赤岳
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan.png)
- GPS
- 09:08
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,402m
- 下り
- 1,401m
コースタイム
8:44 美濃戸 8:53
11:23 行者小屋 11:53
13:11 文三郎道分岐 13:12
13:49 赤岳山頂 13:54
14:06 地蔵峠 14:07
14:19 行者小屋 14:42
16:05 美濃戸 16:19
17:00 美濃戸口
天候 | 快晴 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年02月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者小屋まで踏み跡に惑わされ迷う 迷ったら立ち止まり慎重に周囲を確認 行者小屋から先は危険度たくさん 装備は万全に |
写真
感想
まるちゃんも誕生日を迎えまるちゃんの行きたい山「冬の赤岳」に行ってきました!
登山口の美濃戸は3回目ですがこの時期の美濃戸までの道は凍りつき
「滑って谷底へ」なんて見出しで書きたくないので美濃戸口から歩きました
美濃戸口の駐車場は1日@500円
車を止めて支度しているとおじさんが料金を回収にきてくれました
この日は快晴予報なので車が思っていたより多かったです
美濃戸までは林道を行きますが凍り着いていてしばらく歩いてアイゼン装着!
この林道には歩行専用の脇道がありますが倒木など多く林道を歩いたほうがいいかも
1時間弱で美濃戸に到着♪
ベンチでゆっくりする快晴予報なのにフワフワゆっくり落ちる雪が降ってきて何かいい感じ♪
美濃戸から南沢に入ります
トレースと言うか踏み跡はバッチリついていて安心
下山してくる人も多くすれ違い迷うこと無いなぁ〜♪
なんて考えて歩いていたら迷った!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
バリエーションルートがあるとアドバイス貰っていたのに迷い込んだ!
ちょうどキックバックする道をそのまま踏み跡(その人たちも迷った踏み跡かも)にそって進んだら
踏み跡はとぼしくなり藪にその先は崖伝いのルート・・・・
20分くらいウロウロして来た道を戻る・・・・・
上から登山者が降りてきた♪
「あんな所に道がある!」と見逃した事にやっと気付いて正規のルートに戻れました♪
行者小屋(冬季閉鎖)に着くといっぱい人がいました
テントも10張り以上、学生さんが多かったように思います
ここでランチを頂きゆっくり休憩してピークに向う
ルートは行者小屋から文三郎道を行きます
この道は急でサラサラの雪にアイゼンが利かずステップは無く滑る登りは辛く進まない!
こんなに登山者が居てなぜステップが無いのか?
それは下山者がステップを削り取り下っていくからです・・・・
遅い時間に登りに掛かるとスッテップはありません!!!(多分・・・・)
全く進まない歩きの下手な私にまるちゃんがアイゼンの前爪でスッテップを一つずつ作ってくれると
これが登りやすい〜♪
でもステップを20段も作ると息が上がっている!
「代わって」と言われ代わってステップを作るけど不器用な私には容易には作れない
4段くらい作ったら後ろで休んで息を整えたまるちゃんがまた作るを繰り返しながら登る
この道は本当に急です!
アンザイレンをして下山している人も多かった・・・・
この道は下りたくないな・・・・・
文三郎道の半分くらいの所から風も強くなり飛ばされないかと不安もよぎる
それでもなんとか稜線の分岐まで来た!
稜線はより風が強くザラメの様な積もった雪が風に飛ばされて顔に当たる
痛いです!!!!!すごく痛いです!!!!
分岐から岩場地帯に入ると危険な吹き溜まりのトラバースが待っています!
鎖は埋まっていて使えない下を見ると一直線に崖に向かって伸びている・・・
滑って加速がついたらなんて最悪を考える
怖くて怖くて涙が出ました・・・・
それでも先に行って足場を作ってくれるまるちゃん
私は足がすくみ動けない・・・・・
「早くして!!!!」と叫ばれる
「危ないところに居るんだから早く!」
そうですまるちゃんは吹き溜まりのど真ん中で待っています
雪崩れそうな場所でもありこんな場所は速やかに通過しなくてはならない!!!
生きた心地のしない場所でした・・・・
吹き溜まりを通り越し岩の間を歩くと3歩あるくと息切れ
それも半端ではない息切れ!
高度が上がっている上にザラメ雪から肌を防御するために鼻と口を覆っていました
今、思うと呼吸をいくらしても空気が十分に入ってこなかったのが原因と思います
はいつくばって岩の間を通過すると「山頂まであと5分」の小さな看板♪
誰も居ない360度の大パノラマの赤岳山頂に到着♪
強風が吹きザラメ雪も飛んでくる
一瞬、風が止んだ時に周りの風景を撮る
「あっ!」の声
「カメラ壊れたみたい・・・・」と動かないカメラを見せる
こんな寒いところに持ってくるから!と思いましたがただの電池切れでした
越前岳の撮影から充電していないとの事・・・・・
寒い場所では電池の消耗も早いかもしれませんね
北・中央・南と全てのアルプスが見えたのは初めて
こんなに素晴らしい展望ですが早く降りたいと思いました!
文三郎道を降るのは怖い!
過去2回降りたことのある地蔵峠から降る事に♪
地蔵峠までも強風が吹き気は許せません!
「赤岳展望荘」には人がいて外でドラム缶を転がしていました
声は届きそうに無いので目礼して過ぎる
地蔵峠も風が強かった!
岩場の鎖がある場所から下はシリセードで滑り降りる♪
60mくらい一気に滑れる場所があって楽しい♪
ピッケルで速度調整も練習しいろんな場所で滑り降りる♪
ただ、登って来る人が居ないのでいっぱい滑れましたが
登ってくる人が居たら雪を落とすので滑れなかったかな・・・・
行者小屋から山頂まで文三郎道で2時間弱で登りましたが
降りはなんと24分で降りてきてしまいました〜〜〜♪
行者小屋に無事に着いて一安心・・・
冬の赤岳は私にはレベルが高く無理を押しての山行でした
吹き溜まりの通過の仕方やピッケルの使い方
家ではいろいろとレクチャーを受けたのですがそんなのは忘れる!
実際に雪山に行って安全な場所で繰り返し練習しないと身には付かない
いろんな事があり感慨深い赤岳になりました!
コメント
この記録に関連する登山ルート
![](https://yamareco.info/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fmodules%2Fyamainfo%2Fupimg%2Fpt%2f41e8f18b2ae889645a4f6d0b61e5c136.jpg)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する