紅葉本谷山〜中尾ツルネから
- GPS
- 14:58
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 1,912m
- 下り
- 1,919m
コースタイム
- 山行
- 14:13
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 14:45
天候 | バカっ晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス | 三国ダム奥P |
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 14時間 標高範囲 600m〜1800m 気温 7度 朝はさぶ〜〜 山で会った人 1人 登山道様子 妙に刈り払い行き届き。急坂、ぬる、ゴツ、泥の整備なし 展望 1300mから ハイマツ 1700m 紅葉 800m 積雪の様子 冠雪程度 日帰り温泉 遅すぎてダメ スマホカウント 34000歩 雰囲気 静かな秘境 満足度 80% |
写真
感想
サミッツ最終章 NO27
紅葉本谷山〜中尾ツルネから
六日町の最奥、三国ダムの林道ドン突きに、中尾ツルネ。最悪のくそ上りだということは知っていたが、道は定規で線引っ張ったように直登、それは黒部ダムから読売新道〜赤牛岳と同じようだが、登り着くのは無名中の無名峰の本谷山(概算1870m)で、どうにもショボイ。
しかし、最後の自己未踏でもあり、知らずにして死ねるかの気分で、重症患者明け3度目にして、牛オヤジがのんびり歩くことにした。
街が近いから、朝飯に「すき家」なんてとこで不真面目に夜中の定食。現地には5時半でも行きたくない暗さで、ちんたら用意して明るくなった6時に出る。すこしトンネルのところで、(こっちの方が近い)見かけたおじさんが本日たった一人の出合い。
丹後山から下ったときも林道歩いたはずだが、いつかの6月に見かけた林道は、デブリが10m以上の高さで、奥は秋にならないとどうにもダメな印象強すぎ。通行不能だったのは記憶違いで、しかし林道遠く1時間半で取り付きに。
やっぱり最初からどうにもならないえげつない急登で、私は比叡か高野の坊さんになったかのような、修行登りで。登山者は修行僧でもある。
けれど展望だけはよくて、左すぐに越後中ノ岳がドカ〜んと大きく、後ろに八海山。右に桑ノ木、ネコブ、さらに冠雪している下津川、あ〜問題はこういうマニアックに耐えられる人が、この辺り登るってことでしょう。
2時間過ぎて、小屋かと思ったら雨量計。なんとまた箱物行政で新築物件。しかしこの田舎道が、割と刈払いその他で整備されているのは、この地方整備局なるものの、国家予算が付けられていたりするだろうか、とすれば客はこれに感謝しないといけないか。無意味な箱物でも。
その先が三十倉らしくて、なんと読むんだ、ピーク後に50mダウン。その後またえげつないのが始まるが、目的の稜線も近くなって、右に合流ピーク、さらに左に本谷山。実はここに登ると、平ヶ岳が目の前に見えるんじゃないのかの、少しの期待。あの山は夏に登ってもクソだが、春にスキーで到達してしまうと、天下の名峰の感慨深く、武尊辺りからでも、象の鼻のようなのんびり高峰に呆れるようになったものだ。
さらに利根源流稜線を見ると、なんと丹後山の小屋がキラキラ光ってみえるじゃあないですか。5キロ離れているだけなのに、こちらに来る道夏道なくて、今時主稜線に道がない山、ここから巻機山へもないが、そんなところが、あえて奥利根、上越の過疎地帯と思えば、世界遺産にも近いよ。本日バカっ晴れにつき、条件よし。
合流直前で、折り返してきたおじさんに励まされて、概算で2時間遅れていると思ったが、まさに計算に間違いなし。
さてテントも晴れそうなのんびり合流ピークにでると、探していたハイマツくんがようやく出てきた。1700mだぞ。これで目的達成のはずで、引き返そうかとも思ったが、やっぱり人生二度とこの山に来ないと思うと、無理しても頂上行くか。それより、平ヶ岳が稜線から見えないぞと、(未だに読図はシロウトかと呆れる)、その方角の少し冠雪ゴツやまは、どうやら笠ヶ岳(至仏の南稜線)だったかも。
笹が斜めに刈られてなんか滑りそうな、細みちで、岩ガリもでてきて、でも行くか。少しで稜線近くに池。のどかなウェット感。最後の100mの登りでようやく本谷山頂上へ。ああその小さな標識の真向こうが、立山カルデラの上の高峰のような平ヶ岳くんじゃないですか。2100mでここよりも確かに300m高くて、登った真向こうにあるんだから、見えるはずもなく、トホホ、詳細な地図ではそういうことでした。その右に至仏。ずっと奥に日光白根。右の割と近めに逆光でぼけた武尊ああ。
逆は中ノ岳がすべて遮り越後駒は見えなく。御月山をそれだと間違えた過去人もいたが。そして越後沢山。その東面登って、中間尾根をまた奥利根湖に下ったことも大昔の江戸時代じゃなくて、30年前にあったんだね。この過疎地に妙に思い入れもあってね。
いい加減に下ろうか。ただの稜線にくるだけなら、丹後山の小屋の道を進んでもいいのに、ここに誰かさんが道作ったからくるわけで、そうだね機会があったらそっちもいくか。下山は真夜中、うそ20時になった。
コメント
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sptakaさん、無事に下山された様で一安心です ε-(´∀`*)
小穂口ノ頭下であの時間にすれ違ったので、ちょっと心配していました!
越後のお山らしい本谷山、想いは色々ですが季節を変えて再訪されてみたら如何ですか⁉
懐の深いお山が歓迎してくれますよ
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