皇海山 15 ツアー92日間

2021年08月27日(金) ~ 2021年08月28日(土)

• GPS: 33:03
• 距離: 30.2km
• 登り: 2,546m
• 下り: 2,538m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:14
• 合計: 3:19

8:31 銀山平
9:42 笹美木橋
10:02 10:06 一の鳥居
10:11 10:20 庚申七滝
11:38 11:39 猿田彦神社跡
11:50 庚申山荘

2日目

• 山行: 10:45
• 休憩: 1:46
• 合計: 12:31

5:03 庚申山荘
5:30 5:49 大胎内(分岐)
6:23 6:28 庚申山
6:31 6:32 庚申山展望台
6:45 御岳山
7:07 駒掛山
7:16 渓雲岳
7:42 7:45 薬師岳
7:53 7:58 白山
8:42 8:55 鋸山
9:23 不動沢のコル
10:15 10:45 皇海山
11:16 11:17 不動沢のコル
11:53 12:06 鋸山
12:46 女山
12:54 12:57 六林班峠
15:12 天下の見晴分岐
15:22 15:33 庚申山荘
15:39 猿田彦神社跡
16:24 庚申七滝
16:30 16:31 一の鳥居
16:46 16:47 笹美木橋
17:34 ゴール地点

92日ツアー202108〜10

7月30日に愛媛県を出発し高速道路で滋賀県まで移動をする。
高速道路を使ったのはこの時だけで後は一般道路を移動して
92日間6,206キロに渡り移動しながら
日本百名山　23峰　
日本2百名山　8峰
日本3百名山　8峰
日本人気の山　8峰　　など
合計47峰の登山、観光をしてきた。
それら登った山の47峰の詳細を順次紹介してゆきます。


その92日間の概要
07月30日　愛媛県を出発し高速道路で滋賀県まで移動をする。
07月31日　御在所岳　1212m　（日本2百名山）三重県、滋賀県

08月01日　藤原岳　1140m　（日本3百名山）三重県、滋賀県
08月02日　御池岳　1147m　 滋賀県犬上郡多賀町
08月03日　彦根城　滋賀県
08月04日　伊吹山1377m　（日本百名山）滋賀県米原市
08月05日　冠　山1257m　（日本3百名山）福井県越前市
08月06日　能郷白山1617m　（日本2百名山）岐阜県、福井県
08月07日　天空の城　越前大野城　　福井県大野市
08月08日　荒島岳　1524m　（日本百名山）福井県
08月09日　台風9号の影響で雨　あっ宝ランド　入浴
08月10日　移動　福井県
08月11日　経ヶ岳　1625m　（日本3百名山）福井県勝山市
08月12日　東尋坊　福井県
08月13日　丸岡城　福井県
08月14日　丸岡町　福井県
08月15日　片山津温泉　総湯　石川県
08月16日　医王山　939m　（日本3百名山）富山県、石川県
08月17日　金沢城、兼六園　石川県
08月18日　展望温泉ほのぼの湯　石川県河北郡内灘町
08月19日　移動　石川県
08月20日　白山　2702m　（日本百名山）石川県、岐阜県
08月21日　糸魚川　翡翠海岸　新潟県
08月22日　火打山　2462m　（日本百名山）新潟県
08月23日　妙高山　2454m　（日本百名山）新潟県
08月24日　高妻山　2353m　（日本百名山）新潟県、長野県
08月25日　移動　長野県→群馬県
08月26日　赤城山　1828m　（日本百名山）群馬県前橋市赤城
08月27日　皇海山　2144m　（日本百名山）栃木県、群馬県
08月28日　 々
08月29日　日光東照宮　　栃木県
08月30日　至仏山　2228m　（日本百名山）群馬県

写真

庚申渓谷と表示がある。

「天狗の投げ石」の看板があった。

山の斜面に大きい岩が並べたようにたくさんあった。

鏡岩（孝子別れの処）

夫婦カエル岩

庚申山荘には12時に着いた。

1階の食堂

水は流れっぱなしにしていた。止めるな！とある。

昭和61年完成らしいがなかなか立派できれいだ。

2階の部屋は暑くてとても寝られないと思った。

庚申山1892

鋸山の六林班峠ルートと皇海山方向の分岐

鋸山1998頂上には白人男性が休憩していた。

鋸山1998からの素晴らしい景色

鹿がいた。

皇海山の頂上には景色はなく、山名の表示柱と三角点のみであった。

鋸山1998に戻って来た。景色は360度で今回一番の景色だった。

六林班峠ルートに向かう。

感想

ken-san

皇海山 15 　ツアー92日間


第15峰
●08月27日　皇海山　2144m　（日本百名山）栃木県、群馬県
08月28日　 々


銀山平の国民宿舎かじか荘で、今夜泊まる避難小屋の庚申山荘の
宿泊料2080を支払って8時半に出発。

3時間余りで山荘に到着できるのでゆっくりした出発だった。

林道を進んで行くと庚申渓谷と表示がある。
途中には「天狗の投げ石」の看板があった。
その場所では山の斜面に大きい岩が並べたようにたくさんあった。

林道を4キロ余り行くと赤い「一の鳥居」がありそこから登山道と
なった。
登山道に入って100mほどの所で左手方向に「七滝」の矢印があっ
た。
矢印方向に100mほど向かって行くと、七滝の最上段の滝が見えた。

下の方に残りの6段ほどの滝があるのだと思うがよく見えなかった。
滝のある下の方は足場が悪そうで通行止めになっていた。
滝を見ることは諦めた。

鏡岩（孝子別れの処）と言う大岩があり由緒の説明板があった。
悲しい物語でこの後もずっと頭に残った。

その物語とは
命の恩人の猿に自分の末娘を嫁にやる話だ。
この岩の所で嫁にやった娘と時々会って見守っていたが、
月日の経過とともに嫁にやった娘は「人」でなくなってきた。
獣と化してゆく娘をどうすることもできず、以降は泣く泣く
娘と会うのをやめた。

他にも面白い夫婦カエル岩、仁王門などの奇岩がたくさんあった。

庚申山荘には12時に着いた。
昭和61年完成らしいがなかなか立派できれいだ。
この日は管理人はいない。同宿の客もいないようだ。

今夜は一人だから泊まる部屋はどこでもいいと思った。
代金支払いの時にかじか荘の人が2階が綺麗です。と言っていたが
この部屋は暑くてとても寝られないと思った。
そこで寝る場所は1階の食堂となりの畳部屋にした。

布団も置いてあった。
布団があるのを知っていたらクッション、シュラフの
持参を止めて、インナーシュラフだけの持参にしたのに、と思った。

今夜の庚申山荘宿泊は一人だと思っていたら15時にさいたま市から
来たという、居酒屋を経営している60代男性がきた。
コロナで休業補償をもらいながら来たとほくそえんでいた。
明日、彼は六林班峠ルートで皇海山をピストンするといった。

私は庚申山1892、鋸山1998の経由で皇海山2144に行き、
帰路に六林班峠ルートを通るといった。

08月28日

5時に庚申山荘を出発した。
昨夜の深夜に雨が降ったようで登山道脇の竹笹などが濡れていた。

庚申山1892の頂上手前は梯子など厳しい登りの部分があった。
これから向かう御岳山、駒掛山、白山鋸山の山並みは鋸の刃のような
ギザギザで人を寄せ付けない山並みであった。
その右手には丸みを帯びた皇海山があった。

やがて、庚申山の厳しい登りよりもさらに険しい登りが連続であり、
やっとのことで鋸山1998の狭い頂に達することができた。

鋸山1998からの景色は360度で今回の登山で一番の景色だった。
鋸山を降りてから皇海山へのコースは比較的安定していた。

皇海山の頂上には景色はなく、山名の表示柱と三角点のみであった。
こんなにも地味な百名山では、今までの鋸山などの必死の山行は報わ
れないと思った。

頂上でパンとコーヒーの飲食を済ませて20分ほどで下山しようとし
たら、昨夜の庚申山荘に同宿だった居酒屋経営の男性が到着した。

彼も六林班峠ルートからここまで厳しい思いをしたそうで、濡れ笹
が登山道を覆い足元がよく見えず難儀したと言った。

彼に別れを告げ、私はその六林班峠ルートに向かう。
このルートはピークをトラバースしてゆく笹原が続き、4，5か所の
谷川も通過した。実に長い道のりだった。

その六林班峠ルートを通っているとき、庚申山荘手前1時間ほどの所
で今回のツアー90日で最大の危機に遭遇した。
と言うのも、山の斜面をトラバースしていると道幅30センチの上に
小枝が落ちていた。
右片方は40mの笹原の崖でその下は岩がごつごつした谷川になっている。
道に落ちている小枝が邪魔なので右足を道の端に踏ん張ったところ
路肩がズルズルと滑りバランスを失い40m下の谷底に落ちそうになった。
とっさに邪魔になっている小枝の端を掴んだところ、落ち枝と思っていた
その小枝は幸いにも根ずいていたようで私を支えてくれた。
小枝が道に落ちていただけならば、私は谷底に落ちるところだった。
小枝が根づいていてくれてよかった。命拾いをしたと安堵した。
こんなことは私の登山人生で初めての経験だった。

この後、
庚申山荘には13時25分着、
一の鳥居14時20分、
銀山平登山口には15時25分に無事に着いた。