七巡り峠から七尾山
- GPS
- 05:01
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 724m
- 下り
- 757m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
長浜の北にある金糞岳から派生した尾根の末端は七尾山というが、その七尾山の西の七廻り峠から縦走した。この稜線を唯一琵琶湖側から奥伊吹側に越える峠道が繋がっている七廻り峠は、追分と言う琵琶湖側から吉槻という奥伊吹側の集落に通じている県道である。
車を七廻り峠口からしばらく入った広い道脇に止めて歩き出した。峠越えなのでクネクネと舗装道は続き、30分ほどで峠に到着だ。峠には地蔵さんが祀られて、七尾山への登り道があり、反対側には、天吉寺山に向かう道も見え、此方にも何か祀ってあるらしい。
峠から稜線は直ぐで、463mピークに送電線鉄塔が見える。自然林と針葉樹の植林の混交林で、周囲はあまり見えないが、空は青く綺麗に見える。冬晴れの空だ。緩い傾斜と平坦な登山路が続く、何とものんびりな稜線である。緩い稜線の傾斜が増したあとに再び平坦地となって、七廻り峠から丁度1時間で568mの指南山に到着した。この指南山の標識は新しく、文字は彫ってあり、丁寧に彩られているのだ。見事な仕事ぶりに感心だ。残念なるかな、周囲は自然林と針葉樹で何も見えない。標識から少し離れた場所に三角点がひっそりとあった。これでは気が付かないハイカーが多いことであろう。
次のピークまでも平坦であるが、突然木々の無い原野風の地形に出たが、直ぐに木々の密生度が比較的強く何も見えない樹林帯の平坦地で、GPSで確認したところ589mPである。ここにお地蔵さんがあるが、すぐ脇に社がさかさまになって倒れている。草川さんの本にあったお地蔵さんなのだろうと思われた。その本ではキチンと社の中に納まった写真であったのに、いつの間にかこのようにいたわしい姿になったのだろうか?
先に進んで行くと、脇に何やら白いものが目に入る。雪のようだ。昨夜か一昨夜にでも降ったもののようだ。それからもチラホラと目についた。もう冬の到来だと身に染みる思いであるが、身体は暑くなる一方だ。今日は思ったより暖かいようで、木々の間からの木漏れ陽が背中を温めている感覚だ。コース脇の木に酷い傷があるのに気が付いて、見てみるとかなり昔の傷のようだ。明らかに熊の傷跡で、傷の幅からもこの木の成長の証が伺える。ここも彼らの住みかなのだということを認識させられた木の傷であった。
平坦のコースが続き、醍醐越を過ぎると急斜面となって、足元が滑るのを必死でこらえながら登るとピークに達した。此処は疎林で太陽の光が届いて風もない場所であることと正午を過ぎているのでランチ場とした。東の方向には木々の間から雪を冠った伊吹山が良く見えるし、空は真っ青だ。
昼食後少し進むと、そこは七尾山頂であった。此処は長浜の町並みばかりではなく、周囲の山も皆見えて最高の景観だ。伊吹から北尾根の山並み、西側には琵琶湖と長浜の平野と小谷山、虎御前、賤ケ岳などが手に取るようだ。竹生島も見え、比良山系や野坂山地も今日は見える。
後は下りだけだ。南池と北池に通ずる真西の尾根を進むが、北池分岐で、北池への踏み跡を見いだせないことに苛立ったので、小野寺への下降を諦めて、南池への通常コースを下ることにした。比較的急傾斜な溝状の九十九折れ道を時間を気にしながら下降して、南池の農道に山頂から1時間で降りることが出来た。
ここから、東野バス停まで行き、高山行のバスで車の回収をしなくてはならないが、そのバス停までどのくらいの時間が掛かるのか判らないので、ただひたすら自動車の走る平坦道をモクモクと歩くのであった。
”八”、”竹”
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