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Yamareco

記録ID: 390426
全員に公開
雪山ハイキング
朝日・出羽三山

細野から新春の白鷹山

2014年01月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:43
距離
6.0km
登り
550m
下り
539m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

細野(10:23)−小滝越から尾根に取りつく(10:51)−596mピーク(11:07)−702mピーク(12:09)−白鷹山山頂(14:07−14:27)−細野(16:07)

白鷹山 994m
往路    3時間44分
復路    1時間40分
移動距離 6.0 km
総上昇量 597 m
天候 雪時々曇り
過去天気図(気象庁) 2014年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
暮れに途中敗退した白鷹山に新春最初の山行として登頂した。新たなピンクテープが途中まであってメジャーなルートになりつつある印象を持ったが新雪をいただいた稜線は誰も歩く人はいなく、自分だけのトレースを山頂までつける醍五味を十二分に満喫した。
国道348号から除雪のない車道に入る
2014年01月04日 10:26撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 10:26
国道348号から除雪のない車道に入る
細野かぶと松
2014年01月04日 10:39撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 10:39
細野かぶと松
596mピークを望む
2014年01月04日 11:00撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 11:00
596mピークを望む
702mピークの稜線に到着
2014年01月04日 11:58撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 11:58
702mピークの稜線に到着
杉の銘木
2014年01月04日 12:18撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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杉の銘木
倒木
2014年01月04日 13:36撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 13:36
倒木
頂上間近、雪庇ある場所は雪は締まっている
2014年01月04日 13:57撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 13:57
頂上間近、雪庇ある場所は雪は締まっている
トイレ
2014年01月04日 14:04撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 14:04
トイレ
福満大虚空蔵尊
2014年01月04日 14:05撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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福満大虚空蔵尊
小屋内にも雪があった
2014年01月04日 14:21撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小屋内にも雪があった
青空がのぞく
2014年01月04日 14:59撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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青空がのぞく
目新しいピンクテープ(一番山頂側)
2014年01月04日 15:25撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1/4 15:25
目新しいピンクテープ(一番山頂側)
雪の森が綺麗に見えた
2014年01月04日 15:45撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 15:45
雪の森が綺麗に見えた
かぶと松に戻る
2014年01月04日 15:55撮影 by  E-M1 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1/4 15:55
かぶと松に戻る
撮影機器:

感想

 正月三が日で鈍ったからだは目覚めても思うようにならず、雨まじりの空模様もあって9時まで山に登るか迷う始末だった。頭痛もした。ここで風邪を引いてはならぬ、と思うが寝ていて頭痛が良くなるともわからない。玄関をでると僅かに薄青い空が私を呼んでいるようだった。
 白鷹に入ると雨はみぞれに変わった。雨で雪が重くなるよりはこのまま雪に変わってくれればと祈る。前回と同じ駐車地点からワカンで歩きだすと細雪程度になった。積雪は確実に増えている。ぐずぐずしていたせいでもう10時30分になっていた。蒲生氏のHPで往路に3時間30分かかっているとすると、私のワカンの脚力では14時でも無理だろう。14時30分を折り返しのタイムリミットとした。
 街道を越えて尾根に取りつくと目新しいピンクテープがあった。ほぼ前回に私が歩いたルート上に小まめに枝に結ばれていた。このまま山頂までと願ったが702mピーク前の稜線までで途絶えていた。前回の山頂を過ぎるといよいよ未踏のルートだ。地形図は持ったがコンパスを忘れたのが気がかりだった。
 702mのピークがこの山行のポイントだと思っていた。地形図を見ると前回の山頂地点からは次第に右側が谷となりトラバースとなっている。どこかで左に曲がって702mのピークに向かわなければと思いながら平坦な雪原を歩き出すと、林の切れ間が上方に見えてきて、稜線が見えてきた。そこを目がけて山肌を登った。コンパスで方角が確かめられないのが不安だったが、あえてGPSの軌跡は見なかった。
 予想通りに702mのピークからの稜線に立った。GPSの方位計を見たが進行方向が西を向いていて信用できず仕方なく軌跡を見た。地形図と見比べこれからのルートを確認すると、数歩先の木にマーキングがあった。マーキングは伐採のためもあるので、あまりあてにはせずに稜線を歩くと、今度は年期の入った赤布を見つけた。
 登り坂は雪で覆われているが凹状に蛇行しているようで、夏路があるのかもしれないと思った。しばらくは赤布を目標にラッセルを続けるが、膝上までになると雪の沈みも強くなり膝で雪を固めてから登るようになってからは、両手のストックも投げ出して四つん這いで歩きたくなった。
 13時を過ぎると登頂できるか焦ってきた。GPSの高度計を出してみるとあと150m以上はありそうだ。しかし、右側の尾根が見えてきた。その奥に山頂が見える。休むともう登れなくなりそうな気がして雪をかき分ける。なるべく締まった所をストックで探しながら。
 だんだん傾斜が緩くなってくるのがわかる。山頂近くは雪庇が階段状になって風に飛ばされた雪面は深みもなく歩き易くなっていた。林の先に建物が見えて来た。社のようなバイオトイレだった。その奥が山小屋で庇の向こうに虚空蔵尊が見えた。焦げ臭い。小屋で火を焚いているのかと戸を空けたが誰もいなかった。
 囲炉裏を囲む長椅子に座ったあとが僅かに見えた。煙突から吹き下ろす雪で土間は白くなっていた。暖かいものを食べて帰りの準備をした。自分の座ったあとに残る雪を竹ぼうきで掃いて小屋を後にした。
 いつもなら三角点に手で挨拶するのだけれど、雪を被った山頂のどこに三角点は隠れているのだろうか。平らな雪原が続くだけで諦めた。下りは大股で一気に高度を下げる。尾根の真ん中にある杉の木を避けようとして根っこか自分のワカンにつまずいて大きく右前方に倒れた。崖がなくてよかった。足も疲れたと見えてストックを松葉杖のようにしてもらった。駐車地点に着くと隣の家から女性が出て来た。すっといなくなった。

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コメント

新年初登頂おめでとうございます。
今日の天気予報は午前中晴れの次第に崩れるかんじでしたね。
悩みどこだったでしょう。
誰の足跡も無いルートにトレースを付ける楽しみ良く分かります。
初登山が良い登山に成って良かったですね。

自分はせっかく登録したのだからと去年の山記録を書いていました。整理が下手なのと欲張りすぎて挫折しそうになりながらヤット書き終えて、さて休みはあと1日天気は今一でどうしたものかです。

今日に続いて良い山行が出来ると良いですね。
2014/1/5 0:31
yuufunさん、今年もよろしくお願いします
 天気は最後までパッとしませんでした。
GPSの高度計をみて登ることが多いですが、夏だと調子が良ければ100mを15分くらい。ラッセルならば30分かと思っていましたが、約600mを3時間45分でした。これでも頑張ったつもりですが。帰りに左の股関節の内側が少し痛みました。百目鬼温泉入ったら良くなりました。
今年もよろしくお願い申し上げます。
2014/1/5 14:02
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