三久安山 〜宍粟50名山・紅葉の尾根〜
- GPS
- 05:32
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 595m
- 下り
- 592m
コースタイム
天候 | 薄曇/晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス | 国道29号線戸倉峠を南下して音水湖東の「せせらぎ渓流公園」を抜けて突き当りまで行くと登山口になります。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ジャンパー
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック(19L)
昼食(棒ラーメン+カット済み具材+水700mL)
角形クッカー
シングルバーナー
ガスカートリッジ(OD缶)
割り箸
行動食(飴)
非常食(魚肉ソーセージ)
飲料(お茶600mL)
地図(コース図)
iPhone(GPS+ナビ)
iPad mini(GPSログ)
サブバッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
クマ鈴
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感想
宍粟50名山の中で、紅葉のきれいなのはどこだろうと最近のレコを調べてみたら、三久安山の紅葉を記したレポートを見つけた。比較的鳥取県に近いし、国道29号線からも近くて行きやすそうなのでそこを選んだ。
戸倉峠を越えて国道29号線を南下すると右側にダム湖が現れる。引原ダムで堰き止められてできた音水湖だ。しばらく湖畔の道を進み、途中の橋を渡ったところで左折し、谷へ入ると、「宍粟50名山 三久安山登山口」の標識があった。そこから更に谷の奥へ。登山口前のスペースには先客の車が1台停まっていた。この山にはいくつかの登山ルートがあるようだが、人が多くないことを願った。
登山道はブルドーザーで整地されたであろう、幅が広い道で、傾斜はかなり急だ。道に草が生えていないことからして、今年になってから整地されたもののようだ。道は途中で分岐を繰り返しているが、地図の点線とプリントアウトしてきた過去レコを頼りに方向を決めて進んだ。斜面を縫うようにつけられた道からは、斜面の途中や向かいの山の色付いた木々を眺めることができた。黄色から赤に葉が色づいているのはウリハダカエデのようだ。全体が黄色に色づいているのは、後で調べたらタムシバらしい。登山口の辺りにはまだブナは見られない。直登ではないが傾斜がそこそこきついので、歩くペースを抑え、足元を踏みしめながらゆっくり進んだ。整地された作業道をしばらく歩いた後、尾根に入った。そこには色付いた様々な広葉樹が見られた。足下も様々な形や色の落ち葉が覆っていて今が紅葉の季節の最中であることがわかった。
1,000mを超えたあたりからブナが目につくようになったが、ブナはもう落葉しているようだ、登山口の辺りで赤く色付いていたウリハダカエデもその標高ではもう葉を散らせていた。その代わりハウチワカエデなど別のカエデの仲間の黄色〜赤の色の鮮やかな紅葉が見られるようになった。時々植林されたスギやヒノキの林を通るが、そこでは空気がひんやりしていて広葉樹の森とは全く違った佇まいを見せていた。また林床に草が茂っていないことから、この山にシカが多いということが察せられた。
いくつかのピークを通って三久安山の山頂に到着したのは、正午少し前だった。昼食のラーメンを作っていると、北の尾根方向から関西弁の3人組登山者がやってきた。広い山頂広場の少し離れた位置に腰かけて、和やかに昼食をとりはじめた。暫くして彼等が南の尾根へ下って行った後で私はドローン(MavicMini)を飛ばした。上空から見ると、スギ・ヒノキの植林部分とカラフルな原生林の広葉樹のコントラストがパッチワークのようで面白かった。ただ、尾根が三方に広がっているため、山の形はそれほど美しいと感じなかった。ま、この山は紅葉を楽しみにやってきたので、尾根の片面に紅葉が広がる様を上空から見られただけで十分だ。寒いせいかスマホのバッテリー消耗が激しく、あまり長時間ドローンを飛行させ続けることができなかった。
帰りは尾根の途中で分岐して、上りとは違うコースを歩いてみた。当初は上りと同じコースで下山しようかと思っていたのだが、山頂でヤマレコの足跡記録を眺めていたら、歩けそうなコースが見つかったので、そちらを歩いてみることにしたのだ。そのため、この日は3つの三角点を踏破することができた。一日で三角点3つというのは久しぶりだ。ただ、帰りのコースは特に最後の三角点以降、道がはっきりせずGPSを何度も確認しながら進まなければなかった。基本、尾根伝いのコースなのだが、最後の最後、尾根から出発地点まで下る道がどうにも見つけられず、薮に覆われた山の急斜面をかき分けて進むことになってしまった。ここさえきれいにクリアできていれば完璧なコース取りだったのだが、まだルートファインディング力については課題が残ることを自覚した。
この日の山行は距離はそれほど長くなかったが、紅葉を楽しむという山行の目的は十分に果たせた。ドローンと調理器具を詰め、更に防寒のジャンパーの入れたら19Lのザックはかなりいっぱいになってしまったが、それに見合うだけの楽しみを得ることができた。これから紅葉はどんどん散って冬枯れの山になっていくのだろう。紅葉が楽しめるのも今年はあと1度か2度かもしれない。次の週末がまた良い天気になってくれることを願っている。
ドローン映像(2分24秒)
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