雪に深く埋もれた岩間一里野線のゲートから歩き出す。本当はもう2時間くらい早く出発する予定だったのだが,途中休憩したSAで寝入ってしまい,6時スタートに。
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雪に深く埋もれた岩間一里野線のゲートから歩き出す。本当はもう2時間くらい早く出発する予定だったのだが,途中休憩したSAで寝入ってしまい,6時スタートに。
岩間一里野線は何か所か急な雪の片斜面があり,通過に気を遣う。(前日に一里野スキー場からしかり場周回で滑降された方がいらっしゃったらしく,スキーの下りトレースがあった。)
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岩間一里野線は何か所か急な雪の片斜面があり,通過に気を遣う。(前日に一里野スキー場からしかり場周回で滑降された方がいらっしゃったらしく,スキーの下りトレースがあった。)
藪も全て埋まってどこでも歩ける状態の加賀禅定道を登っていく。
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藪も全て埋まってどこでも歩ける状態の加賀禅定道を登っていく。
スノーシューの沈み込みはスネ程度。もっとラッセルがあるかと思っていたので,助かった。
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スノーシューの沈み込みはスネ程度。もっとラッセルがあるかと思っていたので,助かった。
かなり登ってきたところでやっと晴れてきた。純白のレース織りのような霧氷が美しい。
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かなり登ってきたところでやっと晴れてきた。純白のレース織りのような霧氷が美しい。
檜新宮にお参り。12月に来た時と比べて,かなり雪に埋もれている。
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檜新宮にお参り。12月に来た時と比べて,かなり雪に埋もれている。
そして稜線に出ると…この眺め!
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そして稜線に出ると…この眺め!
まぶしいほどに光り輝く四塚山から七倉山の峰々。今日はあそこを越えていく。
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まぶしいほどに光り輝く四塚山から七倉山の峰々。今日はあそこを越えていく。
檜新宮〜しかり場の区間は,積雪が中途半端な時期は藪が濃くて苦労するが,もう何の気兼ねもなく稜線伝いに闊歩できる。
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檜新宮〜しかり場の区間は,積雪が中途半端な時期は藪が濃くて苦労するが,もう何の気兼ねもなく稜線伝いに闊歩できる。
霧氷回廊を進む。
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霧氷回廊を進む。
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美しい。
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美しい。
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しかり場手前から,加賀禅定道の重畳たる白い稜線を眺める。
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しかり場手前から,加賀禅定道の重畳たる白い稜線を眺める。
東側にかなり雪庇が出ている。気を付けないと。
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東側にかなり雪庇が出ている。気を付けないと。
しかり場付近。ここまではスキーの滑降トレースがあったが,ここからはノートレースとなった。
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しかり場付近。ここまではスキーの滑降トレースがあったが,ここからはノートレースとなった。
まずは口長倉山へ。
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まずは口長倉山へ。
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ところどころかなり急な登りとなっており,這い上がるのに苦労した箇所もあった。
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ところどころかなり急な登りとなっており,這い上がるのに苦労した箇所もあった。
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雪庇を避けながら急登を登っていく。(足跡はうさぎさんです。)
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雪庇を避けながら急登を登っていく。(足跡はうさぎさんです。)
口長倉山の穏やかな山頂に乗った。
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口長倉山の穏やかな山頂に乗った。
たおやかな天上廊下が続く。
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たおやかな天上廊下が続く。
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日本海もよく見える。
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日本海もよく見える。
青空を背景に咲き誇る霧氷の花々を眺めながら行く。
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青空を背景に咲き誇る霧氷の花々を眺めながら行く。
行く手の稜線がまぶしい。
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行く手の稜線がまぶしい。
あと一つコルをまたいだら奥長倉避難小屋だが…あれ? おかしいな,小屋が見えないような…。
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あと一つコルをまたいだら奥長倉避難小屋だが…あれ? おかしいな,小屋が見えないような…。
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四塚山と清浄ヶ原。
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四塚山と清浄ヶ原。
奥長倉避難小屋への最後の登り。うーん,やっぱり小屋があるはずの場所に小屋が見えないような…。
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奥長倉避難小屋への最後の登り。うーん,やっぱり小屋があるはずの場所に小屋が見えないような…。
小屋に到着して理由が分かった。まさかもうこんなに埋まっているなんて…。12月に来たときは除雪すれば下の通常の入り口からも入れたので,1か月も経たずに5〜6mは埋まったわけだ。
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小屋に到着して理由が分かった。まさかもうこんなに埋まっているなんて…。12月に来たときは除雪すれば下の通常の入り口からも入れたので,1か月も経たずに5〜6mは埋まったわけだ。
ちょうど冬季入り口のところまで埋まっているので,逆に入りやすい状態。中には入らず外で休憩していると,地元の登山者の方が登って来られ,百四丈滝を見に行かれるということで,そこまでは一緒に登らせていただくことになった。
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ちょうど冬季入り口のところまで埋まっているので,逆に入りやすい状態。中には入らず外で休憩していると,地元の登山者の方が登って来られ,百四丈滝を見に行かれるということで,そこまでは一緒に登らせていただくことになった。
美女坂に取りつく。
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美女坂に取りつく。
美女坂は藪もほとんど埋まって積雪で尾根が広くなっており,登りやすくなっている。
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美女坂は藪もほとんど埋まって積雪で尾根が広くなっており,登りやすくなっている。
しかし,やはり急登は急登で,ところどころ踏み抜きもあるため,やはり息が上がる。今日は雪が柔らかかったため,スノーシューのまま登れるのはありがたい。
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しかし,やはり急登は急登で,ところどころ踏み抜きもあるため,やはり息が上がる。今日は雪が柔らかかったため,スノーシューのまま登れるのはありがたい。
雪庇注意。
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雪庇注意。
急登を越え,美女坂の頭に立った。
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急登を越え,美女坂の頭に立った。
そして行く手は…一面の銀世界。12月にはまだあれだけ林立していたオオシラビソの森も,ほぼ一本残らず雪の下になってしまっている。
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そして行く手は…一面の銀世界。12月にはまだあれだけ林立していたオオシラビソの森も,ほぼ一本残らず雪の下になってしまっている。
雪の台地に一筋のトレースを記していく。
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雪の台地に一筋のトレースを記していく。
そして百四丈滝。氷の滝壺もかなり成長していた。高さ10m位だろうか。12月に見た時はせいぜい数メートルくらいだったので,年末年始の連日の吹雪の中で成長したのだろう。
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そして百四丈滝。氷の滝壺もかなり成長していた。高さ10m位だろうか。12月に見た時はせいぜい数メートルくらいだったので,年末年始の連日の吹雪の中で成長したのだろう。
百四丈滝の上に広がる美しい清浄ヶ原の眺め。奥長倉避難小屋から同行させていただいた登山者の方は,ここから下山されるとのことで,ここで別れた。一番の急登区間を一緒に登らせていただいて,元気をいただいた。ありがとうございました。
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百四丈滝の上に広がる美しい清浄ヶ原の眺め。奥長倉避難小屋から同行させていただいた登山者の方は,ここから下山されるとのことで,ここで別れた。一番の急登区間を一緒に登らせていただいて,元気をいただいた。ありがとうございました。
いざ四塚山へ。
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いざ四塚山へ。
青空の下,天池に向かって穏やかな尾根を登る。
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青空の下,天池に向かって穏やかな尾根を登る。
この高度になると,硬くクラストした雪面に新雪が少し載っているくらいで,ほとんど沈み込まず,楽に歩けるようになった。
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この高度になると,硬くクラストした雪面に新雪が少し載っているくらいで,ほとんど沈み込まず,楽に歩けるようになった。
天池付近。青と白しかない,抽象画の世界。
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天池付近。青と白しかない,抽象画の世界。
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油池手前のP2158は夏道と同じく適当にトラバース。(ただし,雪庇崩壊や雪崩の恐れもあるため,本来は稜線伝いに登ったほうが安全なような気がする。)
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油池手前のP2158は夏道と同じく適当にトラバース。(ただし,雪庇崩壊や雪崩の恐れもあるため,本来は稜線伝いに登ったほうが安全なような気がする。)
トラバースしながら行く手の四塚山を眺める。
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トラバースしながら行く手の四塚山を眺める。
左手に美しい清浄ヶ原を眺めながら。12月に楽々新道から登った時は,あの真ん中をトラバースしたんだなぁ。
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左手に美しい清浄ヶ原を眺めながら。12月に楽々新道から登った時は,あの真ん中をトラバースしたんだなぁ。
丸石谷源頭も深々と雪に埋もれている。
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丸石谷源頭も深々と雪に埋もれている。
油池付近。天上へと続く白亜の階段のような,行く手の稜線。
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油池付近。天上へと続く白亜の階段のような,行く手の稜線。
この四塚山の登りから本格的に風が強まり始め,地吹雪のようになった。どんなに晴れていても,この時期のこの高度ではほとんど常に強風が吹いているようだ。頬に痛い氷雪の破片を受けながら,強風に耐えつつ登っていく。
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この四塚山の登りから本格的に風が強まり始め,地吹雪のようになった。どんなに晴れていても,この時期のこの高度ではほとんど常に強風が吹いているようだ。頬に痛い氷雪の破片を受けながら,強風に耐えつつ登っていく。
四塚山の登りは結構急で,思った以上に長く感じる。どこまで歩いてもひたすら真っ白なので,なおさらだ。
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四塚山の登りは結構急で,思った以上に長く感じる。どこまで歩いてもひたすら真っ白なので,なおさらだ。
やっと四塚山を越えた。なお,ここから日が陰ってしまったため,写真掲載は控えます(本来,夕暮れまで行動を続けるのは褒められたものではないと思うので…)。強風の中,大汝峰を越え,時間切れのため御前峰は登らず室堂に直行し,冬季小屋に入った。
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やっと四塚山を越えた。なお,ここから日が陰ってしまったため,写真掲載は控えます(本来,夕暮れまで行動を続けるのは褒められたものではないと思うので…)。強風の中,大汝峰を越え,時間切れのため御前峰は登らず室堂に直行し,冬季小屋に入った。
翌日,事前に見た天気予報よりも気象条件が悪化しており,室堂周辺はひどい吹雪で,すぐそこにあるはずの隣の建物が見えないくらいの完全なホワイトアウト。本来は御前峰に登って加賀禅定道を戻る予定だったが,即刻中止して砂防新道から市ノ瀬にエスケープ下山を決定。ホワイトアウト下での弥陀ヶ原横断とエコーラインからのショートカットはかなり苦労したが,なんとか安全圏の甚之助避難小屋にたどり着いた。(写真は甚之助避難小屋。室堂周辺は完全に真っ白だったため,写真ありません。)
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翌日,事前に見た天気予報よりも気象条件が悪化しており,室堂周辺はひどい吹雪で,すぐそこにあるはずの隣の建物が見えないくらいの完全なホワイトアウト。本来は御前峰に登って加賀禅定道を戻る予定だったが,即刻中止して砂防新道から市ノ瀬にエスケープ下山を決定。ホワイトアウト下での弥陀ヶ原横断とエコーラインからのショートカットはかなり苦労したが,なんとか安全圏の甚之助避難小屋にたどり着いた。(写真は甚之助避難小屋。室堂周辺は完全に真っ白だったため,写真ありません。)
甚之助避難小屋から下は何とか視界もあり,問題なく下っていける。砂防新道は下り一方なので,速い速い…。
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甚之助避難小屋から下は何とか視界もあり,問題なく下っていける。砂防新道は下り一方なので,速い速い…。
かまぼこみたいになった中飯場を通過。
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かまぼこみたいになった中飯場を通過。
あっという間に別当出合いの吊橋まで降りてきた。思ったより橋上に雪は積もっておらず,簡単に渡れそうでほっとした。
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あっという間に別当出合いの吊橋まで降りてきた。思ったより橋上に雪は積もっておらず,簡単に渡れそうでほっとした。
さて,吊橋を渡りましょうかね…と思って下の河原を見ると,河原の大半が雪で埋まっており,無理なく渡渉できそうだったので,河原に降りて渡渉した。スノーシューを脱がずに簡単に渡れました。
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さて,吊橋を渡りましょうかね…と思って下の河原を見ると,河原の大半が雪で埋まっており,無理なく渡渉できそうだったので,河原に降りて渡渉した。スノーシューを脱がずに簡単に渡れました。
別当出合着。
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別当出合着。
雪に深々と埋もれた別当出合の休憩所。
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雪に深々と埋もれた別当出合の休憩所。
2m近い積雪に埋もれた車道を延々と歩いて,市ノ瀬に着。ビジターセンターの軒下まで積雪が迫っている。
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2m近い積雪に埋もれた車道を延々と歩いて,市ノ瀬に着。ビジターセンターの軒下まで積雪が迫っている。
そして市ノ瀬からも雪の白山公園線を延々とスノーシュー歩行。沈み込みは終始足首くらいで大したことなく,助かりました。
(写真に写っているスキートレースは,途中でお会いしたgan1229様のもの。天気が悪いので,別当出合まで行かれて戻って来られたとのこと。まさか人にお会いできると思っていなかったので,本当に元気をいただきました。ありがとうございました!)
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そして市ノ瀬からも雪の白山公園線を延々とスノーシュー歩行。沈み込みは終始足首くらいで大したことなく,助かりました。
(写真に写っているスキートレースは,途中でお会いしたgan1229様のもの。天気が悪いので,別当出合まで行かれて戻って来られたとのこと。まさか人にお会いできると思っていなかったので,本当に元気をいただきました。ありがとうございました!)
雪を戴いた百万貫の岩。普段,車や自転車でしか通らない道を,雪道として歩くのはなかなか趣がある。
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雪を戴いた百万貫の岩。普段,車や自転車でしか通らない道を,雪道として歩くのはなかなか趣がある。
別当出合から約5時間の歩行で,風嵐ゲートに着。
ここでザックを白峰にデポし,一里野まで車を取りに行くべく国道を歩き出したが,途中で地元の方に呼び止められ,何と一里野まで車に乗せていただきました。暖かい御心に頭が上がりません…。誠にありがとうございました。
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別当出合から約5時間の歩行で,風嵐ゲートに着。
ここでザックを白峰にデポし,一里野まで車を取りに行くべく国道を歩き出したが,途中で地元の方に呼び止められ,何と一里野まで車に乗せていただきました。暖かい御心に頭が上がりません…。誠にありがとうございました。
ザックは60lくらいですか?
ザックは70lです。小屋なので本来はこんなに必要ないんですが、でかいのはこの大きさしか持ってないという😅
翌日は思った以上に天候が悪化してしまい少し苦労しましたが、お陰さまで歩き通せました。やはり2000m以上の標高での荒れ方は凄まじいですね。
fukudanoさんも無事下山されたようで良かったです。お疲れ様でした!
こちらの方と今日お会いしました(笑)
ぜひよろしくお伝えください!(もう遅いか笑)
加賀禅定道で雪洞泊、豪華ですね〜。百四丈滝もかなり成長してますね。最近は週末忙しくてなかなか遠出ができず、白山うらやましいです…。
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