KISS ME から鼻曲山 往復
- GPS
- 06:05
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 951m
- 下り
- 948m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
軽井沢に戻り碓氷バイバスで横川に下り霧積温泉から登ることに。 登山口では金湯館の駐車場を使えるほか、廃業したきりづみ館跡地が更地になっており車を止めることができる。 トイレはない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
角落山分岐から鼻曲峠にかけて数ヶ所崩落場所があり、ロープが張ってある。 普通に歩けば問題ないが降雨後や凍結時は要注意。 |
写真
感想
11月25日は嫁の誕生日となるため、この週末は25日を休みにして2泊3日で温泉&登山に。
普通なら登山がメインだけど、今回は記念日ということで温泉メインの旅行で登山はあくまでもおまけ。。
宿は2泊とも草津温泉で予約したが、一泊目と二泊目は違う宿にした。
草津温泉に合わせた山登りといってもすでに草津志賀道路は渋峠が冬季通行止めだし、浅間周辺の車坂峠や地蔵峠も凍結の恐れがあり、ノーマルタイヤでは難しい。
どこに登ろうかと地図を見るうちに、これまで興味がありながらなかなか登る機会のなかった鼻曲山が目につき、ここに決定!
どうせ登るなら、霧積温泉から登り旧碓氷峠の熊野神社を経由して登山口に戻る周回ルートを取りたかったけど、宿のチェックインが2時ということで、今回は二度上峠からの往復コースに。
23日2時過ぎに自宅を発って、高速で碓氷軽井沢インターへ向かうが、ちょうど鶴ヶ島インターあたりで反対上り車線でトラックが炎上する事故が発生。
下りには影響なかったけど、車が炎上する生々しい事故を見るのは初めてだったのでちょっと興奮。
ニュースではこの事故の影響で関越道上り線は明け方まで通行止めだったようだ。
4時半ごろに軽井沢に到着。国道146号を北軽井沢に向けて北上するも、峰の茶屋あたりから路面にうっすらと積雪。
気温は氷点下5度でピレリのスポーツタイヤを履いた我が家のBMWでは走行できない状況。
やむを得ず、霧積温泉から登ろうと即決して、軽井沢から碓氷バイバスを横川に下り登山口の霧積に5時半ごろに到着。
駐車場には車が数台止まっているが、一軒宿の金湯館の宿泊客のもののようで、登山者は我が家が一番乗り。
廃業したきりづみ館の建物は、すでに取り壊され玄関先の水車だけが残っている。
まだ薄暗い6時過ぎにヘッデンをつけて出立。
当初は沢に沿って進み橋を越えてからホイホイ坂というジグザグの登りに。
いつものように歩き始めは腰痛と足のしびれがきつい。
20分ほどで金湯館に続く車道に飛び出す。
すぐに車道と別れ落ち葉が積もる照葉樹の中を淡々と高度をあげる。
やがて角落山への道を分けると進路を西に変える。
基本的には巻き道で緩やかな登りだが、一か所だけ崩落のためピークを乗り越えるところがある。
やがて天狗坂と呼ばれる急登となり鼻曲峠へ標高差150メートルを一気に登り切る。ここでは西側の視界が開け、剣ノ峰から角落山、榛名、赤城、さらには日光まで一望できる。
ここから最後の急登を登り切れば大天狗と呼ばれる頂上。
ここには山頂標識が置かれており南西側の視界が開けている。
大天狗の西側に小天狗と呼ばれるピークがあり三角点はこちらに置かれている。
展望はこちらの方が素晴らしく、やや樹林が邪魔する部分もあるがほぼ360度のパノラマ。
正面に冠雪した浅間山が大きく美しく、信州側には雲海が広がり浅間山の左手に乗鞍、御嶽、中央アルプス、八ツ、奥秩父と続き、国師の右手に富士の頭も見える。
北には浅間隠を挟んで谷川と志賀の山々が続く。
素晴らしい眺めに堪能しながら、おでんを温めているとほかの登山者もちらほら。
二度上から来た方に話を聞くとやはり峠は凍結していたそうだ。
山頂に1時間半滞在後、往路を引き返す。
下りでは腰痛がひどく、しゃがんで歩いての繰り返しで何とか駐車場まで下山。
当初の計画とは違うルートからの登山となったが、コースを通じて冬枯れの照葉樹林が続き、気持ちのいい山歩きだった。
とりわけ山頂からの眺めも期待以上で、なんといっても冠雪した浅間は大きく素晴らしかったし、まさかここから富士山を拝めるとは思わなかった。
私の世代では映画「人間の証明」とともに霧積はどこにあるかは知らなくても、その名を聞いたことのある人はかなり多いのではないか??
連日のようにテレビCMで流れていた西条八十の『母さん 僕のあの帽子 どうしてでせうね?』の詩とともに、ジョー山中の名曲がいまでもよみがえる。
今回は温泉メインで霧積からの往復だったけど、機会があれば鼻曲山から旧碓氷峠を回る周回コース、さらには旧中山道を麦わら帽子をかぶり、人間の証明の主題歌を口笛で吹きながら歩いてみたいものだ。
下山後は草津温泉に向かい、予約していた草津ホテルの別館『綿の湯』でゆっくり汗を流して、おいしい料理を堪能した。
コメント
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キスミーで、即、分かっちゃいました
鼻曲山・・・25年前に登りましたよ
でも、全くと言っていいほど、何も覚えていませんけど
しかしよい眺望でしたねぇ
草津温泉・・・一度だけ泊まったことがありますが、ピリピリしたお湯だった記憶だけ鮮明です
隊長
match1128さん、こんばんは。
初めまして。
何気にタイトルを見て、すぐにピンときました。
いままでどこだか全く知りませんでしたが、
何百回と聞かされたような気がしますからね。
match1128さんは同世代のようですね。
チャンスがあれば行ってみたいです。
アラフィフ世代なら知らない人はいないでしょうね。
あのころの角川のCMはすごかったですから。
この山は展望の利く冬枯れの時期がお勧めです。
私はアトピー気味なので、アルカリのお湯よりも、草津のような酸性の温泉があっています。
同世代なら、すぐにわかりますよね。
友人同士で初めて見に行った映画がこれでした。
鼻曲山周辺は浅間隠や角落山など面白そうな山がありますし、軽井沢や碓氷峠などとつなげばいろんなコース取りができるようです。
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