大山 冬だけど夏山コース往復!
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- GPS
- 06:07
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,054m
コースタイム
天候 | 曇り、8合目からガス、風強し 出発時 気温0℃ 山頂−5℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
南光河原駐車場に前泊 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は、ありません。 2合目を過ぎて、歩きにくくなってきたのでアイゼンを履きました。 8合目を過ぎて、木が低くなってきたあたりから、風がとても強くなりトレースもどんどん消えて不明瞭な感じになりますが 青い細い棒で道標があります。ガスでほとんど視界がないと気をつけないといけないと思います。 |
写真
感想
初めての冬の大山へ、夏山登山道は苦手なので、ユートピアに方に行こうか迷ったのですが、初めての冬大山だし、単独なので大事をとって夏山登山道へ
前日の夕方に仕事を終え、準備を開始、靴を新しくしたので一応、今まで使っていたアイゼンを装着してみようと思いやってみると、なんと靴幅カカト部分が今までより、だいぶ広くて全く、ハマる気配がない、、、どうしよ明日なのに、、、と少し動揺してしまいましたが、モンベルの営業時間を見てみるとまだ間に合う!急いで準備して、モンベル経由で大山に向かう。急な出費で痛かったが、まあしょうがない。アイゼンなしでは登れない。今回は、一応、初めてのピッケルや、インナー靴下とか手袋とか購入していたので、来月の支払いが恐い。。。
順調に、高速を走り、大山へ向かう。ずーと高速なので眠たく退屈でしたが、3時間ほどで米子東インターへ、食料の買い出しをしてなかったので、インター近くのローソンで次の日の材料と前夜祭用の酎ハイとつまみを購入し、ワクワクしながら大山に向かう。大山の手前の真っ直ぐな道路にも、まだ雪はない。ちょっと期待外れで、走っていく。大山モンベル店手前ぐらいから漸く、路面に雪が洗われる。駐車場に車を停め、車の後をフラットにして明日の荷物を確認準備し、1人前夜祭開始。駐車場には、もう一台、登山者であろう車が停まっていたが、もう寝ているようだ。
車のエンジンを切り、寝袋に入って楽しみに睡眠開始、5時ぐらいに起きて準備して6時ぐらいには出ようかなとなんとなく思っていたのですが、結局、二度寝してしまい6時半頃に起きて、7時過ぎに出発しました。
雪は登山口からありましたが、まだ階段状になっていて、アイゼンを履くほどでもない。
実は、夏山登山道から登るのは、小学生の4年生ぐらいぶり、嫌な記憶しかなく、ずっと避けていたのだ。冬なら階段もなくなって大丈夫かなと思い、ひさしぶりに来たのだ。
しばらく順調に進む、途中、慣れた感じの方が抜いていった。足取りが安定していて、熟練者のようだ。ペースが全く違い直ぐに見えなくなった。
だんだん、雪が深くなってきて、時々、滑る感じになってきたのでアイゼンを装着、買ったばかりの初めてのアイゼンだが、装着しやすくて良い感じである。暫く、ニューアイゼンを楽しみながら登っていると先ほど、抜いていた単独の方も停まってアイゼンを装着中、二度目の挨拶をして先行する。
そして、また直ぐに追いついてきたので、少し立ち話、地元と方で毎週登ってるということで、ただずっと、ずっとガス続きで、景色は連敗続き、今日も無理だろうなあ〜とおっしゃってました。そして、またグングンと登っていかれました。
私も、シンドイながらも、樹氷の景色に心奪われながらも、漸く6合目避難小屋、だれもいないだろうな〜と思って小屋に近づいていくと中からドアが開き、関西弁の女の子と男の子が出てきて、「山頂はホワイトアウトらしいですよ」という情報を教えてくれて、また小屋の中へ、休憩しようかと思ってましたが、そのまま上を目指す。このあたりから一気にガスに包まれる。風も少し吹いてきた。景色が見えない中、黙々と上がっていると、急にガスの中から、先ほど立ち話した単独の方、「8合目ぐらいから、凄い風でトレースもすぐに見えなくなるし、単独だと危ないので、今日はおります」と教えてくれた。私も「行けるとこまで行ってみて危なかったら下ります」と話しをして別れる。たしかに上がれば上がるほど、ガスも風も強くなってきた。雪も急に増え、場所によってはズポっとはまる。8合目を越え、凍った手すりみたいなのが見えてきた場所で立ち止まる。体が時々、グラッとさすぐらいの風が吹いている。風に雪も交じり、視界も10メートルない感じである。
しばらく、どうしようかと思ったのですが、先ほどの会話の中の「単独だし」という言葉を思い返し、私もここで撤退決定、撤退場所の記念撮影だけし、残念ながら下山開始、しばらく下りていると、急に風が弱まってきた、しかも4人ぐらいの登山者の方が上がってきている。
空を見ると、少し明るくもなってきているようである。
結局、ここでもう一度、気力を戻して、山頂を目指すことに、また風が強かったら諦めようと思い登り始める。
撤退決定をした場所まで、戻ると先ほどよりは、風は和らいでいる。よし行こう!という事で山頂を目指す。相変わらずガスは濃いが木道がなんとなく見えるので、不安なく登っていける。そして、目前に急に山頂避難小屋が、すぐには小屋に入らず、一応、山頂碑まで行き、写真をとって避難小屋へ、中では先ほど登ってこられた4人の方もおられました。各自、ストーブを出して食事の準備をしている。
こういう時、私のSOTOストーブは豪快な音がするので、少し恥ずかしいのだが、寒くても高くても火力は最高である。昨晩、コンビニで購入したパスタを作っていると、山口から夫婦で登ってこられた方に手作りおむすびをお裾分けしていただく。感謝!
岡山から来た方とも、少しお話したりしながら、
お腹いっぱいになって、コーヒー飲んで、休憩終了、外を見ると相変わらずガスに覆われている。楽しみにしていた稜線の観察は諦め、下山開始。
帰りはどんどん下っていき、無事下山完了。
初めての冬大山、新しい装備もいろいろ試せたし、次回に向け良い経験となりました。
ユートピアコースの方も速く行ってみたいなあ〜
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