爺ヶ岳 ◆ガスガスから一瞬の大展望◆
- GPS
- 05:57
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,506m
- 下り
- 1,488m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:58
天候 | 高曇り&ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
午前5時すぎ到着で3台目でした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下記は本日現在の状況です。冬季の積雪等状況は日々変化しますので、最新の情報を入手されることをお薦めします。 【柏原新道登山口↔種池山荘】 歩きやすい登山道です。積雪は標高1,800mくらいから現れます。一部足元の狭いトラバースがあるので滑落注意。 【種池山荘↔爺ヶ岳(南峰)】 ルートは迷いませんが今日も新雪が乗っており、ところどころで踏み抜きました。 【爺ヶ岳(南峰)↔爺ヶ岳(中峰)】 風雪でトレースは完全に消えています。今日は濃いガスの中を歩いたので余計に緊張しましたが、ルートファインディングが必要になります。また降雪状況によってはラッセルも発生します。 |
写真
感想
「林道閉鎖前に雪山に登ろう」シリーズ・第3弾。
爺ヶ岳から鹿島槍まで足を延ばされているレコも上がっており、雪の状況次第では行ってみたいと早めの5:30ヘッデンスタート。
初めて歩く柏原新道はとても歩きやすく、順調に標高が上がっていきます。歩き出して間もなくガスに覆われたのですが「これを抜ければきっと雲海」と、むしろ期待が高まります。何気なく顔を上げた左手に予想していなかった山の姿が現れて(鳴沢岳〜岩小屋沢岳)、圧倒されました。
ちょうど2時間で種池山荘へ。先に着かれていたソロ男性さん(実家が大町市で爺ヶ岳には何度も登られている)とお話させていただき、一足先に山頂へ向かいます。昨夜も降ったのか、新しい雪が一面を覆っています。「何となく」歩かれた跡を辿り、ときどき踏み抜いたりしながら登っていくと、新雪の上にかわいい足跡を見つけました。
空が曇り始めて出てきてくれてもいい感じ・・・そう思いながら進んでいくと白い1羽が現れてくれました。まだ完全な真っ白にはなっていないオスのライチョウ、写真を何枚か撮らせてもらうとハイマツの中に潜っていきました。
その後南峰へ向かって登るにつれ、辺りはすっかりガスに覆われてしまいました。登頂時はガスガスで眺望なし、そのまま中峰へ進みます。風雪で踏み跡が消された雪原の斜面を進んで中峰に着くものの、やはり状況は回復しそうにありません。「コンディションがよければ鹿島槍まで」などと考えていましたが、ガスの中でのルーファイ&新雪ラッセルともに自信がありません。「今日はここまで」と引き返しました。
2度目の南峰へと登っていくと、急に空が明るくなって周囲を覆っていたガスが切れていきました。そして登頂の瞬間、針ノ木岳を中心にした見事な絶景が現れました。赤沢岳〜スバリ岳〜針ノ木岳の周回は2年前から温めているプランですが、来夏にはぜひ!と思いを強くしました。その奥には餓鬼岳から延びる常念山脈、そして一昨日は常念から眺めていた槍ヶ岳の姿も。
終始ガスガスで終わりそうな中、1羽のライチョウと南峰での一瞬の展望にご褒美をもらったような山行でした。
コメント
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前々日にも常念行かれたんですね、しかも三俣から。
自分もレコを始める前に妻と二人で三俣から常念岳、蝶が岳と周回したことがあり、その時は10月の初旬で初めての本格的テント泊でしたが、お天気にも恵まれて目の前にそびえる槍ヶ岳、穂高連峰に感動しました。
扇沢を起点に爺ヶ岳〜針ノ木岳の周回を予定されているそうですが、登山を始めたころの2013年の8月に、やはり妻と二人で新越山荘に1泊して周回したことがあります。
結構見た目以上にアップダウンがありますが危険個所はないので、燕岳〜餓鬼岳に比べれば楽勝だと思います。
足元に黒部ダムのダム湖、目の前にせまる立山連峰、針ノ木の山頂からは高瀬ダムのダム湖越しに槍ヶ岳、そして蓮華岳山頂手前に広がる国内最大級と言っていいくらいのコマクサの大群落。
夏でも比較的登山者も少なくて、しかも見所の多いコースなのでお奨めのコースです。お天気に恵まれれば感動すること間違いなしですよ!
子どものころから温泉に入るのが当たり前だったとは羨ましい限りです。
これからもお互いに素敵な山行を楽しみましょう(笑)
種池山荘でお話させていただいてから私が先に出たものの、ノートレースの山行はやや不安でした。しかし爺ヶ岳を歩き慣れているBNR32GTRさんが後ろにいらっしゃると思うと、心強かったです。南峰でのシャッターも、山座同定もありがとうございました
>足元に黒部ダムのダム湖、目の前にせまる立山連峰、針ノ木の山頂からは高瀬ダムのダム湖越しに槍ヶ岳、そして蓮華岳山頂手前に広がる国内最大級と言っていいくらいのコマクサの大群落。
夏でも比較的登山者も少なくて、しかも見所の多いコースなのでお奨めのコースです。お天気に恵まれれば感動すること間違いなしですよ!
このコースを歩かれている方々はみな絶賛されています。そして一様に「絶対に天気のいい日に行くべきコースだ」とおっしゃいます。来夏、天気予報とにらめっこして「絶対晴れる」日に実行したいと思います(^^)
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