白山北縦走路
- GPS
- 25:23
- 距離
- 43.1km
- 登り
- 3,621m
- 下り
- 3,623m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 7:27
- 山行
- 11:31
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 12:18
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
中宮道は草払いされておらず、所々膝丈のブッシュに覆われている。 加賀禅定道の「美女坂」はとんでもない急下降。下りは要注意だが、登りでも相当手を焼きそう。 白山一里野温泉スキー場山頂駅からの下り、送電線巡視路は藪漕ぎ。途中のジャンクションでは枝尾根へ迷い込まないよう要注意。 |
その他周辺情報 | これといった施設なし。道の駅『瀬女』まで戻る必要。 |
写真
感想
GW の白山南縦走路から下山してきた後、(車で)偵察に来ていた白山北面。オーバーワークで体調が今一つ優れなかったが、この週末を逃しては雪山になってしまう恐れがあったので、ままよと入山。
ルートは中宮道 〜 御前峰 〜 加賀禅定道 なので、タイトルの「白山北縦走路」は正しくない。まぁその辺りは、中宮道の一部が北縦走路と重複しているので良しとする(ワイ的には GW の「白山南縦走路」との対比で命名
1日目、中宮道 〜 ゴマ平避難小屋まで。
入山時に計測すると、荷は 21.9kg。準冬山装備だった他、水 8リットルを担いでいたからだが…。
ルートは気持ちの良い尾根歩き…という訳には行かず、所々で膝丈のブッシュを掻き分けてゆく状態。それでも(後続登山者の熊鈴に追い立てられながら)順調に高度を上げてゴマ平避難小屋着。
2日目、ゴマ平避難小屋 〜 御前峰 〜 大汝峰 〜 奥長倉避難小屋まで。
ゴマ平避難小屋を未明に出発。相変わらず膝丈のブッシュを掻き分けて進む状態。しかもブッシュは夜露でびしゃびしゃ。勢い膝から下はびしょびしょになってしまう。道中、オーバーパンツを履くも、遅きに失して靴の中までぐっしょり…(我ながら間抜け
地獄覗を過ぎた辺りから、ようやく高山帯という雰囲気になってきてブッシュに悩まされることもなくなるが、程なく白山深奥部への急登に差し掛かる。岩が重なるガラガラのカール状谷を登るのかと思いきや、登山道は植生のしっかりした尾根へ取り付いていた。もっとも、それでも急登で、喘ぎ々々なんとか白山深奥部へ。
既に大分とヘバッていたが、御前峰(観光客風登山者で大混雑…)と大汝峰を経由して加賀禅定道へ。日が傾いてゆく中、延々と続く道を歩きに歩いて、道中に美女坂の急斜面を下り(美女も何もとんだ性悪女)、日の沈む直前に奥長倉避難小屋へ到着。満員なのではと心配していたが、先客が一人いらっしゃるだけだった。
程なく、後続でもうお一人(前日にゴマ平避難小屋でご一緒していた方)到着するが、道中追い越していたもうお一人が中々到着しない。その方は大分と疲れているようだったし、とっぷり日が沈んで周囲は暗くなり一同気を揉むが、先着されていた方が探しに出てくださり連れ立って帰着される。大事無くてよかった。
3日目、ゴマ平避難小屋 〜 白山一里野温泉スキー場山頂駅 〜 送電線巡視路で下山。
朝の光の中、気持ちの良い尾根歩き。中宮道と違い、しっかりと草払いされている。楽勝で下山か…と思われたのだが、送電線巡視路で苦戦。まず入口がススキ原に覆われて分からない。腰溜めで突っ込んで何とか踏跡を見つけるも、そこからもブッシュと格闘しながら。幸い踏跡は比較的明瞭だったのだが、途中ジャンクション部で不明瞭に。危うく枝尾根に入りそうになるも、どうにか無事下山。後はひたすら車道歩きで、中宮道登山口の駐車場所まで。
下山時に計測すると、荷は 12.7kg。水は 8リットル中 7リットル消費。全日程 3日間ともに好天に恵まれ、全く未知の領域であった白山北面を探索できて大満足。
結局、入山前に今一つだった体調も、下山してきたらすっかり回復。山の神様がパワーを与えてくれたのかもしれない。
https://x.com/koshoku/status/1846030307377795485
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