乗鞍岳(Mt.乗鞍〜地獄3丁目)
- GPS
- 05:03
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,453m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
- 山行
- 4:41
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 5:03
天候 | 下部…晴れ、上部…地獄 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
休暇村ゲレンデの横に駐車可能。 6時の時点でかなり車は多かった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆休暇村〜かもしかゲレンデトップ ・まだゲレンデはオープンしていないがスキーハイク可能。少しブッシュがうるさい。 ・ツボ足トレースがバッチリついていたがトレーニング目的でラッセルしていった。 ◆ツアーコース ・この時期にしては積雪量が多く、ブッシュもそこそこ埋まっていた。 ・何本か谷を越えるがここも割とスムーズにクリアできる状態だった。 ・位ヶ原分岐の斜面もブッシュ少なめで登りやすい状態だった。 ◆位ヶ原〜肩の小屋 ・相変わらずパック気味の平原が続く。 ・風が強くなるので位ヶ原上部で装備を固めた方が良い。 ◆肩の小屋〜剣ヶ峰 ・カチカチ部分はあまりなく、シュカブラを砕きながら登っていく印象。 ・クトーを装着してスキーで登頂できた。 ◆スキー滑走 ・山頂から駐車場まで一気にいけるが、雪質は当然変わる。 ・この日は上部が強風&ホワイトアウトだったため位ヶ原あたりまでかなり慎重に下る必要があった。 |
その他周辺情報 | 温泉:湯けむり館 |
写真
感想
直前まで白山に行くつもりで白峰まで向かったものの、何となく気が進まなくて乗鞍に転進した。
予報は晴れ!ちょっと風は強そうだが体力づくりにはお手頃でいい。
朝7時前、明るくなってからスタート。何この緩い感じ。
このところ雪もあまり降っていないだろうし悪雪覚悟でポンツーンで来た。
乗鞍は山スキーデビューの地なので思い入れがある。
あれからかなり経験を積んだのでスキルのバロメーターにもなる。
デビューの日はツアーコース入り口の急斜面でバタバタしていたが、今の自分なら余裕、あの頃の自分に見せてあげたい。
それにしても人が多い。
みんな晴れの剣ヶ峰を狙ってきているのだろうか。
山スキーヤーも多いがツボ足登山者も多かった。30人くらい会ったんじゃないかな。
朝のうちは高天原も剣ヶ峰も見えていたが、段々ガスがかかってきて怪しい雲行きに。
その雲の流れもめちゃ速い。これ、もしかして地獄なんじゃないのか。
位ヶ原から吹きさらしになるので手前の樹林帯で地獄装備に換装。
地獄ゴーグルと防寒テムレスで準備バッチリ。ダウンも着込んだが歩き始めたら暑くなったのですぐに脱ぐことになった。
風もどんどん強くなってきて視界もなくなってきた。やっぱり地獄だ。
だが気温は高めだし雪も降ってないのでガチ地獄でもない。
先行していたスキーヤーたちは山頂を目指さず途中で降りていったようだ。普通はそれが正解。だが自分はせっかくなので地獄トレーニングしないと。
途中でカチカチ斜面が出てきたのでクトー装着。さあなんでも来いだ。
肩の小屋から上はホワイトアウトで視界もなくなった。GPSだけが頼りだった。
シュカブラとカチカチが交互に現れるがなんとかこなして山頂へ。当たり前だけど貸し切りでした。
地獄3丁目といったところか。
問題は下山。ホワイトアウトの下山は雪酔いするから嫌いだ。
凹凸もわからなくて案の定段差が見えずに1回落ちた。
トイレの下まで行くとようやく視界が出てきた。
視界さえあれば優雅にスキー。既に多くのスキーヤーが滑った後だったのでギタギタだったがポンツーンのおかげで快適に滑ることができた。
5時間のショートトリップだったが短時間集中でカッツリトレーニングすることができて良かった。
と同時に、デビューからかなり上達したなぁと認識できた山行にもなった。
早々に敗退しましたが…どこかで追い抜かれてそうな⁈ お疲れ様でした。
うーん、髭男爵っぽい人とスライドした覚えはないんですが、スキーヤーも登山者も多かったので見逃してしまったのかもしれません。
今シーズンも色んなところでバッタリ会いそうですね。
力量を測るのにちょうどいいです。
最近山スキーやってないですよね??埼玉からならそれほど遠くないと思いますよ。頑張ってください!
毎度毎度、地獄装備や地獄軍団などと、自分達のブランドでも立ち上げたつもりですか。
無茶な山を止めろとは言いませんが、
ご自身のブログでは危険な山行を肯定する記事をアップし続けるのは、辞めたらどうですか。
前回の事故の当事者のヤスヒロさんは、自粛としてブログの新規公開を停止されていますよ。
ブロックされるのも、通報されるのも結構ですが、少しお考えになってから行動して下さい。
厳しいコメントありがとうございます。
まずは当該山行に同行しておらず髭さんと面識もなかったとはいえ、同じチームメンバーとして雪山に登り続けるのは不謹慎ではないか、というご指摘だと理解しました。
しかし、私は雪山に登り続けるつもりです。
もし自分が髭さんの立場でも仲間に山登りをやめて欲しいとは思わないからです。
危険な山行を肯定するつもりもありません。その辺の考え方はたまたま本日のブログで記事にしていますのでご覧いただければありがたいのですが、自分の許容範囲内の行動をとっているつもりです。
https://ameblo.jp/sanchan33-yamaski/entry-12715511544.html
情報発信も続けていくつもりです。自粛して記録を公開しないことより、少しでも自分の経験を他の山スキーヤーの参考にしていただければと思いますし、結果として安全登山につながればという想いもあります。
私の記事で気分を害されたとしたら申し訳ないのですが、これからもまっすぐ山に生きていきたいと思っています。
それにちゃんと危険と理ってますしね。
地獄記事読みたいし…
ちょっと、専門用語が難しいので難儀しますが…
山スキー絶対無理だけど、憧れの身としては、続けて欲しい。
フォローコメントありがとうございます。励みになります。
非難の声があることも承知の上ですが、少しでもみなさんのお役に立てる記録や記事を書けるようにこれからも頑張っていきたいと思います。
私は山屋なので山スキーはしません(スキーの機動力は羨ましい限り)
季節を問わず山や自然は危険ですし、雪山は無理をしなければ登れません。
乗鞍岳に登頂できたのもSanchan33さんの技術力と判断力の成果です。
私も2年前に乗鞍岳に登っている時に後ろの人が蚕玉岳(こだまだけ)の凍結斜面で200〜300m滑落したのを目撃しました。声を掛けて無事だったので先へ進み、ヘリで救助されるのを山頂で見ていました。
登山では技術・経験・知識が役に立たない事に遭遇します。
私も登山歴が19年目になり、雪崩や滑落や熊にも遭遇しましたが生きています。
どうすれば生きて下山できるか無意識に考えています。
Sanchan33さんやpakuminさんのレベルなら進むか退くかの判断は十分にできるはずです。
例え仲間・友達・家族が山で亡くなっても私は登山を辞めません。辞められないという表現が正しいです。
Sanchan33さんや多くの登山者も同じでしょう。
おそらく、毎日山の天気や山で使える情報を無意識に探していると思います。
私がヤマレコを利用している理由は情報収集に利用させて貰うので、自分の山行情報を還元する為です。
大袈裟にならず正確な情報提供を心掛けているので情報と写真の量が多くなり、下山してから記録公開まで毎回億劫です。
自分より強靭な登山者や女性がいるのも理解しているので、私は並の登山者と自覚しています。
今後も、Sanchan33さんやpakuminさんの情報発信と攻撃的な山スキー山行を期待しています。
どこかでお会いできる事を楽しみにしています。
お互い安全第一で山を楽しみましょう。
ご丁寧にコメントいただきありがとうございます。
山の先輩からのご注進ということで身に染みる思いです。
私も先日双六岳で例の新穂高の地震に遭遇しました。たまたま稜線を歩いていたので事なきを得ましたが、もし沢筋を歩いていたら落石で大変なことになっていたかも知れません。
どれだけ経験を積んでいても、体力や技術があってもどうにもならないことがあるというのは本当に仰る通りだと思います。
絶対にリスクはゼロにはできない中で、少しでもリスクを減らしながらできるだけ好きな山の世界に浸っていたい、そんな想いで毎週末山に登り続けています。
自分が経験したことを発信することで少しでも読んでいただいた方々の役に立てられればと考えています。
これからも安全登山に意識しつつも自分の力量と相談しながら非日常の世界を楽しめればと思います。
どこかでお会いした時はよろしくお願いします。
ご丁寧な返信ありがとうございます。
山に登り続けていれば、どこかでお会いできると信じています。
陰ながら応援しています。
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