御正体山（山伏峠から道坂峠へ）

2021年11月07日(日) [日帰り]

• GPS: 05:42
• 距離: 13.4km
• 登り: 970m
• 下り: 1,361m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:57
• 休憩: 0:40
• 合計: 5:37

7:33 山伏峠バス停
7:34 7:48 山伏峠
8:17 8:18 石割山分岐
8:24 8:24 奥ノ岳
8:29 8:29 送電鉄塔
8:59 9:00 中ノ岳
9:21 9:22 前ノ岳
9:52 10:17 御正体山
10:44 10:44 白井平分岐
11:04 11:05 マエダレノ頭
11:09 11:09 牧ノ沢山
11:19 11:20 ぶどう沢峠
11:30 11:31 岩下ノ丸
11:54 11:55 ガンギ沢ノ頭
12:11 12:12 道坂峠
13:13 13:13 道の駅どうし
13:15 ゴール地点

天候

曇りのち晴れ
朝のうちは青空も覗いたが10時頃から一面薄曇りで太陽も隠れる。気温はずっと10℃以下
午後から雲は薄れまた晴れ間が。

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

◎行き
山伏峠付近の駐車スペースを利用
山伏峠の登山口より登山開始

◇帰り
道坂峠から道の駅どうしに下山
中山バス停15:20発→山伏峠15:35着（最終バス）

コース状況／危険箇所等

・山伏峠から御正体山（御正体山南尾根）
石割山分岐まで急登が続く。分岐以降奥ノ岳、中ノ岳、前ノ岳を経て御正体山頂へ。
奥ノ岳の先の送電鉄塔は富士山と石割山の眺めが素晴らしい。
基本登り基調。難所は無く道迷いの心配もないが歯応えある登りが続く。
紅葉は1,000m前後が鮮やかでギリギリ1,300m辺りまで。
山頂はすでに紅葉は終わっていた。意外に標高差が無いので楽？

・御正体山〜岩下ノ丸〜道坂峠（御正体山北東尾根）
御正体山からの下りは急で雨後でまだ湿る根や落ち葉に足を取られる。
紅葉は終盤だが気持ち良い尾根歩きが続く。ピークをいくつか越えるがそれほど急ではない。
尾根歩きは岩下ノ丸を過ぎても30分程続くがその後道坂峠に向かい急激に降る。
丹沢方面の眺望が度々開ける。難所無し
道坂峠付近は未だ紅葉が鮮やか。

・道坂峠〜道の駅どうし
「丹沢西端・西道志登山詳細図」にも登山道として記載されていないガンギ沢ノ頭の隣の1217.2ピーク（三角点名:道坂）の尾根を下るルート。
作業道や鉄塔巡視路と思われるがヤマレコマップで濃い足跡があったので下山路として利用してみた。
一応踏み跡がある箇所は多く、作業道としてしっかりした道になっている区間もあるが、鉄塔以降は踏み跡も無くなり完全に道が消えた。
道の駅どうしの真向かいの神社の裏手が出口となる。
標高1,000m付近からしばらく美しい紅葉が楽しめる。

その他周辺情報

・道の駅どうし
バス2時間待ちだった為食堂やトイレを利用、時間を潰した。
道志みちはバイク乗りに人気の道らしくこの日の道の駅はずっと満車で混雑していた。

・道志の湯
道の駅から近い日帰り温泉

写真

11/7 7:06

朝7時、道の駅どうし到着。トイレを借りる。
当初の計画では道の駅の前にある中山バス停から7:10発のバスで山伏峠に向かう筈だったが、朝のバスは平日しか走っていない事が前日判明。
車で山伏峠へ向かい、下山後道の駅からバスで山伏峠へ戻り車を回収する計画に変更した。

昨晩の雨で路面が濡れているが、道の駅に着く頃には青空が見えて来た。

11/7 7:35

山伏峠付近で駐車スペースが見つけられずウロウロしていたら7:30を過ぎてしまった。
平野川の側道に車を停めトンネルを徒歩で抜けて道志側へ。
中山バス停の山中湖方面の最終バスは15:20。これを逃したら終わる為あんまりノンビリしてられないぞ

11/7 7:38

ここが山伏峠へ向かう登山口。
標識によると道志は横浜市の水源らしい。
何かと横浜市とのかかわりが深いのだろうか、下山後入った道志の湯でも横浜市民は割引があったな。

11/7 7:39

登山口付近はいい感じに紅葉していた。
ここで標高1,100mを超えているが、御正体山は1,600m以上、山頂付近は落葉している事だろう。
今年は新型コロナワクチン接種などの予定が入りどうにもタイミングが悪く紅葉の最盛期を外した山ばかり登っているな

11/7 7:43

GWぶりの山伏峠。
あの時は石割山へ向かったが今回は御正体山方面へ向かう

11/7 7:46

あまり期待していなかったが結構紅葉してるな。
予報が曇りに変わりガッカリだった天気も晴れてるし登山日和になりそうだ。
気温は10℃以下でちと寒いが

11/7 7:47

登山道に日が射し始める。
朝の陰影と空気は好きだ。
やっぱり山は早朝から登るのが1番

11/7 7:48

おぉ〜良いね〜

11/7 7:49

紅葉良い感じ！

11/7 7:56

しかし道は初っ端から急登！まだ身体は寝てるのに手加減なしですか〜

11/7 7:57

急登が終わらない…ッ

11/7 8:01

意外に石割山分岐遠いな…

11/7 8:02

木々の隙間から見えたのは…

11/7 8:04

富士山！
昨日石割山に登った友人はガスってなにも見えなかったらしいから今日の方が当たりだったのかね

11/7 8:06

小休止　させてくれない　御正体（5
7 5）

11/7 8:17

登山口から40分、やっと石割山分岐到着。
前回はここを左に折れて石割山に登ったが、今回は右へ進む

11/7 8:18

石割山分岐を過ぎても只管登りが続く様だ

11/7 8:21

お、あれが目指す御正体山かな？

11/7 8:23

風が冷たくて上着を羽織るが、風が止み日が照るとちと暑い。
結果脱いだり着たりを繰り返した。

11/7 8:24

ありゃ？
石割山分岐から10分もかからず奥ノ岳に着いてしまった。
この先は中ノ岳、前ノ岳、御正体山と続く。
名前の順番からして御正体山登山口（三輪神社方面）が表参道でこちら側は裏口っぽいな

11/7 8:28

フォロワー氏に教えてもらったのだが、あの鉄塔がビューポイントらしい

11/7 8:29

鉄塔脇から大室山や蛭ヶ岳が見える。
手前は菰釣山か？

11/7 8:29

南アルプスは雲被ってるな

11/7 8:30

富士山！そして手前に石割山が並ぶ。
眺め良いなあ〜

11/7 8:30

でか〜い！説明不要！
雲は多いが富士山は鮮明！！

11/7 8:33

暫く写真撮影などしていると奥ノ岳方面からソロ男性登山者がやってきた。
絶景の邪魔にならない様先へ進む

11/7 8:35

ノロノロ歩いてたらさっきのさっさと男性が抜いて行った。

11/7 8:38

風が冷たいな。
指導票によると御正体山まで1時間50分とある。
（実際は1時間15分位だった）
マイクロパフを持って来たのだが、まだ防寒着としては暑過ぎた。
でも脱ぐと寒いしな…

11/7 8:39

正面が御正体山なのか途中のピークなのか分からんな

11/7 8:42

標高1,300m付近の筈だがまだ落葉せず紅葉してる場所もある様だ

11/7 8:44

いやー良いね〜

11/7 8:48

こんな紅葉見れるとは予想外

11/7 8:55

しかし高度を上げると冬の様相に様変わり

11/7 8:56

まだまだ遠く見える山頂

11/7 8:59

昨日の雨で全体的に道は湿り気味

11/7 9:00

奥ノ岳から35分、次なるピーク　中ノ岳到着。
先は長いのでそのまま通過

11/7 9:04

落ち葉で道がよくわからない箇所も有るが、尾根沿いに行けば良い

11/7 9:07

冬の低山っぽい雰囲気だなぁ

11/7 9:18

今ぐらいが御正体山のベストシーズンかもね
涼しいし。
ここら辺で本日2人目の登山者とすれ違う

11/7 9:21

とか言ってる内に次のピークが

11/7 9:21

前ノ岳到着。
中ノ岳から20分ほど

11/7 9:24

では先に見えるあれが御正体山の稜線か

11/7 9:33

登りの斜度が急になって来た

11/7 9:44

暫くキツめの登りが続いた

11/7 9:47

急登がひと段落。
山頂も近いか

11/7 9:50

なんかお社があるな

11/7 9:51

付近は鹿のフンだらけ。
踏み跡を見失い適当に山頂を目指す

11/7 9:52

登山口から2時間15分、御正体山山頂到着
山伏峠からの南尾根ルートは御正体山登山道の中でも標高差の少ない軽めなルートだと下山後知る

11/7 9:52

山梨百名山だったのか。
山頂ベンチには２名の登山者が食事中だった。
（一人は鉄塔で会った人）

11/7 9:58

自分も食事にしようとザックを探るとなんと昼飯にとコンビニで買ったおにぎりを車に忘れて来た事が判明。
オヤツのもみじ饅頭と行動食のチョコバー&アミノバイタルゼリーで飢えを満たすが…悲しい

11/7 10:05

2人が去ったのでベンチに移動。
20分ほど休憩。
しかしいつの間にかすっかり曇り空になり、停滞していると身体が冷えてしまった。
先へ進むか〜

11/7 10:28

道坂峠へ向けて御正体山北東尾根を進む

11/7 10:29

いきなり急な下りが始まる。
濡れた木の根と落ち葉に何度も足を滑らしそうになる

11/7 10:30

降り始めて程なく二人組登山者とすれ違う。
この急登を登るのはキツかろう

11/7 10:31

下りはまだまだ続く様だ

11/7 10:33

高度を下げると色付く葉が増えてきた。
周囲の低い山はまだまだ紅葉最盛期かな

11/7 10:35

また日が照ってきた。
このまま曇りかと思っでたが天気持ちそうだな。
ラッキー！

11/7 10:37

尾根道より北側の方が紅いかな。
都留市方面から登れば長く紅葉が楽しめるかも
（彼方は標高差1,000mあるらしいが）

11/7 10:41

ヤマレコのチャレンジリストで御正体山は「静かなる山」にリストアップされていたが、たしかに先程から静かな山歩きを堪能出来ている。
進行が順調でバスの時間には余裕で間に合いそうで気分も楽になった

11/7 10:43

少し急な下り。
山頂からの下りですれ違った2人以降誰にも会わない道が続く
（結局この後は下山まで1人も会わず。山行全体で5人しか会わなかった）

11/7 10:44

白井平分岐到着

11/7 10:44

ここから降る白井平からのルートが御正体山最短ルート

11/7 10:47

斜度も緩やかになり、暫く気持ち良い道が続く

11/7 10:48

日が射せば紅い葉がもっと映えるだろうに残念

11/7 11:00

彼方に見える都留市の山々は詳しく無いが、今度調べてみようかな

11/7 11:05

マエダレノ頭付近らしいが特に標識などは無し

11/7 11:08

この少し先が牧ノ沢山らしいが気付かず通過

11/7 11:15

細かいアップダウンは結構あるが、前回の笹尾根に比べれば軽い軽い

11/7 11:19

ここら辺がブドウ沢峠らしいが特に標識などは無し
前方のピークは岩下ノ丸かな？

11/7 11:19

菰釣山が真正面
かなり近いな。彼方もいつか登らなければ

11/7 11:23

黄色の絨毯

11/7 11:25

全体的には散ってるがまだ残る紅葉も散見された

11/7 11:28

岩下ノ丸への最後の登り

11/7 11:29

北側は良く色づいている

11/7 11:30

岩下ノ丸到着
山頂は地味

11/7 11:33

御正体山以降一番のピークを越えたので後は消化試合感が強い
まだ11時半、下山時間も余裕あるな

11/7 11:44

柱が立つピークだが時は掠れて読めず

11/7 11:52

大室山が見える

11/7 11:52

大室山の奥には蛭ヶ岳も

11/7 11:54

ここら辺がガンギ沢ノ頭らしいが特に標識などは無し

11/7 11:57

三角点名 道坂、とある。
ヤマレコマップには道の駅どうしにここから直接尾根を降る足跡があり、これを自分も歩く予定だが、まずその前に道坂峠に足を伸ばしてみる

11/7 12:02

道坂峠へは結構降らされる

11/7 12:05

至　道坂登山口

11/7 12:06

道坂峠付近は紅葉が見頃

11/7 12:11

お、見えた見えた

11/7 12:11

道坂峠到着
今倉山へはまたの機会に登ろう
（バスの時間があるので今回はパス）

11/7 12:11

うわーこれは凄い

11/7 12:13

今倉山の東峰と西峰

11/7 12:18

登り返すのも面倒なので荒れ気味のトラバース道で道の駅への下りを開始。
入ってすぐ熊のフンが山盛りあってビビる

11/7 12:22

荒れ気味だが道がある。
登山道では無い様だが作業道かな

11/7 12:27

最近の踏み跡（雨後の足跡だから今日のものと思われる）があるのでちょっと安心。
自分と同じ様に道の駅目指して歩いた人がいる様だ

11/7 12:28

幾つかの倒木を越えつつ進むと、三角点名道坂から尾根を降る道たと合流した。
道が少し整備されている雰囲気に

11/7 12:29

急に歩き易くなりビックリ

11/7 12:34

道が分かれる箇所が。
右に行けば道はしっかりしているが、道の駅どうしからは大きくズレて善の木辺りに降りてしまう様だ。
道は怪しいが尾根沿いに降る左のルートへ

11/7 12:37

踏み跡はあるんだか無いんだかの薄さだが、標高1,000m付近はかなり色づいており見頃だった。
これだけでもこちらに来た価値あったな〜

11/7 12:39

尾根のら左側は杉の樹林、右が広葉樹林

11/7 12:40

段々と天気が良くなって来て木漏れ日が道を照らす

11/7 12:40

こんな紅葉見れるとはなあ

11/7 12:41

ここら辺は斜度も緩やかだった

11/7 12:41

紅葉区間は長く感じたが実際は15分程で通過していた

11/7 12:42

黄色がメインで赤い葉はあまり無かった

11/7 12:43

こういう場所で昼寝したいが熊エリアだしなぁ

11/7 12:43

うーむ美しい

11/7 12:43

ますます明るくなる尾根
風は冷たいが

11/7 12:44

存分に堪能出来た

11/7 12:44

標高も下がり下界が見えて来た

11/7 12:46

鉄塔巡視路と交わり久しぶりに人工物が現れる

11/7 12:46

なんか樹林が切れそう？

11/7 12:48

ここから先は歩き易い道になるのかな〜（願望）

11/7 12:49

鉄塔だ。ススキの刈られたエリアは鉄塔周辺だけで、先に進む道は無かった！
しかしよく見ると背丈を越えるススキの中に分け入る様に踏み跡が…
マジかーこれ進むのか…

11/7 12:52

ススキをかき分け反対側に出たがその先も踏み跡は薄く、どちらに進んだら良いか迷う

11/7 12:53

うーむ、道は？
よく見ると先行者のものらしき足跡がある様な無いような…

11/7 13:07

スマホ片手にヤマレコマップの足跡を追いながら道なき道を進むとやっと人工物が登場。
アンテナと電線！
これを追えば下界に出れそうだ

11/7 13:11

集落と山を分ける柵に扉があった。
あそこから出れるな

11/7 13:12

神社と人家の間から出て来た

11/7 13:13

向かいには道の駅どうし。
満車の看板が出ていて激混みだ（特にバイク）

11/7 13:15

目的の中山バス停到着
しかしバスまでまだ2時間ある。
山伏峠までは歩いても2時間かかるし大人しくバスを待つ事にした。
道の駅で時間を潰そう

11/7 13:20

それにしても道の駅混んでるな

11/7 13:27

車におにぎりを忘れ昼飯を食えてないので道の駅でポークカレーを食す

11/7 15:11

15:20のバスを歩道で待つ。
反対側にしかバス停標識が無く、バスが来たら手を振り止まって貰うシステムだという
（バス会社に電話で聞いた）

11/7 15:39

山伏峠まで戻ってきた。
運転手さんに「車停めてある？本当に此処で良いの？」と心配されてしまった。
確かに周りに何も無い場所だしね…

11/7 16:32

道志の湯で汗を流す

撮影機器：

iPhone 12 128GB SoftBank Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル 携帯トイレ

備考

またまたおにぎりを車の中に忘れてしまった…

感想

kukaminn

前々から気にはなっていたがイマイチ踏ん切りがつかず「いつか登る予定リスト」に入れたまま放置していた御正体山。
ヤマレコでも地味だなんだと肯定的で無い感想が多い気がする。

しかし御坂山地や大菩薩連嶺、大月周辺の山を登る内、

「ここら辺でよく見えるあのデカイ山はなんだろう…」

↓
↓
↓
御正体山でした！

という状況によく遭遇するようになり、段々とやる気メーターが上昇、今回遂に決行する事に。

感想としては思ってたより全然良い山でした。
山伏峠からの2時間ちょっとの南尾根の登りは歯応えはあるがキツ過ぎる事もなく適度な負荷が気持ち良い。
ビューポイントも有るし紅葉も楽しめた。
他のルートも試してみたい気にさせられる。
北東尾根を道坂峠迄歩く道のりも静かな山歩きを充分に楽しめるボリューム。

しかしそんな高評価ポイントを持ってしても覆せない山頂の地味さ！
この地味な感じの山頂で大分損してるよな〜御正体山さん。

奥ノ岳→中ノ岳→前ノ岳→御正体山の順で登ると御正体山がラスボス感増すのでオススメルートです。
ぜひお試しを。