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Yamareco

記録ID: 368567
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

暴風の丹沢主脈

2013年11月09日(土) ~ 2013年11月10日(日)
 - 拍手
GPS
30:16
距離
81.2km
登り
6,787m
下り
6,805m

コースタイム

1日目=0820過ぎ渋沢駅でバス乗車(2台ほど増便)〜0840ごろ大倉バス停着。〜1050堀山の家1100〜花立山荘前で昼食1330〜1500みやま山荘・宿泊
2日目=0630みやま山荘〜1130大倉バス停
天候 9日=曇り 10日=暴風
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
渋沢駅〜バス〜大倉のピストン
コース状況/
危険箇所等
危険な場所はありません。大倉尾根、丹沢主脈線ともによく整備されています。
9日土曜日の登山基地・大倉バス停。大勢の登山者でにぎわっていました。若い人が多いのはいいことだな
2013年11月09日 08:35撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
1
11/9 8:35
9日土曜日の登山基地・大倉バス停。大勢の登山者でにぎわっていました。若い人が多いのはいいことだな
厚木市のユルキャラ。名前は「あゆコロ」。清流のアユを頭に乗っけた、シロコロホルモンのトンちゃんです
2013年11月09日 08:47撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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11/9 8:47
厚木市のユルキャラ。名前は「あゆコロ」。清流のアユを頭に乗っけた、シロコロホルモンのトンちゃんです
柿の実がなっていました
2013年11月09日 08:51撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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柿の実がなっていました
登山口。ここに来るたびに、これから1200メートル登るのかーと脱力感に包まれます
2013年11月09日 08:55撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 8:55
登山口。ここに来るたびに、これから1200メートル登るのかーと脱力感に包まれます
観音茶屋。開店準備中
2013年11月09日 09:20撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 9:20
観音茶屋。開店準備中
大倉高原山の家の鳥居。「丹沢の門」とあります
2013年11月09日 09:42撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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大倉高原山の家の鳥居。「丹沢の門」とあります
大倉高原山の家
2013年11月09日 09:44撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 9:44
大倉高原山の家
山の家からの眺望
2013年11月09日 09:44撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 9:44
山の家からの眺望
見晴らし茶屋
2013年11月09日 09:56撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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見晴らし茶屋
駒止茶屋
2013年11月09日 10:37撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 10:37
駒止茶屋
小さな登山者
2013年11月09日 11:01撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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小さな登山者
にぎわう堀山の家
2013年11月09日 11:06撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 11:06
にぎわう堀山の家
昼飯。花立山荘前で。
2013年11月09日 12:10撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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11/9 12:10
昼飯。花立山荘前で。
ここも大勢の登山者がいました。花立山荘
2013年11月09日 12:38撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 12:38
ここも大勢の登山者がいました。花立山荘
花立山荘を少し上がった所にシカがいました
2013年11月09日 12:52撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 12:52
花立山荘を少し上がった所にシカがいました
ガスに煙る尊仏山荘
2013年11月09日 13:28撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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11/9 13:28
ガスに煙る尊仏山荘
丹沢主脈線の細尾根。すでに崩壊しているのを人の手で通れるようにしています
2013年11月09日 13:44撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/9 13:44
丹沢主脈線の細尾根。すでに崩壊しているのを人の手で通れるようにしています
塔ノ岳から丹沢山はずっと濃霧の中
2013年11月11日 00:46撮影 by  URBANO PROGRESSO, KDDI-KC
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11/11 0:46
塔ノ岳から丹沢山はずっと濃霧の中
ガスった道をどこまでも
2013年11月09日 14:08撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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ガスった道をどこまでも
みやま山荘の夕飯。ハンバーグです。おいしかった。桃の缶詰のデザート付き。
2013年11月09日 17:36撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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みやま山荘の夕飯。ハンバーグです。おいしかった。桃の缶詰のデザート付き。
炊き込みご飯の朝食。外は暴風雨
2013年11月10日 05:58撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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炊き込みご飯の朝食。外は暴風雨
小屋前の寒暖計です。7.5度くらい。そんなに寒くない
2013年11月10日 06:40撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/10 6:40
小屋前の寒暖計です。7.5度くらい。そんなに寒くない
深山山荘はガスの中
2013年11月10日 06:40撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/10 6:40
深山山荘はガスの中
暴風の中、やっと尊仏山荘に着きました。コーヒーで一息
2013年11月10日 08:04撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/10 8:04
暴風の中、やっと尊仏山荘に着きました。コーヒーで一息
地面が枯れ落ちた松の葉で覆われていた箇所も
2013年11月10日 10:07撮影 by  FinePix F80EXR, FUJIFILM
11/10 10:07
地面が枯れ落ちた松の葉で覆われていた箇所も
見晴らし茶屋の前から。やっと雲間が明けました
2013年11月10日 10:33撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
11/10 10:33
見晴らし茶屋の前から。やっと雲間が明けました
雑事場の平へと続く杉林。春から夏にかけては、若葉の息吹を感じる場所です
2013年11月10日 10:34撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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11/10 10:34
雑事場の平へと続く杉林。春から夏にかけては、若葉の息吹を感じる場所です
大倉に下りて、ホッとした
2013年11月11日 00:47撮影 by  URBANO PROGRESSO, KDDI-KC
11/11 0:47
大倉に下りて、ホッとした
9日と変わって人っ子一人いない大倉バス停です
2013年11月10日 11:27撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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11/10 11:27
9日と変わって人っ子一人いない大倉バス停です
猫はいました
2013年11月10日 11:43撮影 by  Canon IXY 200F, Canon
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11/10 11:43
猫はいました
さざんかで風呂と飲食を堪能し、さあ帰ろう。東海大学前、いい街じゃん
2013年11月11日 00:48撮影 by  URBANO PROGRESSO, KDDI-KC
11/11 0:48
さざんかで風呂と飲食を堪能し、さあ帰ろう。東海大学前、いい街じゃん

感想

 稜線の歩きの時2回ほど突風で体がよろけた。この経験は北岳に登った以来のこと。風速10辰歪兇┐討い燭任靴腓ΑリーダーのOさんは気象遭難が心をよぎったらしいが、ノー天気の小生は心配していなかった。この程度の風、なんじゃもんじゃい、切り抜けられると思っていた。とは言っても、山の経験が少ない女性陣もいたので、行程中、リーダーの判断、行動指示は全く正しかった。
 ずっとガスっていたので景色はほとんど見えず、会ったのは鹿とヤマビルだった。ヤマビル、寒さで元気がなかった。
 鍋割山の山麓は結構色づいていました。
 我々とほぼ行程を共にした外国人が連れていた犬2匹(プードルか)、とってもけなげでかわいかったなあ。犬は人間と違って風も寒さもものとはしない。

▲前日8日の19時58分共同電「気象庁:10日『非常に強い風』北日本と北陸、警戒を」を毎日jpで見て、「えっ。日曜(10日)の昼までは天気持つんじゃなかったの」と裏切られた気持ちになったものの、丹沢は北日本でも北陸でもないしと、深刻に考えていませんでしたが……▲これまで山で体感した中の最大風速でした。ケンメイさん、10m/sってこたないべ、動きを止められたあの2回は25m/sっしょ(根拠薄いですけど)▲Oリーダーは9日朝、集合場所の渋沢駅で「まずいことになりました」とヤマテンの大荒れ予報を示したのでした。そこで、「行ってみてまずけりゃ、10日はみやま山荘から引き返そう」と、決めた片棒は私が担ぎました▲とはいえ、濃霧の中をたどり着いたみやま山荘での酒盛りは楽しさ倍増でしたし、ハンバーグの夕食、炊き込みご飯の朝食とも最高の味わい。引き返して空が明るくなった大倉のビールはますますうまく、丹沢主脈を全うする楽しみがさらに増し、ああ、いい山行でした。

 反省の多い山旅でした。
 山岳気象予報士・猪熊さんのヤマテンの予報では、「10日の関東地方の山岳は大荒れ。稜線上では歩くことが困難な可能性も」とありました。これが頭にあったのですが、行程を見直すことをせずに、みやま山荘まで行ってしまいました。
 10日は予想通りに、夜明け前から大荒れ。小屋の中にいても風を切る音が聞こえ、窓外の木々の枝が揺れています。満員の登山者たちはそれぞれ覚悟を決めたように、出で行きました。午前6時半、我々も防水防寒対策をして出発しました。
 当初予定していた蛭が岳〜東野方面はすでに選択肢の余地はありません。途中の稜線上の痩せ尾根は通過できないと判断しました。
 丹沢山から塔ノ岳へ、普段なら天国の様に気持ちのいい尾根は、暴風が猛り狂っていました。南西風ですから、右手から猛烈に吹いてきました。遮るものがないところに出ると、左足で踏ん張り体を支えて、通過します。体ごと持っていかれるのではないかと思うこともしばしば。
 やっとの思いで尊仏山荘に到着。コーヒーを飲んで一息ついて、出発しました。塔ノ岳の山頂は遮るものが何もないので、強烈な突風にさらされました。姿勢を低くして駆け抜けました。
 大倉尾根を降下してゆくと、体に感じる風は弱まりましたが、上空は相変わらずの強風。大勢の登山者の皆さんとすれ違いましたが、大丈夫だったでしょうか。

 教訓は、ズバリ当たったヤマテンの予報を今後はさらに活用したいと思います。暴風は赤岳に続いて2度目でしたが、今回は正直やばかった。暴風にさらされながら、「気象遭難ってこんな風になるんだろうな」と思いました。

当初順調だったものの、塔ノ岳に到着した頃には10m先は霧で見えなくなっていました。それでも山頂は多くの登山者で賑わっていました。みやま山荘では山の中とは思えない程おいしい食事を頂き、大変満足でした。悪天候の2日目、みやま山荘〜塔ノ岳の間は、霧以上に特濃な経験でした。わずかな距離でしたが、あの暴風雨の中歩けたのは何気に貴重な体験でした。尊仏山荘に入る直前、突風に煽られバランスを崩した時にザックカバーが吹き飛んでしまいましたが、幸運にも網に引っ掛かってダメージも無く回収できました。山荘でコーヒーブレイクした後は、地上に近付くに連れて天気は快方に向かい、難なく下山できました。
個人的に楽しみにしていた紅葉は、色付いてきている箇所が散見されましたが、あと1週間〜2週間後が見頃かと思います。

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