荘を過ぎてしばらくすると10〜15センチほどの積雪、チェーンスパイクでは心もとなかったが、クサリがしっかりと出ていたので、そのまま登る。

昨年の登った時より1週間遅れだが積雪量は多い。天候次第なのだろうが、そろそろ本格的な雪山装備でないと厳しいか?


山頂は、最初は1組の登山者がいたが、その後は贅沢に独り占め。南側は麓は雲海の下に隠れていたが、八ヶ岳の山々はもちろん、山頂部は雪をかぶった富士山、南、中央、北アルプスの山々がすべて見渡せた。

しばらく景色を楽しんだ後、次の目的地の阿弥陀岳へ、赤岳から地蔵尾根へは岩場の下り、雪は積もっているものの、クサリがしっかりとついているので、気を付けて下れば問題なし。

中岳を越えて阿弥陀岳へ、中岳の山頂部と阿弥陀岳側の下り、阿弥陀岳の山頂部は薄っすらと積雪があるので、滑り止めを使った方が安全。自分は横着をして使わなかったが...

阿弥陀岳の山頂部も、途中一組の登山者が登ってきたが、それ以外は独り占め状態。景色を楽しみながら昼食。

赤岳と権現岳の間に、雲海に浮かんだ富士山。権現岳の先に、鳳凰三山、北岳、駒ヶ岳がキレイに見える。


帰路下りは初めての御小屋尾根から、最初短いが高度感のある岩場を越える。そのあとはロープ伝いに急な下り。雪が上の方は雪が薄っすらと積もっている。
滑らないように気を付けて下る。ロープが終わると今度は、ザレ場の下り、林間の下りと続く。

不動清水までは急な下りが続く。そろそろ雪が積もりだすと下りで使うのは少し怖いか...

不動清水からはアップダウンの少ない林間のルート、1時間弱で御小屋山の分岐。

ここで痛恨のルートミス。
最初の標識(本当の分岐はこの先)の右手の木に赤ペンキで矢印。更に下り方向にペンキとリボンで目印が続く。

ここを美濃戸口への分岐と勘違いして下ってしまう。急な下りだが、進行方向に目印があり、しばらくルートミスに気付かず、しっかりと地図を頭に入れておけば、こんな急斜面ではないことは分かりそうなものだが...

30分ほど下ると目印を見失い、さらに水音でルートミスに気付く。
GPSで現在地を確認すると、なんと美濃戸小屋手前付近の南沢ルートへ50メートルくらいのところまで降りてきていた。

そのまま直進し、南沢ルートへ合流。もちろん地図にはそんなルートは乗っていない。

これを登り返すことを考えると運が良かったとと思う。
雪山シーズに使うのは技術的に無理そうなので、御小屋尾根は来年、改めてリベンジしよう。

南沢ルートに戻った後は、すぐに美濃戸山荘、車道を通って八ヶ岳山荘に到着。


最後の最後でルートミスがあったものの、概ね天候にも恵まれ、気持ちのいい登山を楽しめた。
麓は晩秋だが、山頂は初冬、もうすぐ雪山シーズンの始まり、今度のシーズンは何回くらいこれるだろうか?

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
権現岳→キレット→赤岳→美濃戸
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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